上関原発とチェルノブイリ避難地域--追加
2012-07-17
この前、重ね合わせ図を作図したついでに、色々といじっていたのですが、上関原発、かなりすごい位置にあるのではないかと思えてきました。ということで、図を2枚、追加しておきます。
この角度では、ウクライナ基準「移住義務ゾーン」の大部分は海の上となります。しかし、広島市と松山市、両方に移住義務ゾーンがかかっています。
さらに風向きが変わると・・・ ↓
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山口県上関原発(計画中)
上関原発(計画中)、福島級事故でウクライナなら
2012-07-15
日本の原発事故避難地域指定、とても限定的で、住民の健康をどこまで守れるのか不安があります。チェルノブイリ事故の際のウクライナの避難基準を福島原発事故に当てはめてみたのが→ こちらの図 ですが、ならば現在計画中の上関原発だったらどうなるのでしょうか。重ね合わせ図を作成してみました。
山口市に移住義務ゾーンがかかると共に、山口県・中国地方だけでなく、九州も広範に移住権利ゾーンとなるところがあります。
・汚染状況は、群馬大学早川教授作成の「放射能汚染地図(五訂版)」(Adobe Illustrator CS1版)から、汚染状況のレイヤーを抜き出し、着色しなおしたものです。早川先生と協力者の皆様、貴重な図の公表、ありがとうございます。ウクライナ基準とどう対応させたかについては→ こちら
・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。
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山口県上関原発(計画中)
上関原発、どうなるのか?
2012-07-07
明日は鹿児島県知事選の投票日です。選挙期間中、ネットで特定候補を応援したら選挙違反、というネット後進国ですので、とりあえず参考資料へのリンク。で、本日は薩摩じゃなくて長州(山口県)の地図、追加掲載しておきます。今回の選挙では、ある意味、福島原発事故の責任者の一人とも言える人間が立候補予定とのことです。
まずは、福島原発事故によって放出された放射性セシウムによる汚染状況を上関原発(計画中)の地図に重ねてみます。

上図はKenmapで作成した白地図に、群馬大学早川教授作成の「放射能汚染地図(五訂版)」(Adobe Illustrator CS1版)から、汚染状況のレイヤーを抜き出し、裏返し、回転し、重ねてみたものです。福島では奥羽山脈の影響で汚染域が曲がりました。しかし、ダイレクトに風が吹いた場合は、前回のようになります。
下図は同じくKenmapで作成した白地図に、福島原発事故の避難区域を重ねてみたものです。
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山口県上関原発(計画中)
まだ諦めていません、上関原発の建設/中国電力
2012-07-05
ちょっと前の話になりますが、中国電力は6月27日の株主総会で、上関原発建設計画を依然として推進する意向を表明しました。
(朝日新聞6月28日西部本社版朝刊)
ということで、上関原発(計画中)が福島級事故を起こした場合を想定した、重ね合わせ図です。山口市方向へ風が吹いた場合を考えています。図はクリックすると拡大します。

以下はお決まりの、図の説明です。
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山口県上関原発(計画中)
上関町長選の結果が出ました: “過疎地のエゴ”
2011-09-26
上関町長選挙、原発推進派が3選を果たしました。1868票 対 905票と、ダブルスコア以上の開きです。上関町にはもう原発関連住民しかいないんじゃないか、と思ってしまいます。脱原発論議では、“都市が過疎地に原発を押し付けている”という論調が繰り返し語られますが、なんかこの結果を見ていると、この1868人のために、周りの百万人以上の人間が危険に曝されるわけで、思わず、過疎地のエゴじゃないか、と思ってしまいます。まあ、原発利権を求めて過疎地に押しかけた連中のエゴかもしれませんが。
そもそも“都市”といっても、電力会社や官僚が儲かるだけで、実際のところ原子力発電されたら、多くの都市住民は損をするだけです。
ともかく、“町”なんていう狭い行政区域だけ取り上げて「地元」っていうの、ホントにやめてもらえないかな、と思います。
で、まだ建設されていませんけど、もしも上関原発が福島級事故を起こしたら、という、いつもの、想定ハザードマップです。今回は3枚です。
まずは100万都市、北九州市に放射能汚染地域が広がった場合。

次は周防灘、大分市方向に放射性物質汚染が広がった場合。「関サバ」「関アジ」も「城下カレイ」も食べられなくなります。

最後は対岸、松山市、そして中国地方内陸部方向に核汚染が広がった場合。

[地図についてのお断り]
・福島原発事故の「放射能の広がり」は、http://kipuka.blog70.fc2.com/からダウンロードさせていただきました(四訂版・電子国土版: リンク先はhttp://gunma.zamurai.jp/pub/2011/0911dkokudo06.jpgでした)。「放射能の広がり」に関する凡例もその図からのコピペです。早川由紀夫先生、ならびに協力者の皆様、貴重な図の作成、ありがとうございます。
・中国・九州・四国地方の地図はKenmapによって作成させていただきました(http://www5b.biglobe.ne.jp/t-kamada/CBuilder/kenmap.htm)。T. Kamada様、ありがとうございます。
・具体的作業は、Kenmapで中国・九州・四国地方の地図を作成するとともに、上関原発(計画中)の位置(今回は地図からピックアップしました、北緯33度47分34秒、東経132度1分58秒)を中心とする距離円(20, 50, 100, 200km)も作成。これに、早川先生の放射能汚染マップをフォトレタッチソフトで、距離円が重なるようにサイズ調整し、角度を変え、重ねました。これだけの操作ですので、数ドットの誤差はご容赦のほどを。もともと距離円はそれほど正確なものではありません。本図はあくまでめやすとしてご覧ください。
・以上のように、簡単な作業を行っただけですので、ブログで使いたい等、非営利目的の場合、私の方で著作権がどうのと主張する予定はございません。つまり、上の図はご自由にお使いください。ただし目分量で距離円を重ねるといういい加減な作図であるということは頭においてご利用ください。また、福島放射能汚染地図を作成なされた早川先生のクレジットを入れる等のご配慮もお願い申し上げます。なお、営利目的の場合は、簡単な作業ですので、私の図よりも、ご自身で図の作成を行われたほうが、よりきれいで正確な図が簡単に作成できると思います。
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山口県上関原発(計画中)