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東電、毎日80億ベクレル放出している、ことを明言!! (ホントは220億ベクレルか)

2014-08-26
 昨日の東電の記者会見、これは・・・、youtubeで見る(聴く)か、



 「みんな楽しくHappy♡がいい♪」ブログさんが克明に筆起こしなさっていますので、それを見るしかありません。must see です。

 フリージャーナリスト木野氏の、現在フクイチ護岸部から、どのくらいの放射性物質が流出しているかという質問に答えて、白井功・東電原子力立地本部長の回答です↓

 「今年になりますけれども、ストロンチウム90が50億ベクレル。で、セシウム137が20億ベクレル。・・・略・・・、一日あたりになります、・・・略・・・、トリチウムにつきましては10億ベクレルというところになります。

 福島第一からの放射性物質、現在の、毎日の放出量です。過去の放出量ではありません。合計80億ベクレル、よくも放出しているものです。
 というか、この質問と回答が出てきたのは、 「福島県漁連組合長会議説明資料」の中の次の図をめぐってのことです。

放射性物質流出量
(東京電力「福島県漁連組合長会議説明資料」7ページ)

 東電が、“緊急対策による効果が出て、放射性物質の放出量、昨年より今年はグッと減ったし、更に今後、海側に遮水壁を設け、閉鎖すれば(図の「閉合後」)、ストロンチウムとセシウムで1/40、トリチウムで1/15となることが見込まれる”と、胸を張って発言したのに対して、“で、今、どれだけ出てるの??”と、質問されたことへの回答です。
 図と発言を見比べていくと、ストロンチウムとセシウムは確かにグラフの紫の棒「今年」の数字を説明しているようですが、トリチウムは、閉合後(クリーム色の棒)の数字を言っているように見えます・・・発言が混乱してるんじゃないか、東電!! じゃなくて、いったいどれだけ垂れ流してるんだ!! (80億ベクレルでもとんでもない数字ですが、トリチウムをグラフに従って150億ベクレルと補正すれは、合計は毎日80億ベクレルではなくて、220億ベクレルです)
 福島第一、昨年は毎日、ストロンチウム130億ベクレル、セシウム230億ベクレル、トリチウム240億ベクレル(上の棒グラフ目測のため、数値に正確性はありません)を放出し、今年は毎日それぞれ、50億ベクレル、20億ベクレル、150億ベクレル(10億ベクレル×15倍)、放出しているわけです。
 そして閉合後にしたところで、1.25億ベクレル(50億÷40)、0.5億ベクレル(20億÷40)、10億ベクレル、毎日、流出する予定ということです。
 メディアは全く報道しないけれど、この巨大な数字、海の汚染、深刻すぎないか!!

 臭い物に蓋している場面じゃありません。特にストロンチウム90は生物濃縮されて魚の骨に集積、それを食べれば人間の腹の中から人間の骨へと集積します。半減期も28.79年と長く、60年経っても、1/4にしかなりません。今、生きている人間にとっては、死ぬまで付き合わなければならない放射性物質汚染です。太平洋の海産物、ヤバすぎ。

 ストロンチウム90については、本年3月末、参議院で、川田龍平氏から質問主意書が出されています→「第186回国会(常会) 質問第五〇号 海産物のストロンチウム九十汚染に関する質問主意書」。それに対する答弁書がこれです→「第186回国会(常会) 答弁書第五〇号」。
 この回答、回答しやすい2~8項だけ回答して、“他の項目は担当者がやってるからね”というもの。で、ホントはほとんどやっていません。なんせ、β線しか出さないストロンチウム90、普通の計測器では測定できない。
 実際、水産庁HP行って、「ストロンチウム」で検索かけてみると、わずか18件。ちなみに「セシウム」は48件。
 で、そこで出てくる文書の中で、具体的なストロンチウム測定結果は→「水産総合研究センターによる水産物ストロンチウム等調査結果」。実は水産庁が実際に測定した海産物、ここに記載された63検体、これですべての模様。
 総括的文書となる「水産物の放射性物質検査に係る報告書(概要)」ではストロンチウム90について何と書かれているかというと→ 「これまで放射性ストロンチウム63点、プルトニウム5検体について検査を行い、ほとんどが事故前の範囲内であり、基準値設定の際の仮定よりはるかに小さい」(10ページ)です。つまり、前の文書に記載されている63検体、これで全部なわけです。
 ふ~ん、「2011.4.11~2013.11.24採取分」で、63検体。2年半で63検体です。「これっぽっちの検体数で、何が言えるわけ??」、としか言いようがありません。
 それに、「ほとんどが事故前の範囲内」としても、1.2Bq/kgというのも検出されています。骨に溜まってその部分の細胞を集中的に被曝攻撃するのがストロンチウムですから、体中に分散するような放射性物質を想定して定められた一般食品基準値100Bq/kgと比較すると小さいようですが、この検体、かなりヤバいかも。なんせ人体組成でカルシウム2%程度。ここにストロンチウムは濃縮されるわけですから、その部分へのダメージは体中に分散するような放射性物質から受けるダメージの50倍相当ではなかろうか。まあ、普通のベクレル・シーベルト換算式なら、ストロンチウム90はセシウム137の2倍強といったところですが。問題は、ストロンチウムが一度体内に取り入れられると、なかなか出て行かず蓄積していくことです。海産物食べるごとに後から後から累積していくわけで、いずれは相当な危険性を帯びてくるでしょう。
 で、これ、わずか63検体の中での話。もっと多くの魚を分析したら、遥かに高い放射性物質汚染度を示すものがいるかもしれません。て、いうか、必ずいる。

 福島第一の放射性物質の流出、「氷の壁が凍らない」などと、悠長なことを言っている場合じゃありません。何やってんだ東電、というか、政府!!



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いい加減な話!!

2014-08-24
 バトナ氷河のバルダルブンガ火山(舌噛みそう、アイスランドです)が噴火したそうですが、姶良カルデラはどうなるんでしょう??
 共同通信は本日、“近くに噴火の影響が及ぶ火山があっても、モニタリングさえしていれば原発動かしていいよ”という原発規制「新基準」の条項、規制庁当局者が勝手に作ったお手盛りのものだと伝えました。

 「規制庁の独自判断で火山監視追加 原発規制の基準案づくり」(47NEWS=共同通信 8月24日)

 この記事によると、「過去に巨大噴火に伴う火砕流が原発敷地に影響を及ぼした火山への監視を電力会社に求めた条項は、規制委事務局の原子力規制庁が、原案づくりの最終段階で外部識者には意見を求めず独自の判断で追加したことが24日、分かった」とのことです。
 藤井敏嗣・火山噴火予知連絡会長・東京大名誉教授が「我々は巨大噴火を観測したことがない。どのくらいの前兆現象が起きるか誰も知らない」と言う巨大噴火、モニタリングの仕方も、モニタリングでどのような数値が出たら噴火の危険がどのくらいに迫っているのかも分からないわけです。
 こんな状況下で「モニタリングさえしておけば原発稼働可」という条項、無責任にもほどがあります。
 原子力規制委員会は、火山についての専門家チームを作り、明日、初会合ということですが、そこでどんな結果が出ようと、「基準を満たすと認められた川内原発の審査書案への影響はない」とのことですから、まあ、バカにした話です。

 それにしても、採算の取れない、赤字を補填しなければならないような発電方式を、こんなにまでして再稼働する安倍政権、よほど甘い汁吸っているのでしょう。



PS. 話は全然変わりますが、たまたまネット見ていて目に飛び込んできてしまった記事、読んでみるとヒドイな~。福島第一“凍らない氷の壁”についての社説です。

 「トレンチにたまった高濃度汚染水は約1万1千トンにも上り、破損箇所から海に流出すれば、環境に大きな影響を与えかねない。・・・略・・・建屋には、毎日約400トンの地下水が流入し放射性物質に触れて汚染水となっており、防止策が急務である。」(徳島新聞HP 8月24日付)

 別に徳島新聞にケチつける気はないのだけれど(っていうか、ほぼすべてのメディアにケチつけなきゃいけないんで・・・上のような書き方は、別に徳島新聞が特殊というわけではないんだけど)、これ、書いていて矛盾に気づくことってないんだろうか??
 建屋に流れ込んで汚染水となっている「毎日約400トン」の地下水、これが次にトレンチに流れ込むのを防ぐ工事が“氷の壁”なんですが、「トレンチにたまった高濃度汚染水・・・破損箇所から海に流出すれば」って、流出してなければ、どこに行っているのでしょう?? もちろん、建屋に流れ込む毎日400トンが全部トレンチに流れこむわけではありせんが、凍らないのは“流れがあるせい”(東電分析)なのですから、一定量は確実にトレンチに流れ込んでいるわけです。これでトレンチからの流出がなければ、マンガならトレンチがどんどん膨らんでいってパーン、ってところです。
 福島第一、汚染水垂れ流し状態と考えるほかないのですが、なぜこういう重要な事を追求しない、メディア!!


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間詰め材?? 要するに「凍らせる方針は不変です」東電、どうするんだ福島第一!!

2014-08-19
 本日、まずは、こっちから書いときましょう↓

 「意見公募に1万7000件=川内原発の審査書案-規制委」(時事通信HP 8月19日)

 川内原発パブコメに多数の応募、結果、「件数が多いため作業に時間がかかり、審査書の完成は9月以降になるとみられる」(上掲記事)です。あなたも私も、とりあえずちっぽけな成果ですが、多少は努力が実った・・・パブコメの数で、審査書の完成を遅らせることができました。
 まあ規制委、本来はちゃんとパブコメに応えようとしたら、そもそも審査書(合格証)が出せなくなるはずなんですけどね。

 で、今日はこれですね→「第26回 特定原子力施設監視・評価検討会」。凍らない「氷の壁」、どうするんだ!!

 更田・原子力規制委・委員 「(以前、)凍結運転が何らかの理由によって停止した時に、壁が保っていられる時間というのの評価をしたけれど、ずいぶんその頃に較べると見込み違いがあって、今度、グラウト材なり、間詰め材と相まって、この壁で止水をした時に、改めて何らかの理由で凍結運転と冷凍機の運転が停止した場合に、壁がその止水性を失うまでの時間の評価等々、再評価をする必要があると思うのですが、ただ実際問題として、間詰め材と相まって止水をしているような壁に対して、そういった評価を行うことが可能かどうか、極めて疑わしいと思うのですが、この点はどうでしょう。」
 東電「もう少し慎重に考えていきたいと思います。」

 ヲイヲイ、今日は東電、新機軸、「間詰め材」の提案を持ってきましたが、それでどうなるか、解っていない!!
 いろいろ冷却しても凍らないのは流れがあるせい、というストーリーのもと、本日、東電は凍りきれない部分にはコンクリートなりなんなり「間詰め材」を入れて、とにかく固め、氷(と間詰め材)の壁を完成させます、と提案しました。
 で、更田委員、で、その壁、本当に使い物になるの?? と質問したわけです。一枚岩(氷)じゃなくて、つぎはぎになっちゃうわけですから、強度も問題だし、継ぎ目部分から結局水が漏れてたんじゃ役に立たないし、そもそも氷の方は、冷却系に問題・事故があれば一旦は溶けてしまう、で、どうなるの、と極めて真っ当な質問です・・・答え、「わからない」です。
 うわ、ダメだこりゃ~。

 こんなんですから、当然出ます、この疑問↓

 山本・規制委・審議官「はたして、今のような形で継続することに対して、十分有効性を持っているのかということについて疑念を持たざるをえないのですが、その凍結工法を引き続き継続されるというお考えのようですが、その有効性・妥当性をどのようにお考えなのか」

 東電はゴチャゴチャ回答してるけど、要するに、“今のままトレンチの中で汚染水を固めちゃうといった方法もあるけど、それじゃ放置に近いわけで、流入口にフタして、ちゃんと汚染水を汲み上げるのがベストだから、もう少し、このやり方でチャレンジしたい”。

 こんな言い訳ばかりに、前に取り上げた時も強烈だった渡邊・福島大学特任教授、まずは強烈なジャブです

渡邊特任教授

 「(ある場所では)マイナス20度位まで上がったものが急激に上がり始めるという、この原因をどう考えたら良いのか」 ・・・ちょっと言い間違えているのはご愛嬌、「マイナス20度位まで下がったものが」でなくちゃ。
 ま、それはともかく、東電担当者も困惑しながらの回答、ゴニョゴニョ言うのを問題にせず、“理由はどうでもいい、要するに、そこは凍らないということですね”。
 で、だとすると大変なことになりますよと、話を展開、

 「(やはり重要課題である汚染水問題、建屋南側で地下水を汲み上げているけど、「氷の壁」と同じような方法で作られる凍土壁に)隙間があると汚染水を汲み上げていくことになりかねない
 「間詰め材を入れるだけで本当に止水できるのかどうかということも、かなり疑問

 あらら、この手の会合で専門家が疑問を呈した所は、実際、みんな失敗してきてますから、ここでまた、見事に失敗フラグが立っちゃいました。
 ということで、規制委、東電の提案に納得しなかったので、「よきにはからえ」ではなく、「この結果、原子力規制委員会は今後、充填材の効果などを確かめる試験の結果を見たうえで、充填材の投入を認めるか判断することになりました」(NHKホームページでのまとめ)という結論でした。

 いやほんと、原子力規制委員会もタイムスケジュールは気にしていましたが、凍結にこだわった東電、ズルズルズルズル、実際の処理に入るのを遅らせています。その間にあらかたの放射性物質が流出してしまうのを待っているのか??


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当然の帰結ですが、もう待ったなしです、福島・電力政策、大崩壊!!

2014-08-15
 原発について争点外しを続けてきている安倍政権ですが、それじゃもう済まない事態です。状況は危機的(あ、いや、以前から既に危機的だったのですが)、いよいよいけません!!

 「トレンチ凍結困難か=期限の8月中旬まで-福島第1」(時事通信HP 8月14日)

 東電廃炉推進カンパニーの川村信一広報担当が、記者会見で、「凍っていない事実」は認めました。ただし、「『(現場から)手応えは少しあるようなことは聞いている』と発言。『水温を下げて凍らせるところまで実施したい』と、現時点で方針に変更はないとの考えを強調した」そうです。
 “ドライアイスが詰まっちゃった手応えですかぁ”と突っ込みたくなりますが、これ、無理でしょ。専門家が「凍らない」と言っているのですから。
 ま、そういう批判を無視して凍結方針を強行した手前、意地になるしかないのでしょう。「やっぱダメでした」となったら、強行した連中、責任問題です。
 これじゃますます福島原発事故の収束は遠ざかります。一度現在の事故対応体制を見直す政治的議論が絶対に必要です。
 現在、放射性物質たっぷり含んだ汚染水ダダ漏れまくりの上、何かあったら(ちょっと大きめの余震とか、それに伴う津波とか、あるいは単なる配管素材の腐食とか)、トレンチ内の超高濃度汚染水が環境に放出されます。悠長にメンツを追求している場合ではありません。

 で、こっちも、

 「原発事故で生物影響の恐れ 日米研究者が専門誌に」(47NEWS=共同通信 8月15日)

 これも予測されていましたが、遺伝子、壊れてます。「つばめはダメでも、人間は大丈夫」ということはないでしょう。福島からの避難体制、「帰還・帰還」と叫ぶ国の方針、チェルノブイリの避難状況を考えると、異常としか言いようがありません。

ウクライナ福島再構成小
ウクライナの避難地域(チェルノブイリ事故)と福島事故(その3)

 チェルノブイリの基準をあてはめれば、これくらいの地域が「移住義務」もしくは「移住権利」地域と指定されていなければならないわけです。なし崩しで「帰還かなぁ」なんて言っている場合ではありません。

 で、

 「ドイツ再生エネ率、過去最高=風力・太陽光増え28.5%-今年上半期」(時事通信HP 8月15日)

 ちゃんと国を上げて取り組んだドイツでは、原発より安価で、もちろんエネルギー安全保障上も申し分なく、しかも環境にかける負担も極小の風力・太陽光発電、もうほとんど3割です。
 自然エネルギーは高く、不安定、というのは、原発推進派のネガキャンに過ぎません。再掲です↓

 「再生可能エネルギー、日本の常識は世界の『真逆』/ドイツや米国の太陽光や風力が安い理由」(日経ビジネス 7月31日)
 「躍進続く風力・太陽光発電・・・これが現実のデータ(その2)」(当ブログ記事)
 「実は大したことなかったドイツの再生エネ賦課金!! しかもこれからは負担減少!!」(当ブログ記事)

 日本も手をこまねいている場合じゃありません。ただでさえ経済落ち込んでるのに、原発再稼働なんてしても何も救われません。ちゃんと計算してみれば、原発再稼働は、経済に悪影響しかありません。しっかりとしたエネルギー政策を考えるべきです。


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凍らない「氷の壁」に、ダメダメ東京電力

2014-07-26
 福島第一原発、なんかとっても温かいトレンチ水、いつまで経っても凍らない「氷の壁」に原子力規制委・更田委員、またも激怒です。
 東電担当者のあまりにトンチンカンな回答を聞いて、京大高木教授とのやり取りに、いきなり割って入ります。

見当外れです
(↑埋め込みコード無効設定になっていますので外部リンクさせてあります)


東電担当者  「レイノルズ数であるとかヌッセルト数、または流速等の式を用いまして計算を行っております。」

京大高木教授 「今は流体の話をしているのではなくて、個体の熱伝導のことを聞いているのですが・・・。」

更田委員    「あのね、ヌッセルト数というのは熱伝達率そのものですからね、無次元熱伝率。で、今、高木先生の質問は熱伝率に関するもので、そこでレイノルズ数が出てくるってのは、ぶっ飛びですよ、それ。」

 なんかゴチャゴチャ作ってきた計算式を持ちだしてゴニョゴニョ言う東電の報告に、「そんな計算はいいから、とにかくガチガチに冷やせ」となります。でも、それじゃどう冷やすか、と、またもとの議論になり、そうなると、“どのくらい冷やさなきゃならないかは、やっぱ計算がいるか”と、更田委員も支離滅裂ぎみ・・・ダメだな、こりゃ。
 で、しまいには橘高・首都大学東京教授、「私、これは凍結しないと思っているんで」なんて言葉まで飛び出します。

 ま、結局↓

氷投入
東電発表資料 7月24日

 たぶん核エネルギーで発熱してるトレンチ水に、氷屋さん作業で挑戦です。

 笑い、っちゃあ、笑いだけど、ホント、どうなるんだ、これ!?


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最大4兆ベクレル、福島原発がれき撤去で放出!!

2014-07-15
 福島原発での、がれき撤去で放射性物質が拡散し、“コメの放射能汚染の原因となったのでは”というニュースが流れたのは昨日のことでした。

がれき撤去汚染
(朝日新聞西部本社版朝刊 7月14日)

 その続報になるのか、なんと、放出量は↓

 「福島第1:放出量は最大4兆ベクレル がれき撤去で東電」(毎日新聞HP 7月14日 22:38→23:51最終更新)

 この記事によると「東京電力福島第1原発で昨年8月のがれき撤去時に放射性物質が飛散し、20キロ以上離れた福島県南相馬市の水田を汚染した可能性がある問題で、東電は14日、同原発からの放射性セシウムの総放出量を最大4兆ベクレルと試算していたことを明らかにした。しかし『かなり大づかみな計算』として公表せず、市にも伝えていなかった。/東電によると、敷地内や同県双葉、浪江町のモニタリングポストで実測した空間放射線量の上昇度合い、気象データを基に放出量を試算。がれき撤去で放出されたのは1時間当たり1000億〜1兆ベクレルで、放出時間は計4時間と推定した」とのことです。

 いや、ちょっと、この放出量、ハンパじゃないでしょう。
 ブラジルのゴイアニアで、放置された医療用放射性物質が盗難・放出され、250人が被曝、うち20人が急性障害、さらにそのうち4人が放射線障害で死亡した事故の際の放射性物質放出量が51兆ベクレルですから、4兆ベクレル放出なら、その1/13にあたります。
 “一桁少ないし、薄く広くバラ撒いたのだから問題ない”、とでも言うのか・・・。
 しかしこのゴイアニア被曝事故、国際原子力事象評価尺度(INES)で、レベル5です。スリーマイル島やウィンズケールと同じ評価です。ですから、放射性物質放出量が一桁少なくなかったら、今回のがれき事故もまた、歴史に残る大事故になってしまいます。一桁少なかったことなんて、なんのなぐさめにもなりません。

 これだけ多量の放射性物質放出の可能性があって、「公表せず、市にも伝えていなかった」って、何考えているんだ、東電。“フクイチやっちまったからには、もう放射性物質なんてどんだけ放出しても状況たいして変わらないし、だから放出し放題”とでも考えているとしか思えません。
 これ犯罪行為でしょ。こんなの許しちゃいかんです。もっとも、南相馬市などで具体的に訴訟を起こす人がいなければ、東電に罰則を課す政府官庁なんてないでしょうから、うやむやでしょうね・・・根本的に日本政府は壊れています。


【追加 朝日新聞続報】
 放射能汚染は50km先でも検出されていました!!

がれき続報1
(朝日新聞西部本社版朝刊 7月16日)

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福島原発、凍らないトレンチ配管の中には何か“相当温かいもの”が・・・規制委・検討会

2014-07-08
 昨日7月7日、原子力規制委員会が行った「第24回特定原子力施設監視・評価検討会」、東京電力による「氷の壁」作成作業の遅れについて、“規制委が強く苦言を呈した”、ということになっていますが・・・

 「規制委、東電に凍結能力強化要請 福島第1、トレンチ止水で」(47NEWS=共同通信 7月7日)
 「汚染水抜き取りに遅れ=トレンチ内凍結難航-福島第1」(時事通信HP 7月7日)

 いやいや、この会合、あぶない、あぶない!! 「ぴー」になりそうな発言、連発です。

 この会合の前半部の検討課題が、高濃度汚染水約1万1000トンが溜まっているトレンチから、この汚染水を汲み出すために、タービン建屋との接続部に「氷の壁」を作り栓をする作業の、進捗状況について、でした。

東電「氷の止水壁」
東電作成・当日検討資料から)

 すぐに凍るはずだったのに凍らない。ということで、まずは更田・原子力規制委員です。

 「たとえばS6という位置で言うと、5月29日ではいったん凍っているけれど、6月29日では10℃位に戻っている、始めた時よりも温度が高くなっている。・・・凍っているところもありますが、全然凍っていないところもある・・・温度分布の状況を見ていると、このままやっていて凍るとは考えにくい。」(youtubeから)

 東電は、“配管の周りが凍りにくいのは分かってましたが、さらにトレンチに「流れ」があって、ゴニョゴニョゴニョ”。
 しばしのやり取りの後、福島大学・渡邊教授です。

福島大学渡邊教授
(↑埋め込みコード無効設定になっていますので外部リンクさせてあります)

 「(流速計の問題なんですけど・・・)上部の方は南西方向になっていて、下の方は全体が北東方向になっていると二分化していますよね。『対流』『対流』と言っていますけど、対流じゃなくて、基本的に例えば地下の水位が上がって、地下の水位で運動量で輸送されて北東方向に全部が一様化されているという可能性はないのでしょうか。要するに何かというと漏れてる、・・・立坑の中だけで閉鎖されているのかどうかということも含めて、きちんと対応しないと凍結できないんじゃないかと・・・」

 話はあくまで「氷の壁」が出来るかどうかですから、「漏れてたら凍結できないんじゃないか」となるのですが、いやいや、いやいやいや、漏れてたらヤバイでしょ。高濃度汚染水ですよ。(ぴー)
 さらに畳みかけて「このデータを単純に見ると、プラス0.5くらいまで水位が上がって、下の流速が上がってきたと見ることもできる。漏れてないとこういう方向は出ないのではないか」とも、渡邊教授は言っています。
 で、これは序の口、この話に続けて、↓こうです。

 「管のあるところが13℃とか15℃とかになっていますよね、普通、現在の地中温度だと・・・こうはなりませんよね・・・配管の熱源なんかも検討していただきたい・・・せっかく観測しているのだから、観測値を用いて熱量計算できるのだから、そんなに難しい計算ではないと思いますから、配管の中に実際にどういうものがあるのか、必ずしも外側の空気の影響だけではなくて、やっぱり相当温かいものが入ってきているっていう可能性が十分考えられますので、・・・、そこも含めた上で、きちんとやってもらいたい。」

 う、「相当温かいもの」って、自分で崩壊して熱を出すアレですかね、核燃料(ぴー)。

 もちろんこの後の議論展開は、「それを、どうやって冷やすか」だけで、温かいものが何かなんて、全然、話されないのですが、さてしばしの議論の後、司会兼任の更田・原子力規制委員が再登場します。

 「最も簡単な冷却量の計算が示されていない。最も簡単なと言うのは、冷媒の入口温度と出口温度の温度差が分かっているんだから、比熱容量と流量を掛ければどれだけ除熱できているのかはすぐわかる。・・・。どれだけ除熱できているのかという数字はすぐに出てくるのに、その数字が示されないというのはとても不思議です。・・・ちょっとやそっと流れがあってもガチンガチンに固められるよう冷却能力を上げるというのが普通なのじゃないでしょうか。」

 数字なんて出して、予定外の発熱源がトレンチ内にあることになったらどうするんですか。格納容器内に留まっているはずの核燃料の行き先の一端がバレちゃうじゃないですか。もちろん、話はそっちの方には行かず、またぞろ「どうやってガチンガチンに冷やすか」ですが。
 でも、そこんところ、規制委・安井対策監が、この発言に続けてフォローしてくれています(^_^;;

規制委・安井対策監
(↑埋め込みコード無効設定になっていますので外部リンクさせてあります)

 「ほんとうに流速なんでしょうか、原因は。わずか1分間に1ミリ、1時間に6センチの水の動きですら固まらないというのは、・・・非常にゆっくりした流れで、かつ、タービン建屋から出てる配管から水が流れてるわけで、・・・、大量の水ではないのだから、配管自体が温められているのではないでしょうか。これは深刻で、・・・、配管、ケーブルの管壁まで固まらないと閉塞が完成しないんじゃないでしょうか。もっと別のことやらないと、待っていれば凍るという問題じゃない。次元が違うんじゃないか。・・・この程度の流れで固まらないなら、凍土壁なんて全然固まらない。無きに等しい流れで固まらないとは、考え方の基本がちょっと違うんじゃないか。」

 まあ、またもや話は「固まらない」方向ですが。固まらないついでに、凍土壁までバッサリです。

 しっかし、東電の担当者、「バッカヤロー、飛散した核燃料で温められてるのは分かってんだよ~。それをそう言えない弱みにつけ込みやがって、どこまで人を袋叩きにするんだ。お前ら人間のクズだぁ!!」と叫びたくならないのでしょうか?? ま、たとえ叫んでも、ここまでメルトアウトに口をつぐんできたやつこそが最低、としかならないことには変わりありませんけど。

 それにしても、凍土壁なんて話、早くやめて、別の対策を考えないとどうにもなりません。汚染水には“なにか温かいもの”が混じっていて凍りませんし、その汚染水は漏れています
 私も「拡散」好きのネットワーカーのはしくれですが、核燃料の拡散はひらにご容赦です。


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お先真っ暗、福島汚染水対策・・・今日もバイパス井戸は最高値更新!!

2014-07-02
 福島第一原発への地下水流入を低減させるはずだった、「地下水バイパス計画」、効果がなかったと報じられたのは5日前のこと↓。

 「汚染水抑制、効果見えず=開始1カ月の地下水バイパス-福島第1」(時事通信HP 6月27日)

 そのくせ、汲み上げられる揚水井戸の水は、汚染値の上昇を続けています。

 「福島第1原発:地下水バイパス、止まらない濃度上昇 くみ上げ井戸、放射性物質 1年4カ月で4.7倍 /福島」(毎日新聞HP 6月26日)

 この時はトリチウム濃度、2,100Bq/Lでしたが・・・

バイパス井戸140702
東京電力発表資料 7月2日

 本日は2,300Bq/Lで、「*1」(過去最高値検出)が付いています。
 東電は、「どうせ全部の井戸からの水を混ぜあわせて薄めるから、問題ない」と、これまで押し通してきましたから、本日の汚染水も海へ放出されるでしょう。

 そもそも福島第一原発地下への地下水流入をバイパスするのは、原発建屋地下の高濃度汚染水を閉じ込める「凍土壁」の建設と組み合わせての汚染水対策だったはずですが、そっちも大失敗の模様となっています。

凍土壁失敗2
東京新聞 6月26日

 凍土壁作成の前提となる、地下トンネル内高濃度汚染水の凍結止水「氷の壁」、失敗です。
 凍土壁についてはこれまでにも、いろいろと問題がありました。

 「始まった東電福島第一原発の凍土壁工事 早くも障害発生 170ヶ所で地下埋設物とバッティング 東京五輪までのつなぎ策に税金320億円(各紙)」(Finance GreenWatch 6月10日)
 「福島第1、海側の深層に汚染拡大 凍土壁の工事に遅れも」(47NEWS=共同通信 6月24日)

 そして今回の“(「凍土壁」の前哨戦に過ぎない)「氷の壁」が凍らない”、です。なんと産経のコメントが最も厳しいこと言っています↓

 「凍結管の中に冷媒を通して水分を凍らせる技術は、約1500本の凍結管で1~4号機の周囲の土中の水分を凍らせる『凍土遮水壁』と同じ。凍土壁は、政府が汚染水問題解決の『切り札』と期待して、約320億円の国費を投じ、来年3月の完成を目指している。」(Yahoo=産経 6月29日

 “凍土壁と同じ技術、失敗”って、凍土壁も当然失敗するような書き方です。ま、正しいでしょう。
 こんなんだったら↓、核燃料の崩壊熱も相手にしなければなりません。(核燃料、ちりちりバラバラに分散していると崩壊熱もたいしたことないかもしれませんが・・・それはそれで核燃料回収のこと考えたら厄介だけど)

泥沼福島01
(図の解説は→「やっぱり底が抜けていた!! 福島原発」)

 この事態に対し、

 「東電福島第1廃炉推進カンパニーの増田尚宏代表は記者会見で、『ゆっくりとやりながら効果を待つ』と述べ、数カ月程度の時間が必要との見方を示した。」(上掲リンク先・時事通信HP 6月27日

 とのことですが、んな悠長な。汚染水はどんどん海へと流出・放出中です。
 そもそも、凍土壁計画については原子力規制委員会も大きな疑問を提示していたわけで、その時言及された「撤退基準」、しっかりと定めとかないから、グズグズと事態を悪化させるだけの状況が続いてしまいます。
 まったくもう、どうにかしろよ!!


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やっぱり底が抜けていた!! 福島原発

2014-06-25
 「福島第1、海側の深層に汚染拡大 凍土壁の工事に遅れも」(47NEWS=共同通信 6月24日)
 「汚染水、地中深くまで浸透 凍土壁工期に影響も 福島第1原発」(msn産経 6月24日)
 「深い地下水の層に汚染水 防止工事急ぐ」(NHKホームページ 6月25日)

 う~んHP見るかぎり、なぜか産経とかが報道していて、朝日とかに見当たらないのですが、24日、東京電力は、福島原発の下部透水層からトリチウムが検出されたことを発表しました。
 微妙なのが毎日新聞、「東京電力は24日、福島第1原発の汚染水対策の凍土遮水壁について、土を凍らせる海側の凍結管(長さ26.4メートル)の埋設方法を変更すると発表した。従来の方法では、汚染された地下水が地層深くまで浸透し、海に流出する恐れがあるため」って、いや、「恐れ」じゃなくて、実際に深井戸から放射能汚染が検出されていることが問題なのですが・・・。毎日はこの件を報道したと言うべきか、報道できてないと言うべきか・・・。

 まずは東電発表資料からの図です↓

泥沼福島00
東電発表資料 6月24日

 発表の表題は「福島第一原子力発電所タービン建屋東側(海側)下部透水層の水質調査状況について」です。これまで、放射能汚染は難透水層の下には達していないというのが、東電の見解でした。しかし、その下の透水層からトリチウムが検出されてしまったというのが、今回の発表です。
 図では凍土壁や海側遮水壁がこの透水層における水の流れを海から遮っているように書かれていますが、毎日新聞の報道が変な形で明らかにしているように、これまでの計画では、ここまで深く凍らせるつもりはなかったわけです。凍土ではない海際の“海側遮水壁”だって、本当に“遮水”してたら、地下水が行き場を失い、地下水位がどんどん上昇してこなければおかしいわけですから、遮水できているとは思えません。要するに、これまでの対策では、汚染水対策、下部透水層を通して“ダダ漏れ”。

 東電の発表はここまでですが、しかし、下部透水層から放射性物質が出たということは、もっと考慮しなければならないことがあるはずです。上の図にちょっと書き込んでみます↓

泥沼福島01

 本来、“放射性物質が通り抜けるはずがない”とされていた層の下から放射性物質が検出されたということは、その難透水層をぶち抜く何かがあったと考えるのが自然でしょう。
 メルトダウンした原子炉の炉心溶融物、原子炉はもちろん格納容器、建屋の底のコンクリートをも突き抜けて(メルトスルーし)、難透水層も突き破ったのではないか、つまり、完全に環境に出てしまっているのではないか、という疑いがわきます。チャイナ・シンドロームです。

 泥沼の福島第一、東電自身もビビり出したような文言がこの発表には含まれています。

福島泥沼2
(同上 東電発表資料 6月24日

 「揚水量が多いと作業時間が増加し、被ばく量が増加していることから、揚水量による水質への影響を確認するため、揚水量を変えて水質分析を行った。」と、書いてあります。これまで120L採って分析していたところ、30Lへと減らしました。
 これが単なる作業量(による被曝増大)の問題なのか、今後汚染濃度が上がってくることを予感してのことなのか、いずれにせよ福島原発事故は現在進行形です。

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福島原発 地下水観測井戸 No.1-2、全β線930万Bq/Lに達していた!!

2014-06-20
 東京電力が本日発表したデータによると、地下水観測孔No.1-2、昨年7月8日に、全β線930万Bq/Lに達し、過去最高値達成です・・・今ごろ。

過去最高値訂正
東京電力発表資料 6月20日

 なんで今ごろ、こんなデータが公表されるのか、首をひねりたくなりますが、あれでしょうか→「ホントはもっと汚染されていました“β線「数え落とし」効果”by東電」。間違ってた計測方法を正しいものにして、評価をやり直したというところでしょうか。

 同じ井戸での次のデータと見比べてみると・・・

過去最高値訂正2
(同上東電資料)

 全β線720万Bq/Lの時、ストロンチウム90が400万Bq/Lでしたから・・・

 400万 × 930万/720万 ≒ 517万
 
 ということで、Sr-90、500万Bq/L程度あったでしょう。
 この辺の地下水、結局は海へ流れていると思われますので、海水、相当ストロンチウム汚染しているでしょう。
 いまさら書くまでもないですが、骨に蓄積され、生物濃縮される、危険極まりないストロンチウム、今回この数値が出てきても最早驚くこともできませんが、やはりとても危ない状況でしょう。

 「再生30万回突破 福島の『ハッピーな日常』動画」(朝日新聞HP 6月20日)



 なんて脳天気な連中だ。ヤラセだろうけど・・・


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