fc2ブログ
お薦め記事

【Cs137の降下】東京(3)柏崎刈羽原発 その2 & NHK言論統制

2014-01-30
 アベ化NHK、原発論議を封殺処分です。

 「NHK、脱原発テーマに難色=大学教授がラジオ番組降板」(時事通信HP 1月30日)

 東洋大・中北徹教授、「原発の稼働コストが上昇し、石炭や石油による発電コストと差が縮小しているほか、事故の発生確率を減らしても、1件当たりの損害額が巨額になる点を経済学者の観点から話す」予定だったそうです。
 当方のブログで論じてきたことと同じようなことを話される予定だったようです(当然、当ブログの方が、一段階、キツ目に表現していますが)。コストの話→「原発再稼動より、普通の火力発電新設の方がよほど安い現実」、損害額の話→「それでも原発再稼動は推進される!!」。
 ちゃんとあたるべき数字にあたれば、誰がやってもこうなる、当然の話で、それを「話すな」とは、NHKのアベ化度も、相当なものです。
 この件については当ブログで書かなくてもいろいろと書かれていますので、以下、リンクだけ。

 「NHK、都知事選中の脱原発論に待った 大学教授が降板」(朝日新聞HP 1月30日)
 「NHK、脱原発論に難色 『都知事選中はやめて』」(東京新聞HP 1月30日)
 「視点・論点『電力料金 引き上げの前に改革を』東洋大学教授・中北徹」(NHKホームページ 2012年3月21日)

 一番下のはいつまで削除されずに掲載されているのでしょうかね??

 さて、本題です。
 福島原発の際、季節風の関係で、放射性物質の多くは太平洋方向に飛ばされていると考えられます。しかしリアルタイムで船を出して降下物質の観測をするなんてことはできようはずもなく(被曝の危険もあるし)、データとして上がってこないので、(事故後測定された)陸地に降った放射性物質の状況から福島原発事故の影響を考えがちです。
 しかし、他の原発で事故が起きた場合、風向き次第では、福島では“海に去った”状況が陸地で再現されることだってあり得ます。
 そこで、福島事故の洋上シミュレーションを、他の原発に重ねる、重ねあわせ図を作成してみます。セシウム137に関するシミュレーションの重ね合わせです。原図などはこちらです。なお、原図と現在の状況を見比べてみると、オレンジの領域はほぼ帰還困難区域となり、黄色の領域は半分程度、居住制限区域となると考えられます。
 と、いうことで、前回、「東京はどんな危険に曝されているのか」の2回めとして、柏崎刈羽原発について作図してみまましたが、東京について言えば、実は海側の状況よりも、陸側の状況が再現さたほうが危険です。今回の図は、福島事故のシミュレーション図を柏崎刈羽原発に移動し、145度ほど回転して重ねてみたものです。前回の図では前橋まで5万~10万MBq/km~2汚染される黄色の領域が来ていましたが、東京について言えば、1万~2万5千MBq/km~2汚染される緑の領域の中ほどでした。しかし今回図のように、福島事故での陸側の状況が再現されると、埼玉県との都県境まで、2万5千~5万MBq/km~2汚染される黄緑の領域が来ます。汚染の度合いは前回より高くなり、いっそう安心などと言っていられる状況ではなくなりますが、ま、政府は「大丈夫」と言うでしょう。

Cs東京柏崎刈羽145




・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


スポンサーサイト



【Cs137の降下】東京(2)柏崎刈羽原発

2014-01-25
 福島原発の際、季節風の関係で、放射性物質の多くは太平洋方向に飛ばされていると考えられます。しかしリアルタイムで船を出して降下物質の観測をするなんてことはできようはずもなく(被曝の危険もあるし)、データとして上がってこないので、(事故後測定された)陸地に降った放射性物質の状況から福島原発事故の影響を考えがちです。
 しかし、他の原発で事故が起きた場合、風向き次第では、福島では“海に去った”状況が陸地で再現されることだってあり得ます。
 そこで、福島事故の洋上シミュレーションを、他の原発に重ねる、重ねあわせ図を作成してみます。セシウム137に関するシミュレーションの重ね合わせです。原図などはこちらです。なお、原図と現在の状況を見比べてみると、オレンジの領域はほぼ帰還困難区域となり、黄色の領域は半分程度、居住制限区域となると考えられます。
 今回は「東京はどんな危険に曝されているのか」の2回めです。まわりの原発について作図してみます。福島事故のシミュレーション図を柏崎刈羽原発に移動し、反時計回りに10度ほど回転して重ねてみました。関東地方が広範に汚染されるものの、5万MBq/km^2以上セシウム137が降って来る黄色の領域は前橋市どまり。東京は1万~2万5千MBq/km^2の範囲となりました。もちろんこの数値は安心などと言っていられるものではありませんが、政府は「大丈夫」と言うでしょう。

Cs東京柏崎刈羽-10



・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


【放射性ヨウ素131の拡散】柏崎刈羽原発だったら(8)富山市

2013-02-27
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、国会事故調の事故調査を妨害した東京電力の新潟県柏崎刈羽原発です。ここでは、そんな犯罪行為を平然と犯す東京電力の監視をするはずの新潟県原発安全性審議委員会も、原子力ムラの身内で固められています。さらに、そのことに県の担当者も問題を感じていないそうです。それで肝心の原発自体は2007年7月の新潟県中越沖地震でダメージを受けている、という、とんでもない現状です。この原発、ホントに大丈夫なんでしょうか。この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131柏崎刈羽20

 “放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 今回の図は、富山市方向に汚染地帯の帯が最も長く伸びた場合です。富山市はかなりの部分、1万Bq/m^3hr以上汚染される地域となっています。そして、汚染地帯の帯の先端は県境の山岳地帯を越えられれば、石川県にも侵入するようです。このへんでちょっと風向きが違えば、金沢市にも到達するかもしれません。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


【放射性ヨウ素131の拡散】柏崎刈羽原発だったら(7)長野市・諏訪湖

2013-02-25
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、国会事故調の事故調査を妨害した東京電力の新潟県柏崎刈羽原発です。ここでは、そんな犯罪行為を平然と犯す東京電力の監視をするはずの新潟県原発安全性審議委員会も、原子力ムラの身内で固められています。さらに、そのことに県の担当者も問題を感じていないそうです。それで肝心の原発自体は2007年7月の新潟県中越沖地震でダメージを受けている、という、とんでもない現状です。この原発、ホントに大丈夫なんでしょうか。この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131柏崎刈羽0

 “放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 今回の図は、福島事故の図を平行移動してもってきました。長野市から諏訪湖あたり、また飛騨市・高山市の一部、1万Bq/m^3hr以上の汚染という図となっています。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


【放射性ヨウ素131の拡散】柏崎刈羽原発だったら(6)前橋市

2013-02-23
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、国会事故調の事故調査を妨害した東京電力の新潟県柏崎刈羽原発です。ここでは、そんな犯罪行為を平然と犯す東京電力の監視をするはずの新潟県原発安全性審議委員会も、原子力ムラの身内で固められています。さらに、そのことに県の担当者も問題を感じていないそうです。それで肝心の原発自体は2007年7月の新潟県中越沖地震でダメージを受けている、という、とんでもない現状です。この原発、ホントに大丈夫なんでしょうか。この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131柏崎刈羽-45

 “放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 今回の図は、前橋市方向に汚染地帯の帯が最も長く伸びた場合です。前橋市は全域1万Bq/m^3hr以上汚染される地域となっています。この汚染地帯の帯の先端は甲府市のはずれにも到達しています。もっとも、ここは県境の山ですから、汚染は山を越えないかもしれません。なお、他方、ちょっと風向きが違えば、奥多摩町に到達することはありそうです。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


【放射性ヨウ素131の拡散】柏崎刈羽原発だったら(5)さいたま市方向

2013-02-21
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、国会事故調の事故調査を妨害した東京電力の新潟県柏崎刈羽原発です。ここでは、そんな犯罪行為を平然と犯す東京電力の監視をするはずの新潟県原発安全性審議委員会も、原子力ムラの身内で固められています。さらに、そのことに県の担当者も問題を感じていないそうです。それで肝心の原発自体は2007年7月の新潟県中越沖地震でダメージを受けている、という、とんでもない現状です。この原発、ホントに大丈夫なんでしょうか。この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131柏崎刈羽-75

 “放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 今回の図は、さいたま市方向に汚染地帯の帯が最も長く伸びた場合です。1万Bq/m^3hr以上の汚染地域、さすがに、さいたま市までは到達していません。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


【放射性ヨウ素131の拡散】柏崎刈羽原発だったら(4)宇都宮市

2013-02-19
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、国会事故調の事故調査を妨害した東京電力の新潟県柏崎刈羽原発です。ここでは、そんな犯罪行為を平然と犯す東京電力の監視をするはずの新潟県原発安全性審議委員会も、原子力ムラの身内で固められています。さらに、そのことに県の担当者も問題を感じていないそうです。それで肝心の原発自体は2007年7月の新潟県中越沖地震でダメージを受けている、という、とんでもない現状です。この原発、ホントに大丈夫なんでしょうか。この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131柏崎刈羽-85

 “放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 今回の図は、宇都宮市方向に汚染地帯の帯が最も長く伸びた場合です。宇都宮市は全域1万Bq/m^3hr以上汚染される地域となっています。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


【放射性ヨウ素131の拡散】柏崎刈羽原発だったら(3)福島市

2013-02-16
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、国会事故調の事故調査を妨害した東京電力の新潟県柏崎刈羽原発です。ここでは、そんな犯罪行為を平然と犯す東京電力の監視をするはずの新潟県原発安全性審議委員会も、原子力ムラの身内で固められています。さらに、そのことに県の担当者も問題を感じていないそうです。それで肝心の原発自体は2007年7月の新潟県中越沖地震でダメージを受けている、という、とんでもない現状です。この原発、ホントに大丈夫なんでしょうか。この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131柏崎刈羽-145

 “放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 今回の図は、福島市方向に汚染地帯の帯が最も長く伸びた場合です。福島市内で1万Bq/m^3hr以上汚染される地域が発生しています。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


【放射性ヨウ素131の拡散】柏崎刈羽原発だったら(2)山形市

2013-02-14
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、国会事故調の事故調査を妨害した東京電力の新潟県柏崎刈羽原発です。ここでは、そんな犯罪行為を平然と犯す東京電力の監視をするはずの新潟県原発安全性審議委員会も、原子力ムラの身内で固められています。さらに、そのことに県の担当者も問題を感じていないそうです。それで肝心の原発自体は2007年7月の新潟県中越沖地震でダメージを受けている、という、とんでもない現状です。この原発、ホントに大丈夫なんでしょうか。この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131柏崎刈羽-165

 “放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 今回の図は、山形市方向に汚染地帯の帯が最も長く伸びた場合です。山形市内で1万Bq/m^3hr以上汚染される地域が発生しています。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


【放射性ヨウ素131の拡散】柏崎刈羽原発だったら(1)新潟・長野

2013-02-12
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、国会事故調の事故調査を妨害した東京電力の新潟県柏崎刈羽原発です。ここでは、そんな犯罪行為を平然と犯す東京電力の監視をするはずの新潟県原発安全性審議委員会も、原子力ムラの身内で固められています。さらに、そのことに県の担当者も問題を感じていないそうです。それで肝心の原発自体は2007年7月の新潟県中越沖地震でダメージを受けている、という、とんでもない現状です。この原発、ホントに大丈夫なんでしょうか。この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131柏崎刈羽-150

 “放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 今回の図は、新潟市方向に風が吹いた場合です。新潟市で10万Bq/m^3hr以上汚染される図となっています。反対側の長野市も同じく、10万Bq/m^3hr以上汚染されている場所があります。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


<< topページへこのページの先頭へ >> 次のページへ >>