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【放射性ヨウ素131の拡散】東海第二原発だったら(9)宇都宮市から新潟県へ

2013-07-31
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、7月11日、日本原電が再稼働方針を表明した東海第二原発です。そもそもこの原発の営業運転開始は1978年11月28日、既に35年目に突入しています。40年廃炉原則から言って、使えてあと5年、バックフィット安全対策費用など考えれば、どうせ赤字なんですから、さっさとやめればいいのに・・・。まあ、原発専業の日本原電にはやめられない事情があるのでしょうが、それで関東地方全域が事故で全滅させられたりしたらたまったものではありません。
 この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131東海第二b80

 ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 東海第二原発が福島級事故を起こした場合の関東地方への影響を考えてきた今回のシリーズ、再度の宇都宮市です。10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域、宇都宮市のほとんどを覆っています。そしてその先、1万Bq/m^3hr以上汚染される青の領域、新潟県に侵入していきます。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


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海洋汚染、進行中!! 福島第一

2013-07-30
 なんで今さら、と、思うわけですが、福島第一、海洋汚染が進行中です。

福島第一海洋汚染
(東京電力「核種分析結果の速報版」→「発電所1~4号機側取水口付近の海水」7月29日 13-14頁)

 縦軸の取り方がやたら大きいので、“ジワッ”という感じに見えますが、右肩上がりです。「これが経済成長なら良かったのに・・・」と思う方もいるかもしれませんが、海洋放射能汚染です。
 この数値、どこで測定したのか、文字で場所が書いてあるだけで説明がなく、よく分からないのですが、次の①~②の位置のようです。

試料採取位置
(東京電力「ロードマップ資料」2012年7月30日 46頁)

 「ロードマップ資料」ではせっかく下がった放射性物質測定値、じりじり上昇です。シルトフェンスがあっても1号機前②(「速報」下のグラフ)で右肩上がり、さらにもう一枚シルトフェンスの外側と思われる1~4号機取水口付近①(「速報」上のグラフ)でも、右肩上がりに見えます。

 「汚染水 打開策なく 福島第一港湾内」(東京新聞HP 7月30日)

 東京新聞によると、上で取り上げた2地点だけではなく、「東電は『海への拡散は限定的』としきりに強調するが、福島第一の専用港内の海水データをみると、ストロンチウムなどの汚染は、ほぼ全ての場所で法令で放出が認められる濃度限度を超えた。」そうです。この新聞記事の解説図で示されている“場所”は、上のロードマップ全地点と、さらに「港湾口」「物揚場」その他です(「ロードマップ資料」47頁参照)。

 「セシウム23億ベクレルを検出 福島第1原発のトレンチ」(47ニュース=共同通信 7月27日)
 「福島原発、複数箇所から漏えいも 汚染水流出で規制委指摘」(47ニュース=共同通信 7月29日)
 「福島第1汚染水、砕石層通じ拡散か 海洋流出で規制庁分析」(河北新報 7月30日)

 と、いうことで、汚染源は、これまでの話では、原発事故時にトレンチに溜まった高濃度汚染水が漏れて来ているということになっています。
 う~ん、しかし、なんで今ごろ、事故後2年半近く経って、高濃度汚染水がボタボタ漏れてくるのでしょう? まあ、トレンチの腐食が進んだということなのかもしれませんが、炉心から出てしまった核燃料、再びの漏洩ということになります。

 「漏えい源特定し対策検討 第一原発汚染水問題」(福島民報 7月30日)

 原子力規制委員会は「8月中に」作業部会を発足させ、この問題に当たるそうです。とても悠揚迫らぬ対応ということになるでしょうか。実にやる気のない対応です。ま、どうせ東京新聞の書くとおり「打開策」なんてないのならば、慌てても仕方ないといったところでしょうか。でもどうするんだ、この汚染!!
 だから原発なんぞ作っちゃいかんのだ!!


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【放射性ヨウ素131の拡散】東海第二原発だったら(8)水戸市・東京その他関東一帯

2013-07-29
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、7月11日、日本原電が再稼働方針を表明した東海第二原発です。そもそもこの原発の営業運転開始は1978年11月28日、既に35年目に突入しています。40年廃炉原則から言って、使えてあと5年、バックフィット安全対策費用など考えれば、どうせ赤字なんですから、さっさとやめればいいのに・・・。まあ、原発専業の日本原電にはやめられない事情があるのでしょうが、それで関東地方全域が事故で全滅させられたりしたらたまったものではありません。
 この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131東海第二b50

 ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 東海第二原発が福島級事故を起こした場合の関東地方への影響を考えてきた今回のシリーズ、遅ればせながら水戸市です。まあ既に、どの図を見ても、水戸市はどっぷり汚染されていますが、今回の図では100万Bq/m^3hr以上汚染される黄色の領域にしっかり捕捉されています。その先、10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域、1万Bq/m^3hr以上汚染される青の領域、千葉・東京・神奈川・埼玉・群馬あたり一帯に広々と広がっています。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


原発推進姿勢明確!! 民主党

2013-07-28
 “この議員を当選させていはいけない”と、当ブロクでかつて呼びかけた(もちろん選挙期間外にです、当時はネット選挙解禁されていませんでした)、大畠章宏・民主党エネルギープロジェクトチーム・座長(=民主党における原発推進本部長)、民主党幹事長に就任です。

 「民主幹事長に大畠氏を起用へ 菅氏は党員停止3カ月」(47ニュース=共同通信7月26日)

 大畠章宏のホームページからプロフィールへと跳ぶと、「1980(昭和55)年 日立製作所原子力設計部へ復職」とか書いてあります。こりゃダメだわ、原子力ムラの住人そのものです。

 一方の菅元首相、ずっと毎日更新していたブログも、7月22日を最後に、今のところ更新されず。ツイッターの発言も同時に休止。党員停止3ヶ月で、とりあえずは謹慎の構えということでしょうか?

 要するに、脱原発派は黙らされ、原発推進派(党首・海江田も経産相時代は原発再稼働に邁進していました)が運営していく民主党、原発推進姿勢が非常に明確になりました。
 改選44議席から当選17議席へと、民主党大敗の審判を下した有権者の判断は間違ってなかったということでしょう。どの政党が脱原発をやる気があるか、有権者はちゃんと見ていたということです。このままだと、次の選挙もないぞ、民主党!!


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【放射性ヨウ素131の拡散】東海第二原発だったら(7)千葉・東京・神奈川

2013-07-27
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、7月11日、日本原電が再稼働方針を表明した東海第二原発です。そもそもこの原発の営業運転開始は1978年11月28日、既に35年目に突入しています。40年廃炉原則から言って、使えてあと5年、バックフィット安全対策費用など考えれば、どうせ赤字なんですから、さっさとやめればいいのに・・・。まあ、原発専業の日本原電にはやめられない事情があるのでしょうが、それで関東地方全域が事故で全滅させられたりしたらたまったものではありません。
 この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131東海第二b15

 ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 東海第二原発が福島級事故を起こした場合の関東地方への影響を考えてきた今回のシリーズ、これまでは10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域の到達距離に注目して、汚染領域原図の北端を各都市に合わせて来ました。ただ、原図の北端は切れており、また、ピンク領域も南端に合わせて作成していますので、汚染の広がりを見るには向いていません。今回からは南端であわせてみます。今回の図では南関東(千葉・東京・神奈川)の広範な地域に1万Bq/m^3hr以上汚染される青の領域が広がっています。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


ダダ漏れ、福島3号機!! 東電、窒素漏れ認める

2013-07-26
 地下水、そして海洋への放射性物質の漏出を認めた東電、今度は原子炉圧力容器・原子炉格納容器からの窒素漏れを認めました。

「〈湯気の発生メカニズム〉/ シールドプラグの隙間から流れ落ちた雨水が原子炉格納容器ヘッドに加温されたことによるもののほか、原子炉圧力容器、原子炉格納容器への窒素封入量(16m3/h)と抽出量(約13m3/h)に差が確認されていることから、この差分(約3m3/h)の水蒸気を十分含んだ気体が原子炉格納容器ヘッド等から漏れている可能性が考えられ、これらの蒸気がシールドプラグの隙間を通して原子炉建屋5階上に放出した際、周りの空気が相対的に冷たかったため蒸気が冷やされ、湯気として可視化されたものと推定されます。」(東京電力プレス・リリース“続報14” 7月26日)

 既に原子炉は炉心溶融していると考えられています(リンク先は東京電力の文書)から、格納容器から漏出物があるということは、要するに、原子炉内の核燃料・放射性物質、ダダ漏れ状態だということになります。(炉心には穴が開き、格納容器とひとつながりになっており、その格納容器から外気へ窒素が漏れている。)

 ただ東電は、今回の蒸気漏れは、蒸気自体の放射線量は“高くなく”、そんな深刻な状態じゃないと言いたいようです・・・。
 東電の資料にあたってみましょう。

東電発表s
東京電力“参考資料”7月24日

 蒸気噴出口近辺、上図の※のところ、562mSv/hと、他の測定箇所と比較して、充分に低い値なので、ここからどんどん放射性物質が漏れている状況ではない、ということだそうです。
 う~ん、このままだと見にくいので、ちょっとバブル図にしてみましょう。上図右表の数値をバブルの大きさ(と色)に変換してみます。

3号機放射線状況

 確かに、蒸気噴出部分から汚染が広がっているという状況ではなさそうに見えます。

 しかし、赤い所なんて2170mSv/h、30分で急性症状が現れる被曝レベル(1Sv=1000mSv)に達するという、とんでもない高放射線量です。炉心溶融時に底に落ちた核燃料からの放射線が、真上に遮るものがなく、ここで高く検知されるか、あるいは、飛び散った核燃料がフタの裏側(表側?)にこびりついているのでしょう。
 これと比較して、噴出部分で562mSv/hということが、何かの安心材料になるかのかは微妙だと思います。なんせ蒸気に含まれている物質は、空中に拡散していきます。その場でじっとしている2170mSv/hよりも、危険である可能性もあります。そもそも、562mSv/hだって、2時間経たずして急性症状が現れる値です。まあ、東京電力は放射線量の環境測定値には影響が出ていないと言いますので、拡散物に含まれる放射線物質は多くないのかもしれませんけど・・・。
 ともあれ、とりあえず大量の放射性物質が蒸気と共に放出されているような状態でないとしても、炉心と大気が遮断されず、ひとつながりとなってしまっていますから、今後炉の中で放射性物質の移動とか、窒素気流の流れ方の変化があった場合には、何が起こるかわからない(大量の放射性物質が放出される可能性がある)、ということは心に留めておかなければなりません。



・バブル図の作成は、Graph-Rを使用させていただきました。フリーソフトを提供されている伊藤徹様、ありがとうございます。


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【放射性ヨウ素131の拡散】東海第二原発だったら(6)宇都宮市

2013-07-25
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、7月11日、日本原電が再稼働方針を表明した東海第二原発です。そもそもこの原発の営業運転開始は1978年11月28日、既に35年目に突入しています。40年廃炉原則から言って、使えてあと5年、バックフィット安全対策費用など考えれば、どうせ赤字なんですから、さっさとやめればいいのに・・・。まあ、原発専業の日本原電にはやめられない事情があるのでしょうが、それで関東地方全域が事故で全滅させられたりしたらたまったものではありません。
 この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131東海第二280

 ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 千葉・東京・埼玉・前橋と見てきた今回のシリーズ、次は当然、宇都宮市でしょう。10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域、宇都宮市の大部分を覆っています。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


改定必要!!保険料金=原子力賠償法←除染費用は5兆円!!

2013-07-24
 なんかほかの刺激的な話題に紛れて忘れてしまいそうですが、これも重要なニュースです。

 「除染費用は最大5兆1300億円 産業技術総合研が試算」(47ニュース=共同通信7月23日)

 福島原発の事故処理にいくらかかるのか、まだまだ全容は不明ですが、除染だけでも5兆円という試算が出ています。
 なんだってそうですが、事故の恐れのあることをする場合、社会的責任として、倍賞能力が問われます。万が一、事故った場合、ちゃんと賠償責任が果たせる保証がなければ、自動車だって動かすことができません。強制の自賠責保険というやつです。
 原発の場合、この強制保険にあたるのが原子力賠償法で要求されている原子炉一基あたり1200億円という支払い能力です。福島事故の場合、3基が爆発してますので、賠償金として用意されていたのは3600億円ということになります・・・全然足りない!! 除染に全額つぎ込んでも、その除染だけで4兆7700億円不足です。
 保険料金というものは、現実の事故のデータによってどんどん変更されていくものです。福島原発事故のデータを入れて、原子力賠償法の規定金額、速やかに変更する必要があります。
 上掲記事リンク先の記述では、除染費用、最低2兆5300億円~最大5兆1300億円ということですから、一基あたり除染費用分だけで、最低8433億円~1兆7100億円の倍賞能力が必要です。最低これだけの金(今回は除染分についてだけ)を用意できなければ、原発を動かしてはいけません。
 このような原賠法の改定をやらずして再稼働にGOサインを出すならば、政府・原子力行政担当者は“公務員の不作為”という犯罪行為を犯していると言うべきでしょう。

 「再稼働の前に原子力賠償法の規定金額の改定を」、これを主張しましょう。この主張は、再稼働推進派だって認めざるを得ない極めて合理的なものです。ごく普通の経済のルールですから。


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止まらない!! 福島第一原発3号機、湯気、放射能漏洩!!

2013-07-24
 連日の漏洩汚染水の濃度上昇の果てに何が進行しているのか、福島第一原発3号機、また湯気です。

 「福島原発、3号機建屋でまた湯気 同じ場所で3度目」(47ニュース=共同通信 7月24日)
 「線量は562ミリシーベルト=湯気確認の3号機5階で-東電福島第1」(時事通信 7月23日)

 下段の「562ミリシーベルト」は「湯気が上がった箇所の放射線量」とのことです。「原子力規制庁は線量が高いとして、さらに詳細な調査を行うよう東電に指示した」そうです(いずれも時事通信社リンク先)。
 “入り込んだ雨水が蒸発した”などというこれまでの説明で済むのか。22日、23日は、降水量、それぞれ21mm、3mmです。そんな大量に降ったわけではないわけですが・・・
 また原子力規制庁は、お気楽に“調査しなさい”とか言っていますが、でも、そもそも原子炉周辺は放射線量高くて近寄れないのに、どうやって調査するのか頭をひねります(無人探査ロボット?・・・使えるようなのあったっけ?)。
 なんかいよいよヤバそうです。

 一方、流出汚染水については、

 「汚染水、トレンチ底から漏えいか 規制委が見解」(47ニュース=共同通信 7月24日)
 「汚染水海洋流出に漁業者怒り噴出 いわきで東電が説明会」(河北新報 7月24日)

 う~ん、なんで事故後2年以上も経って、今さら急に汚染水濃度が「106倍」に上昇したり、あたり一面の井戸で検出されるようになったりするんでしょう? 今頃になって、これまで漏れてなかったトレンチ底が漏れるようになった?? なんか怪しいです。
 で、たまらず海洋流出を認めざるを得なくなったわけですが、そりゃ漁業者、怒るでしょう。

 ん、このブログ記事を書いているところへ新着ニュースです。

 「【福島第1原発の現状】 湯気発生が追い打ち 3号機の作業遅れ」(47ニュース=共同通信 7月24日)

 事故処理作業が遅れるのどうのいった程度の話であれば、まだマシかもしれません。しかし、事態はもっとヤバそうに見えます・・・。
 ふむ、「『除染ロボット』の試運転を延期した」(上掲記事リンク先)そうです。ロボットは用意していたのですね。しかし、除染の試運転よりも先に、現状の調査が必要です。なんせ、あの原子力規制庁でさえ調査を命じるくらい、危なそうな状況なんですから。


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どっちが辞めなきゃならないのか、ああ勘違い海江田!!

2013-07-24
 泣いた海江田、今度は的はずれ、とんだ勘違いです。

 「菅元首相に離党勧告、海江田氏  無所属支援で、拒めば除名も」(47ニュース=共同通信 7月24日)

 東京選挙区で落選した民主党執行部推薦の鈴木寛、得票数55万ほど。これに対し最下位当選者の自民党・武見敬三の得票数は61万ほど。ですから、菅元首相が応援した大河原雅子の得票数23万票の1/3でも鈴木にまわれば、鈴木が当選していたわけで、民主党執行部、怒り心頭なのはわかります。
 しかし、です。菅元首相が民主党議席数を1減らしたとしても、そもそも民主党は改選議席数44から当選者17への大幅減少・大量落選です。27議席減のうち「1」は菅元首相の責任だとしても、他の26議席減の責任はどうなるのでしょう。
 常識のある人間なら、これでトップが責任を取らないなんてこと考えられないでしょう。細野幹事長の辞任だけで済まそうとは、とんだ茶番です。まず辞めるべきは海江田です。
 党内事情優先で、非常識な責任人事やってる民主党、ますます人心が離れていくでしょう。

 と、まで書いた所で、また↓これです。
 「菅氏の除名提案は結論出ず 海江田代表、再提案へ」(47ニュース=共同通信 7月24日)

 また、「決められない」そうです。やれやれ。


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【放射性ヨウ素131の拡散】東海第二原発だったら(5)足利市・前橋市

2013-07-23
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、7月11日、日本原電が再稼働方針を表明した東海第二原発です。そもそもこの原発の営業運転開始は1978年11月28日、既に35年目に突入しています。40年廃炉原則から言って、使えてあと5年、バックフィット安全対策費用など考えれば、どうせ赤字なんですから、さっさとやめればいいのに・・・。まあ、原発専業の日本原電にはやめられない事情があるのでしょうが、それで関東地方全域が事故で全滅させられたりしたらたまったものではありません。
 この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131東海第二270

 ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 千葉・東京・埼玉と見てきた今回のシリーズ、それでは前橋市はどうでしょうか。う~ん、10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域が前橋市に到達するのかは、原図の北端が切れていますので不明でした。図の形状を見ると届きそうにも見えます。その手前、足利市には確実に緑の領域が到達しています。前橋市も、緑の領域を逃れたとしても、1万Bq/m^3hr以上汚染される青の領域には間違いなく入るでしょう。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


どうなる脱原発?

2013-07-22
 昨日の参院選、

 「自公大勝、衆参で過半数 首相、経済優先を継続」(朝日新聞HP 7月22日)

 ということで、原発が次々と再稼働されていくことを覚悟しなければならないでしょう。
 議席数を言えばはなはだ寂しい限りですが、多少の救いは、脱原発を本気で叫べば、ちゃんと選挙に勝てることが証明されたことでしょうか。組織も地盤もなしに、当選です↓

山本太郎勝利
(西日本新聞7月22日朝刊)

 一方、電力総連会長代理・浜野喜史なんぞを比例代表で当選させている民主党、大敗したのは当然でしょう。

 そうそう、選挙やら何やらのどさくさに紛れて載せ損なっている重要事項、掲載しておきます。

アメリカ原発賠償要求
(朝日新聞7月20日西部本社版朝刊)

 原発の外国売り込みを図る安倍政権、何かあれば巨額の賠償要求が来ます。日本の輸出した原発が福島級の事故なんて起こした日には目も当てられないことになります。そして、最悪事態はそれよりもまだ悪い可能性もあります。

 っとっとっとぉ、その、昨日ちょっとまとめてみたこのごろの福島第一原発、東電が正式に汚染水の海洋への流出を認めました。

 「東電、汚染水の海洋流出認める 福島第1原発」(47ニュース=共同通信 2013/07/22 19:06)

 って、それは当然で、それよりも原発自体はどうなっているのか? このごろの高濃度汚染水のあちこちへの湧出、尋常な状態じゃないでしょう!!


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福島第一原発はどうなっているんだろう?

2013-07-21
 東電、福島第一原発への流入地下水を海へバイパス放出しようと目論むも、放射性物質の濃度測定でトチりまくり、地元の信用をすっかりなくしましたが(まあ、もともと大して信用されていたわけではありませんが)、この件が終息するのと入れ替わりに出てきた、福島原発事故が全く終息していないことを明らかに示す危険な徴候、なんかいよいよ不気味です。

 6月19日「福島第1観測用井戸で高濃度の放射性物質」(47ニュース=共同通信)

 これが第一報だったんじゃないかと思います。記事内容、単に“高濃度の放射性物質を検出した”とだけ。何の説明もない、まさに第一報って、こんなふうなんだな、というそっけない内容でした。
 それが次々とエスカレートして行きました。大量に報道があるのでいくつかだけ。

 6月24日「第1原発、海水のトリチウム上昇 事故後最高値」(47ニュース=共同通信)

 6月29日「海際の井戸からも高濃度汚染水 福島第1原発」(47ニュース=共同通信)

 7月5日11:35「第1原発港湾内の海水から2200ベクレルのトリチウム」(47ニュース・福島民友)
 7月5日21:05「福島第1原発、新たな井戸で90万ベクレル」(47ニュース=共同通信)

 7月7日「井戸で高濃度のトリチウム検出 福島原発、上昇傾向」(47ニュース=共同通信)

 7月7日、七夕の日、井戸のトリチウム濃度は、1リットル当たり60万ベクレルとなったそうです。しかも上昇傾向とのことです。なお、7月5日の「90万ベクレル」はβ線の総量です。β線を出すトリチウム以外のものも混ざっていて、合わせて90万ベクレルです。
 言うまでもなくトリチウムなんて、そこら辺にゴロゴロ転がっている物質ではありませんから、原子炉から出て来たのでしょう。さてここで、2011年の事故の際に出たものがどこかに溜まっていて、いまさら流れてきただけのこと、と解釈したなら、それはあまりにもノーテンキな気がします。原子炉そのもの、もしくは、原子炉の中身が飛び散った先で、“何か”が起きたのではないでしょうか。

 7月10日「福島第1 井戸水セシウム最大値 5日測定の90倍」(47ニュース=河北新報)

 今度はセシウムです。東電は“汚泥が混じった”とか、バカなことを言いますし、原子力規制委員会はこれです↓

 7月10日「規制委『汚染水、海洋拡散疑い』 第1原発の放射性物質」(47ニュース=共同通信)

 確かに、海洋汚染も問題です。でも、そもそも事故を起こした原子炉、どうにかなってるんじゃないでしょうか? 立ち入り調査でもしてください、放射線量高くて立ち入れないけど。

 7月11日「福島第1原発 井戸水のセシウム上昇、5日間で106倍に」(47ニュース=河北新報)

 たった1日で「90倍」→「106倍」です。2万7000ベクレルから3万3000ベクレルです。そして翌日には、さらに↓

 7月12日「3号機の井戸でも放射性物質検出 福島原発、汚染広範囲か」(47ニュース=共同通信)
 7月12日「セシウム濃度最大で1億ベクレル 3号機立て坑の汚染水」(47ニュース=共同通信)

 ん! 本丸は3号機か? 3号機といえば、1・2号機と爆発の仕方が違う等々取り沙汰されている、プルトニウム入りMOX燃料を燃やしていた、あまりにも危ない原子炉ではないですか。

 7月17日「トリチウム9万8000ベクレル」(47ニュース=福島民報)

 護岸から25mの井戸の水での濃度が9万8000ベクレルとのことです。もう、あっちこっちから汚染水が出て何が何だかひっちゃかめっちゃか状態です。

 で、

 7月20日「東側トンネルで6億7000万ベクレル 第1原発3号機」(47ニュース=福島民報)

 ちなみに、セシウム137は1億ベクレルだったそうです。

 一方、この3号機、湯気を吹いたりもしています。

 7月19日「第一原発3号機から蒸気 雨水蒸発か線量変化なし」(47ニュース=福島民報)

 “湯気は過去にもあった”と東電は言いますが、それと今回の湯気は同じなんでしょうか? いや、湯気そのものはともかく、観測井戸での異常な放射線量の上昇、どう説明がつくのでしょうか? 事故がまた“新たな段階”に入ったりしてないでしょうね。


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【放射性ヨウ素131の拡散】東海第二原発だったら(4)さいたま市

2013-07-20
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、7月11日、日本原電が再稼働方針を表明した東海第二原発です。そもそもこの原発の営業運転開始は1978年11月28日、既に35年目に突入しています。40年廃炉原則から言って、使えてあと5年、バックフィット安全対策費用など考えれば、どうせ赤字なんですから、さっさとやめればいいのに・・・。まあ、原発専業の日本原電にはやめられない事情があるのでしょうが、それで関東地方全域が事故で全滅させられたりしたらたまったものではありません。
 この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131東海第二235

 ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 前々回の図では、千葉市が10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域に入っていました。前回は東京23区が。となれば、風向きがちょっと違えば、さいたま市も同じようなことになります。原図の北端が切れていますのでどこまで届くかは不明ですが、朝霞市あたりにも10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域が到達しています。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


「比例は自民党には投票しない『落選運動』の呼び掛け」

2013-07-19
 以前、当ブログで触れた“熱い菅元首相”、正式に安倍首相を名誉毀損で提訴しています。当ブログではこのところいろいろと書くことがあって、後回しになってしまいましたが、相変わらず熱い。まあ、選挙ですから、政治家が熱くなるのは当然なんですが・・・。

菅元首相提訴7‎月‎17‎日
(朝日新聞7月17日西部本社版朝刊)

 安倍首相の反応は「沈黙」。内閣記者会でコメントを求められても「応じなかった」(上掲記事)とのことです。さて、法律的にはどう決着が付くことやら。

 その菅元首相、本日のブログでは自民党を落選させようと呼びかけています→「比例は自民党には投票しない『落選運動』の呼び掛け」。う~ん、そうなんですよね。「民主党へ投票を」じゃないんですよね。そう言われても、困りますからね。菅元首相も、その辺りはよくわかっておられる。
 なぜって、民主党には電力総連支援を受けた議員・候補者がいて、脱原発に抵抗している。党の政策としても脱原発は控えめです。
 またこのところいよいよきな臭い憲法改正、国会で賛同者が 2/3に達しない場合、安倍首相は民主党に声をかけると言われています。
 これでは、投票者としては何を意図して投票したのかはっきりしないことになります。この状態の民主党で、自民批判票を吸収しようというのは無理でしょう。
 そして菅元首相自身、東京選挙区では民主党本部の決定した候補者とは違う候補を応援しています。

 結局「自民党を落選させよう」、としか呼びかけられない・・・これじゃブロガーとおんなじだ(^_^;;。 なんとかならんのか、民主党。


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【放射性ヨウ素131の拡散】東海第二原発だったら(3)東京

2013-07-18
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、7月11日、日本原電が再稼働方針を表明した東海第二原発です。そもそもこの原発の営業運転開始は1978年11月28日、既に35年目に突入しています。40年廃炉原則から言って、使えてあと5年、バックフィット安全対策費用など考えれば、どうせ赤字なんですから、さっさとやめればいいのに・・・。まあ、原発専業の日本原電にはやめられない事情があるのでしょうが、それで関東地方全域が事故で全滅させられたりしたらたまったものではありません。
 この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131東海第二225

 ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 前回の図では、千葉市が10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域に入っていました。当然、風向きがちょっと違えば、東京も同じようなことになります。原図の北端が切れていますのでどこまで届くかは不明ですが、23区はどこも10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域が到達しそうです。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


メディアの沈黙:安倍首相が憲法9条改正を明言したのに!!

2013-07-17
 原発問題専業の当ブログではありますが、あまりに気持ち悪いので、関係のないことを書きます。いや、関係はあるのですが、原発問題としての側面だけで書いたなら、なんだかなぁ~という問題です。

安倍9条改正
(西日本新聞7月16日朝刊)

 安倍首相、ついに憲法9条改正を明言しました。いやもちろん安倍首相、これまでも、それらしき発言いろいろとしてきています。しかし、選挙期間中に公言したことは、準公約としての重みを持ちます。ここで憲法9条改正を口にしたということの重みは、これまでの発言とは比較になりません。日本を、正式に軍隊を持ち、戦争を行なう国へと変貌させようというのです。
 朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、NHK、どのサイトも「憲法9条 改正 安倍」で検索してみる限り、この件は記載されていません。唯一、はっきりと報道しているのは産経新聞↓

 「安倍首相、ついに“封印”解く 9条改正を明言」(Yahoo!ニュース←産経新聞)

 手続き問題でゴマかしていた改憲、憲法96条改正の目的がどこにあるのか、明言したのです。
 日経新聞などもこの件、掲載はしていますが、基本的には西日本新聞と同じ、共同通信の配信記事のようです。
 今、国政選挙期間中、憲法9条改正を首相が口にする、そのことをちゃんと取り上げられない日本のマスメディアとは何なのか!!

 で、おまけです。経済的には最早どうやっても採算が取れない(まあ、電力・立地自治体みたいな既得権益者は儲かるでしょうが)ことが明白な原発&核燃料サイクルを推進する自民党、その意図は核武装にあるんじゃないか~、という疑い、いよいよ濃厚です。これが、原発無くならない基本原因ではないでしょうか。って、わかりきったことであり、蛇足みたいなもんですが、一応、当ブログの体裁として・・・


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PPA(放射性ヨウ素防護地域)、やっぱり80kmに拡張が必要!!

2013-07-16
 当ブログで先日触れました、朝日新聞が報じた放射性ヨウ素の拡散状況(「放射性ヨウ素、原発から北西・南へ 学習院大と東大調査」)、興味深いことに福島第一原発から80kmの距離円が記入されています。図を見ると確かに、1000~5000Bqのオレンジの点は80kmまではもう一歩で達せず、一方100~1000Bqの青の点は多少超えているものがあるという、微妙なラインとなっています。

朝日新聞HP

 この80kmというライン、かつて当ブログで行なったPPA(放射性ヨウ素防護地域)の範囲についての検討(その1その2その3)で導き出した、“ここまでPPAとする必要がある範囲”と一致しています。
 この時の検討、当時発表されていたSPEEDIによるシミュレーション図に物差し(ソフト上ですが)を当てて放射性ヨウ素拡散状況の距離を測り、手製の拡散状況予測式に代入して計算するという、はなはだ頼りない検討でしたが、かなりいい線を行っていたのではないでしょうか。少なくとも、原子力規制委員会の言う50km圏ではPPA、全然足りないと考えられます。
 とりあえず、当時の検討結果の図に、朝日の図からドットなどを抜き出し重ねておきます。

朝日×ヨウ素131
(元の図は→「【再改訂版】PAZ・UPZ・PPAの意味」)

 圧縮きつくて見づらいかもしれませんので、部分を切り出したものもアップしておきます。

朝日×ヨウ素_部分


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【放射性ヨウ素131の拡散】東海第二原発だったら(2)千葉市その2

2013-07-15
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、7月11日、日本原電が再稼働方針を表明した東海第二原発です。そもそもこの原発の営業運転開始は1978年11月28日、既に35年目に突入しています。40年廃炉原則から言って、使えてあと5年、バックフィット安全対策費用など考えれば、どうせ赤字なんですから、さっさとやめればいいのに・・・。まあ、原発専業の日本原電にはやめられない事情があるのでしょうが、それで関東地方全域が事故で全滅させられたりしたらたまったものではありません。
 この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131東海第二210

 ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 前回の図は、福島汚染図をそのまま平行移動したものでした。千葉県では県北部で10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域というところでした。しかし、風速がちょっと違えばどうなるか、福島事故の図の北側を千葉市に方向に合わせてみたのが今回の図です。原図の北端が切れていますのでどこまで届くかは不明ですが、少なくとも千葉市を超え、市原市臨海部までは、10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域が到達しています。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


菅直人が熱い!!

2013-07-14
 このところ菅直人元首相のブログが熱い!!

菅ブログ
(「菅直人公式ブログ」7月11日~12日スクリーンショット切り出し)

 どのくらい熱いかというと、7月12日にデカくなったフォント、本日7月14日もまだ大きいまんまというくらい、熱い!!
 あ、いや、だからなんだと言われると困るのですが・・・

 内容は安倍首相のメルマガへの批判、そこでは“福島原発事故の際、東電が始めた海水注入を菅当時首相が中断させた”とした記述があります。

安倍ブログb
安倍晋三HP

 “そんなことはしていない”と、菅元首相は猛反発、虚偽事項公表罪で訴えることも検討しているとのこと。「安倍氏のメルマガを冷静の読んでいただければ安倍氏が私を辞任に追い込むためにウソの情報を流したことは一目瞭然です。」とのことです。 ん!?「冷静読んでいただければ」、菅元首相、冷静「に」、冷静「に」・・・


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【放射性ヨウ素131の拡散】東海第二原発だったら(1)千葉・小田原

2013-07-13
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、7月11日、日本原電が再稼働方針を表明した東海第二原発です。そもそもこの原発の営業運転開始は1978年11月28日、既に35年目に突入しています。40年廃炉原則から言って、使えてあと5年、バックフィット安全対策費用など考えれば、どうせ赤字なんですから、さっさとやめればいいのに・・・。まあ、原発専業の日本原電にはやめられない事情があるのでしょうが、それで関東地方全域が事故で全滅させられたりしたらたまったものではありません。
 この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131東海第二00

 ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 今回の図は、福島汚染図をそのまま平行移動したものです。千葉県北部まで10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域が来ています。1万Bq/m^3hr以上汚染される青の領域は小田原市に達しています。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


吉田所長の最悪事態/規制委の最悪事態

2013-07-12
 7月9日、福島原発事故当時の福島第一原発所長、吉田昌郎が死亡しました。彼は、本店の指示に反して注水を続けたことで英雄扱いされることが多いですが、イソコン(豚の鼻)の作動を見誤ったり、そもそも津波の可能性を甘く見て対策をサボっていたりしていますので、まあ、巡り合わせで原子力村のツケを払わされた(津波対策については自業自得でもある)気の毒な御仁、程度ではないかと思うのですが、現場で何があったかを考える上で、そこにいた彼の経験は極めて貴重です。
 ズバリ書きましょう、彼が何と戦っていたのか、この点についての彼の発言、極めて重大な意味を持っているのに、なぜか多くのメディアは無視しています。この彼の発言に留意することなしに、原発安全対策なんて、ちゃんちゃらおかしい位の、重大発言なのにです。

あそこで事故の拡大を押しとどめることができなかったら、『チェルノブイリ事故の10倍』の規模になっていただろう、と吉田さんは語った。」(『死の淵を見た男(吉田昌郎と福島第一原発の500日)』著者、門田隆将氏ブログ)

 吉田元所長が戦っていたのは「チェルノブイリ事故の10倍」の事態です。
 これがどんな事態か、ちょっと作図してみましょう。チェルノブイリの10倍の放射性物質が放出されたとして、汚染面積が10倍・・・ならば、汚染地図を3倍に拡大すると面積は 3×3=9倍 ということで、ひどくざっくりですが、近い線でしょう。実際は風や地形や、放射性汚染物質の移動性など、いろいろな要素が関係しますので、そんな簡単なものではありませんが、そもそも「10倍」というのも、ざっくりした値ですし、チェルノブイリの放射性物質放出量も福島の放射性物質放出量もどちらも実はかなりあやふやな推計値しかないわけですから、細かく計算しても意味がありません・・・。
 ということで、チェルノブイリの汚染地図を拡大し、100kmの距離円が、福島第一原発300km距離円に重なるようにしたものが次の図です。

チェルノブイリ10倍4層基点

 汚染地域図を裏返して、角度をちょっと回すと、↓こんなふうにもなります。

チェルノブイリ10倍4層基点調整

 日本主要4島のどこでも移住必要地域となる可能性があり、たぶん現実には東日本全域が住めないところとなったでしょう。
 評価する機関・人により異なりますが、福島原発事故の放射性汚染物質放出量はチェルノブイリの10分の1とも言われます。原子力規制委員会の想定する最悪事態は、最大で福島程度(例えば6回も訂正した各原発における放射性物質拡散予測、その前提は“福島程度”)。つまり、吉田元所長の戦っていた最悪事態の100分の1こんなもん、どこが「最悪事態」なんでしょうか。(最悪事態の1/100で食い止めたということだと、吉田元所長、やはりよくやったのかもしれませんが・・・)
 原子力規制委員会の“新基準”では、我々の身は守れません。


・チェルノブイリ汚染地域(および凡例)は群馬大学・早川・教授のブログの図から抜き出させていただきました。ありがとうございました。
・日本地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


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【放射性ヨウ素131の拡散】美浜原発だったら(9)大阪・神戸

2013-07-11
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、原発敷地内の活断層が議論されている美浜原発です。この原発、1号機、2号機は建設後40年を過ぎ、本当は廃炉にすべきなのに、廃炉のための積立金が最も不足している原発ということで、どうするんでしょう? でもって現在、例によって停止中なんですが、止まっているにも関わらず、今年2月には煙モクモクの事故を起こすという、ほんとうにしょうもない原発です。
 この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131福井美浜370

 ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 既に大阪(その1その2)、神戸については作図していますが、到達距離を重視して汚染地域原図の北を合わせて来ました。今回は、面的な広がりのイメージを重視して、汚染地域原図の南側と合わせています。今回の図、大阪・神戸方面が広域にわたって汚染される図となっています。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


日本の原発安全基準は“世界最高水準”・・・2周遅れの!!

2013-07-10
 「規制委は昨年10月に新基準の策定作業を開始。『世界最高水準の厳しさ』と自負する基準をまとめた。」(読売新聞HP 7月8日)

 ぞろぞろと原発再稼働を申請する電力各社。原発再稼働を推進する安倍政権。一応、“今度は「世界最高水準」の安全基準だから大丈夫、福島みたいにはならない”、ということになっていますが・・・

安全性欺瞞
(西日本新聞7月9日朝刊)

 本当の世界最高水準は、第4世代安全基準と言われるアメリカの骨子案、しかしまあ、これはまだ骨子案で実施されていないので外すとしても、第3世代原子炉は既に存在していて、それから見れば日本の原子炉安全基準は第2世代以前のシロモノ・・・時代遅れの安全対策しかしていない、とのことです。
 「世界最高水準」とは、「第2世代で世界最高水準」程度だそうな。アメリカの骨子案から数えれば2周遅れ、既に実施されているアメリカの安全基準と比較しても1周遅れだそうです。しかもその審査・検査過程ははっきり言って“いい加減”、アメリカじゃ考えられない“ゆるさ”だそうです。
 ゆるキャラ人気コンテストならそれでいいけれど、これで「世界最高水準」を口にするとは、どこまでゆるい、原子力規制委員会の頭のネジ!!


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【放射性ヨウ素131の拡散】美浜原発だったら(8)京都・大津・奈良

2013-07-09
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、原発敷地内の活断層が議論されている美浜原発です。この原発、1号機、2号機は建設後40年を過ぎ、本当は廃炉にすべきなのに、廃炉のための積立金が最も不足している原発ということで、どうするんでしょう? でもって現在、例によって停止中なんですが、止まっているにも関わらず、今年2月には煙モクモクの事故を起こすという、ほんとうにしょうもない原発です。
 この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131福井美浜340

 ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 既に京都・奈良大津方面は作図していますが、これまでは到達距離を重視して汚染地域原図の北を合わせて来ました。今回は、面的な広がりのイメージを重視して、汚染地域原図の南側と合わせています。京都・奈良・大津方面が広域にわたって汚染される図となっています。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


この低レベルな政治

2013-07-08
 原子力規制委員会が原発の安全性“新規順”の審査受付開始ということで、電力各社ぞろぞろ再稼働申請です。

 「原発4社10基、再稼働申請 新基準満たさず…先を争うように」(47ニュース←東京新聞

 今や規制などするつもりもない原子力規制委員会の姿勢を見れば、そりゃあ各社、申請するでしょう、新基準なんて「満たさず」とも、「先を争うように」。
 もちろんそうなるのは安倍政権の原発推進姿勢を頼りにしてのことですから、せっかくの選挙、きちんと議論してもらいたいところですが・・・

原発避ける自・民
(朝日新聞7月7日西部本社版朝刊)

 争点隠しをしたい、争点化を避けたい自民がだんまりを決め込むのはともかくとして、民主党、何やってんだ!! 菅直人・元首相が造反するのも当たり前でしょう。

 「『菅氏は黙ってて』 民主・細野幹事長、大河原氏支援に不快感 参院選」(朝日新聞HP)

 細野・民主党幹事長は、菅氏が党公認候補以外を応援することに不快感を表明していますが、菅直人・元首相の不満は、単なる候補者選びの問題ではありません。

 「安倍総理の『大陰謀』に騙されずに、原発ゼロに賛成か反対かをこの参院選の最大の争点にしなくてはならない。」(菅直人 OFFICIAL BLOG)

 菅氏が大河原雅子候補を推すのも、この文脈の上に載っています

 都議選での敗北に何も学ぶところのなかった民主党執行部、再び都議選のように、敗北してもらうしかないでしょう。


 (結局、政治家個人の意見を確認して投票ですかね。ちょっと古い資料ですが・・・。あるいは、自民党は問題外として、民主党内で電力総連と関係の深いグループはこれです。)


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【放射性ヨウ素131の拡散】美浜原発だったら(7)岐阜・名古屋

2013-07-07
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、原発敷地内の活断層が議論されている美浜原発です。この原発、1号機、2号機は建設後40年を過ぎ、本当は廃炉にすべきなのに、廃炉のための積立金が最も不足している原発ということで、どうするんでしょう? でもって現在、例によって停止中なんですが、止まっているにも関わらず、今年2月には煙モクモクの事故を起こすという、ほんとうにしょうもない原発です。
 この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131福井美浜275

 ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 既に岐阜名古屋方面は作図していますが、これまでは到達距離を重視して汚染地域原図の北を合わせて来ました。今回は、面的な広がりのイメージを重視して、汚染地域原図の南側と合わせています。岐阜・名古屋方面が広域にわたって汚染される図となっています。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


福島市市街地はやはりヨウ素131に汚染されていた・・・

2013-07-06
 時々、朝日新聞の記者、当ブログを見ているのではないかと思う時があります。先日、当ブログで、「朝日新聞は日本原子力研究開発機構の策略に見事にハマってる」と書きましたが、それに対応する訂正記事とも思える記事が掲載されています。

朝日新聞HP
朝日新聞HP 7月2日

 リンク先をたどっていただければ、大きな図が示されます。福島市市街地あたり、オレンジの点(1000~5000ベクレル)で埋め尽くされています。
 ということで、そのスクリーンショットから汚染度を表示するスポット(赤・オレンジ・青の点)を抜き出して、この前の図に重ねておきましょう。

補正後と朝日3層
(日本原子力研究開発機構の発表した図と重ねた場合)

補正前と朝日3層
当ブログで追加着色した図と重ねた場合)

 エイヤッと、着色しただけですが、当ブログで付け加えた福島市(図の左上)の汚染状況、結構当たっているので驚きです。やはり福島市市街地、かなりヨウ素131で放射能汚染されたようです。日本原子力研究開発機構の図だけ見ていると、なんか福島市は汚染されなかったような錯覚に陥ります(そして、うかうかしていると、メディアもノセられてしまうわけです)が、そうではありません。
 まあ、日本原子力研究開発機構に言わせれば、“別に隠蔽する気はなく、単に飛行機が飛んでないところは着色しなかっただけ”、ということなんでしょうけどね・・・


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【放射性ヨウ素131の拡散】美浜原発だったら(6)大津・奈良・富山

2013-07-05
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、原発敷地内の活断層が議論されている美浜原発です。この原発、1号機、2号機は建設後40年を過ぎ、本当は廃炉にすべきなのに、廃炉のための積立金が最も不足している原発ということで、どうするんでしょう? でもって現在、例によって停止中なんですが、止まっているにも関わらず、今年2月には煙モクモクの事故を起こすという、ほんとうにしょうもない原発です。
 この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131福井美浜190

 ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 今回の図の汚染域南端は原図が切れているのでどこまで届くのかはっきりしませんが、10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域、大津市を通り過ぎ、奈良市に到達しています。また、北東方向を見れば、福井市が緑の領域にあるのは当然として、1万Bq/m^3hr以上汚染される青の領域、富山市を汚染しています。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


原子力規制委員会が、規制どころか、再稼働したくてしょうがない件について~その2

2013-07-04
 原子力規制委員会の新安全基準“指針”なるもの、原発事故の検証を終えていない段階で作成すべきじゃないと、批判してきた泉田裕彦新潟県知事を、原子力規制委員会の田中俊一委員長、逆批判です。

規制委v新潟知事
読売新聞HP 7月3日

 田中原子力規制委員長、もうどうにもこうにも原発を再稼働したくてしょうがない模様。泉田新潟県知事について、「他の自治体の首長が納得しているなか、かなり個性的な発言」と述べたそうです。“納得しないお前が悪い”と、あきれた発言。金で目が眩んだ立地自治体首長が納得しているだけなのに、それを理由に説明責任を果たす気なし。こんな人間が規制委員長とは、世も末です。

新潟県知事東電批判
(朝日新聞7月3日西部本社版朝刊)

 はっきり聞きたい田中俊一、「『福島第一原発事故の検証・総括が先』と繰り返してきた」泉田知事の、この主張、どこかおかしいですか? 事故検証もせずに安全性について何が語れるのか。それでもあなたは科学者なのか。
 所詮は原発御用学者、選挙で原発推進自民政権が勝つと思ったら、さっそく安全無視です。


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