【放射性ヨウ素131の拡散】玄海原発だったら(2)五島・北九州・国東半島
2013-09-30
福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
今回は引き続き九州電力玄海原発です。この原発、原子力規制委員会の更田委員の“印象”では、川内より「僅差で有利」とされ、かなり早い時期に再稼働へのゴーサインが出されそうな気配です。だけどちょっと待って下さい。この原発から50kmの距離円を描くと、福岡市のど真ん中を通ります。それも冬の季節風の風下位置です。この原発で冬、過酷事故が起きれば、福岡市だけで150万人を避難させる必要が発生します。はっきり言って不可能です。最悪事態を想定したら、最初から稼働できない位置にある原発です。
この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
前回は壱岐市が全島、10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域に入っていました。それでは五島列島はどうでしょうか。新上五島町はほとんどは10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域に入っていますが、原図が切れているので五島市についてはよくわかりません。なお反対の東側では、宗像市・宮若市・飯塚市あたりまで10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域、その先、北九州市から国東半島あたりまで、1万Bq/m^3hr以上汚染される青の領域となっています。
・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。
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佐賀県玄海原発
ずさんな体制-これで福島原発事故、どうするって言うんだ!!
2013-09-29
9月26日、当ブログで取り上げました“アメリカによる日本食品輸入規制強化”、農水省のデマでした。
(朝日新聞9月29日西部本社版朝刊)
う~ん、前に見た発表文書の日付けは9月9日だったので、これとはもしかして違う話しか(記事には「9月13日の農水省の発表では」と書いてある)、と思い、農水省のページをクリック↓

(農水省「米国の放射性物質に係る輸入規制の変更の概要について(平成25年9月9日時点)」)
削除済みでした。まあ、9月9日のアメリカ発表を翻訳し、発表したのが13日ということなんでしょう・・・。
は~ぁ、しかしお粗末。たとえ危なくても“日本の農水産物は安全”と、強弁するのがお仕事の農水省が、自ら危険性を煽るような弩カン違い発表、何やってんだ・・・いや、強弁せよと言っているわけじゃないですよ、あくまで「立場」の問題として・・・。
ま、「英語が苦手な担当者だったんでしょうね」と、笑っておこうかとも思いますが、しかしちょっと考えてみれば、国際的な農水産物輸出入に関わる部門がやっているわけですから、こんなズサンなことじゃ、困るんですけど。
今回は危険が過大に見える過誤でしたから我々に危険は加わりませんでしたが、逆の取り違えでもされたら、我々、何食べさせられてしまうかわからないじゃありませんか。
さて、ズサンといえば、これ↓
「タンク内にゴムシート置き忘れ 汚染水処理停止の原因」(47NEWS=共同通信 9月29日)
汚染水から放射性物質を取り除く切り札(といってもトリチウムは除去できないんですが)、「多核種除去設備(ALPS)」が、またまたコケて動かなかった原因、タンク内へのゴムシート置き忘れだそうです。
こんなんじゃ、いつまで経っても汚染水タンク、増えてくばかりだぞ~。ま、その際は必殺技「漏れました~」で処理するつもりかも・・・なんせ耐用年数も何も考えてないそもそもがめっちゃズサンな汚染水タンク設置から話が始まってるわけですから・・・これホントは犯罪だよ。
大気汚染だって土壌汚染だって刑罰があるのに放射能については何もなし、って、日本の法律、どうかしてるんじゃないか。ズサン法国家、ニッポン。
そう言えば当ブログで注視していたフクイチH4エリアE-1井戸のトリチウム濃度、過去最高を更新して19万Bq/Lをマークです。でも、どこのメディアも報道していなかったような・・・

以前、17万Bq/Lに達した時は報道がありましたが、今回19万Bq/Lで、報道なしです。まあ、発表が土日にかかりましたからね~、・・・で、とりあえず16万Bq/Lに下がりましたから・・・。
それにこっち↓より数値小さいし・・・

(朝日新聞9月27日西部本社版朝刊)
いやいや、こっちは原発建屋直近ですから、メルトダウンした核燃料そのものが地下水を汚染している可能性があるわけで、当然高い値が出ても納得の話(?)ですが、H4エリアE-1井戸は、ここよりも地下水上流、汚染水タンク設置場所での値ですから、そんな高濃度、出ちゃいかんのです。どこのタンクから、どうやって何を漏らしているのか、という話です。スルーしちゃマズイでしょ。
なんか報道もズサンな感じだな~。
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【放射性ヨウ素131の拡散】玄海原発だったら(1)壱岐・佐世保・伊万里・唐津
2013-09-28
福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
今回からは九州電力玄海原発です。この原発、当方からあまりに近いので、ほんとどうにかしてもらいたいのですが、九電はノーテンキに「再稼働」「再稼働」と言っています。どのくらいノーテンキかというと、先日やっていたNHKのローカル番組「特報フロンティア」(9月20日放送)の冒頭だとこんな具合です。原子力規制委員会が、九電の安全対策について問い質すシーンです。
(九電) 「非常用蓄電池は2つあります」
(規制委)「なんで隣合わせの部屋に置いてあるんですか」
(九電) 「・・・(『安全基準』には「多重性、独立性」と書いてあるから、ちゃんと2つ用意したのに何言ってんだこいつ? 的な顔)」
(規制委)「隣の部屋じゃ、このエリアに問題が発生した時に同時に使えなくなるじゃないですか。何のために『多重性、独立性』とか書いてあるのか、理解できてないでしょ」
みたいな話(記憶による再現・・・文言は正確ではありません)です。新聞報道だと、これかな→「<玄海原発>電源に重大な不備…原子力規制委が指摘」(Yahooニュース←毎日新聞 9月20日)
この番組では、この他にも、九電安全対策の突っ込みどころ満載ぶりが紹介されていました。いやはや、これで再稼働とは実に恐ろしいものがあります。
この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
今回はまず、福島の汚染状況を平行移動して玄海原発の上に置いてみました。壱岐全島、佐世保市、西海市、有田町、伊万里市、唐津市といったところが、10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域に入っています。福岡市も西区・早良区あたりは1万Bq/m^3hr以上汚染される青の領域です。
・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。
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佐賀県玄海原発
福島第一原発はどうなっているんだろう?その2
2013-09-27
フクイチH4エリアE-1井戸のトリチウム濃度、昨日発表と変わらず、過去最高値、17万ベクレルを維持しています → 東電資料 9月27日。グラフつけときます。

ここは原発建屋より地下水上流なので、毎日300トンとも言われる地下水で洗い流されているにも関わらず、どうやって放射性物質が供給され続けているのか、実に怪しい状況としか言いようがありません。
本日は東電からいろいろな“まとめグラフ”が発表されています。パラパラと見ていくと、やはり混沌としています。

「地下水の全ベータ、ストロンチウム濃度推移」なるグラフだと(しかし、「全ベータ」とは面妖な・・・「全ベータ線量」であって、「全ベータ濃度」とは言わないんじゃないか?・・・こういう省略表記は無理があると思うのだが)、8月半ばから数値がはっきりとした減少傾向にあるようです。
しかし、

海の方はセシウムやトリチウム、波打ちながらじわじわと濃度上昇しているように見えます。このあたりのグラフ、縦軸が1目盛り違うと10倍ですので、見かけはわずかな上昇傾向程度に見えてますが、実際はけっこうな上昇です。
そうそう地下水位は地点によってパラパラで、改善傾向にあるグラフもあるのですが、

地下水観測孔No.2は上昇を続けています。
東電経営陣の意識はすっかり柏崎刈羽原発の方に行ってしまっているように見えますが、福島第一、本気出して取り組まないとダメでしょ。国が重い腰を上げる気配もないし・・・。
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広野町のコメの安全具合/NHKニュースの「おっと」
2013-09-26
昨日9月25日、NHKは福島原発事故以後3年ぶりのコメ出荷を行った、福島県広野町の放射能汚染検査の状況を報道していました。「福島コメ出荷へ放射性物質検査」(NHKホームページ 9月25日)
上記リンク先には動画が掲載されていますので、見ていただけると良いのですが、「担当者は袋詰めの玄米を次々と検査装置に通し、国の食品基準より厳しく設定された基準を下回っていることを確認して、袋に検査済みのシールを貼っていきました」と検査風景が紹介されていきます。
その際、検査装置のモニターが映るのですが、矢印で示した↓ここのところ、検査数値が表示されています。

拡大してみましょう。

トータルのセシウム(「トータルCs」)、2.4Bq/kg と読めます。
NHKは「基準をパス」という点を強調したいらしく、カメラは「PASS」を中心にクローズアップしていきます。おかげで、さらに詳しい数字が読めます↓ (当方はNHK視線からちょっとズレた所を切り出し)

セシウム134(「Cs-134」)、0.4Bq/kg、セシウム137(「Cs-137」)、2.0Bq/kg、と読めます。
う~ん、「国の放射性物質の基準を下回った」といっても、結局検出されてるやん、セシウム。
まあ、でも“放射能気にしない派”の人達には微小な数字ということになるのでしょう・・・さて、どのくらいの被曝となるのか、ちょっと点検です。
日本人のコメ摂取量は、農水省の「こどもそうだん」ホームページによると、年間59.5kgとのことですから、その数値と、上の数値を“内部被曝、ベクレル(Bq)・シーベルト(Sv)変換ホームページ”に投入して換算してみます。
必要部分を抜き出して掲げます↓

原発業界御用学者グループのICRPの換算式ですと、0.452+1.547=1.999μSv、批判派学者グループECRRの換算式ですと、0.476+7.735=8.211μSv、被曝することになります(年間)。
一年、このコメを食べ続けると、厚生労働省の食品安全基準、年間1mSv=1000μSvのうち、2~8μSvぶんを使ってしまうことになります。これを大きいと見るか、小さいと見るか。まあ、他の食品の汚染状況や外部被曝も考えてみる必要がありますから、(それにそもそも厚生労働省の年間1mSvという基準を信じるかという問題もあります、ので)、人により評価は分かれるでしょう。
なお、日本人の、食品内セシウムからの平均的な内部被曝量は、「0.0009~0.0057ミリシーベルト/年」=0.9~5.7μSv/yという推計(by 厚生労働省)ですから、上記のコメを一年間食べると、それだけで平均的な日本人被曝線量の35%~9倍程度内部被曝することになります(ICRP換算÷推計値最大~ECRR換算÷推計値最小)。
ところで↓この話、もっと拡散する必要があるんじゃないでしょうか。
「マスコミ報道せず!米国が日本製品の輸入規制強化!対象が8県から14県に増加! 」(「真実を探すブログ」さん)
農水省のHPによれば、アメリカの日本に対する食品輸入規制範囲が8県から14県に拡大されたとのこと。
「米国の放射性物質に係る輸入規制の変更の概要について(平成25年9月9日時点)」(農林水産省)
「広野町のコメが安全」なんて、何報道してんだNHK!! 東北から関東、静岡・長野まで、農産品・水産品、危ない、危ない!! と、アメリカは言っています。(当ブログが煽ってるんじゃないよ!!)
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再び17万Bq/L!! フクイチH4エリアE-1井戸のトリチウム濃度
何かヘンだ!? フクイチH4エリアE-1井戸のトリチウム濃度
2013-09-25
ここ2日ほど注視してきました福島第一原発H4エリアE-1井戸のトリチウム濃度、本日は昨日と同じ15万Bq/Lとのことでした。
(東電発表資料 9月25日)
濃度上昇が横ばいに転じました。

いや~、よかったよかった・・・って、全然良くない!! とんでもない高濃度が続いているわけです(感覚が麻痺させられてしまっている・・・)。
しかもちょっと考えてみれば、毎日300トンの地下水がこのあたりの地下を洗い流しているわけですから、後から後から何かが漏れだしていない限り、高濃度が維持されるはずがないという問題があります。
さらにこの場所、おかしいです。ここは汚染水タンク設置場所であって、原発建屋そのものの至近の場所ではありません。つまり、メルトダウンした核燃料の影響が地下水の流れを遡ってこんなところ(地下水の上流に当たる汚染水タンク設置場所)に現れるということはないはずです。
点検されたことになっていますが、実際はいい加減で、相変わらずどれかのタンクからジャンジャン漏水しているのか、はたまた何か別の放射能汚染源があるのか??
何がどう漏れているのか、実に怪しい状況が続いています。
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【放射性ヨウ素131の拡散】浜岡原発だったら(12)横浜・横須賀・富津
2013-09-25
福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
今回は、中部電力の浜岡原子力発電所です。言うまでもなく、東海・東南海・南海連動地震が起きれば、真っ向から揺れも津波も到来する位置にあります。そして、大事故となれば、日本の東西交通の大動脈、東海道を真っ二つに断ち切る放射能の壁を発生させかねず、しかも風向き次第では、東京か名古屋を壊滅させることも考えられるという、ほんと、すごい位置にあります。菅前首相がまず止めようとした原発がこれです。
この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
前回よりさらに時計回りにちょっとだけ、重ね合わせる際の角度を進めてみました。100万人単位の人々が青い領域(1万Bq/m^3hr以上汚染される領域)に入ったり出たりしていきます。今回、青の領域に入ったのは横浜市南部~横須賀~富津です。
・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。
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静岡県浜岡原発
さらに上昇トリチウム濃度/フクイチH4エリア漏洩水
2013-09-24
昨日のグラフ、時間がなく大慌てで作業したため、資料の発表日でプロットしてしまいました。本来ならば、試料採取日であるべきなので、作り直しました(データの抜けもあったし・・・)。
(データソース → 東電広報資料HPの、「福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)」といった表題の資料)
おっと、また上昇しましたトリチウム濃度。15万ベクレルです。
政府!! 何してる!! 「前へ出る」どころか、結局、何もしてないじゃないか。
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また上昇してますトリチウム/フクイチH4エリア漏洩水
2013-09-23
今日は休日ということで、政治や何やらに大した動きもなく、心穏やかに過ごせるか・・・というつもりなら、東電のホームページなんて見ちゃいけなかった。東電ももちろん休日ということで(福島原発の放射能漏れは休日だからといって待ってくれるわけではないですが)、発表資料も定型的な数値を記載したものばかりなのですが、その中の1つ↓

(東京電力発表資料 9月23日)
地下水調査井戸E-1のトリチウム、130,000Bq/L、ちょっと高いかな~・・・いやいや、なんかもう感覚が麻痺させられています。ひどく高いです。ここはかつて、17万ベクレルを記録して盛んに報道されていました。だから、「こんなものか」と思ってしまいますが、冗談ではない高濃度漏洩です。
これまでの公表資料から経時的に、この地点だけの数値を抜き出してグラフにしておきましょう。

(データソース → 東電広報資料HPの、「福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)」といった表題の資料など)
【追記】 改定アップデート版(9/24)は → こちら
またもや何か、事態が悪化を始めたようです。
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【放射性ヨウ素131の拡散】浜岡原発だったら(11)川崎・横浜
2013-09-22
福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
今回は、中部電力の浜岡原子力発電所です。言うまでもなく、東海・東南海・南海連動地震が起きれば、真っ向から揺れも津波も到来する位置にあります。そして、大事故となれば、日本の東西交通の大動脈、東海道を真っ二つに断ち切る放射能の壁を発生させかねず、しかも風向き次第では、東京か名古屋を壊滅させることも考えられるという、ほんと、すごい位置にあります。菅前首相がまず止めようとした原発がこれです。
この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
それにしてもこのあたり、重ね合わせる際の角度をわずかに変えるだけで、100万人単位の人々が青い領域(1万Bq/m^3hr以上汚染される領域)に入ったり出たりしていきます。今回、青の領域に入ったのは川崎市~横浜市東部です。
・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。
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静岡県浜岡原発
やっと出てきた事故処理の制度的対応
2013-09-21
東電に丸投げ、「都合の悪いことは見ない、見ない」と、福島原発事故処理、全然やる気のなかった自民党政権ですが、さすがにこのままじゃ傷を大きくするだけということにやっと気づいたようです。まったく今まで何してたのか・・・。
(朝日新聞9月21日西部本社版朝刊)
実際のところ、極めて腹立たしい限りながら、東電に事故収束を行なう資金・能力はありませんから、何らかの形で国が関与するしかないのは分かりきったこと。なにをグズグズしていたのか、という話しです。
しかし現政権に何ができるのかというと、それも疑問なところが絶望的な状況ではあります。なんせ、これまで、「事故対策」と言ってもゼネコンに金回すことしか考えてないわけですから。
ともあれ、検討されているのは「①分社化」「②廃炉庁新設」「③独法新設」の3案だそうです・・・、って、おいちょっと待て、です。
記事中には「・・・②と③は国の責任が明確になる一方、東電の責任や負担逃れにつながる恐れがあると指摘した・・・」とか、書いてあります。いや、そうじゃなくて、既に東電には責任も負担も負えないことが明確になっている現状において、国が関与するのですから、なんで東電を処分しない?
まず東電をきちんと破綻処理するべきじゃないですか。津波予測の隠蔽、安全装置の撤去、さらに事故発生後も国会事故調を騙すといったことを平然と行ってきた無茶苦茶な経営陣および、こういう経営陣に出資して金儲けをしていた株主に対して、相応の責任を取らせるべきです。それなしに国が出資とはナンセンスです。
貧乏人から消費税で金を巻き上げ、それを法人減税で金持ちにプレゼントするアイデアに固執する安倍と取り巻き自民、あれだけの事故を起こしていても東電を守るってか、バカも休み休み言え!!
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東電救済なのか、福島原発5・6号機、廃炉要請/安倍首相
2013-09-20
安倍首相が福島第一原発5・6号機の廃炉を要請しました。「首相が福島5、6号機の廃炉要請 『年内判断』と東電社長」(47ニュース=共同通信 9月19日)
どうせ再稼働のめどなど全く立たない福一5・6号機、東電だって早く処分したかったでしょう。しかし、実質的には倒産している会社の立場として、帳簿上、大赤字の上乗せになるこんなこと、債権者への気兼ねもあり、東電としては“とっても言い出せない”状態でした。「国の要請ですから」と、これからは大手を振って、損失処理へと伝票を回せます。
さてこのようにして出てくる損失、安倍政権がどう処理するか、注視が必要でしょう。「国が要請したのだから国が税金で面倒見ます」、「受益者負担の立場から、これまで電気を使ってきた人々に電気料金の形で負担してもらいます」の、どちらか、あるいは両方で処理することになるでしょうが、その前にしっかり責任取らせましょう、こんな会社に投資して金儲けしてきた株主、彼らの利益を温存することはありえません。東電の破綻処理なしに、国費投入も電気料金値上げもないのだ、と、世論を盛り上げていかなければなりません。
それにしても、消費増税で貧乏人から搾り取った金を、法人減税で金持ちにプレゼントしようと策動するのが安倍ですから、こいつが首相やってる限り、筋の通った政策は出てこないだろうな・・・。
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毎日600億ベクレル放出、福島原発
2013-09-20
毎日、600億Bq放出だそうです、福島第一原発。「外洋に1日600億ベクレル放出 福島原発、気象研の研究官報告」(47ニュース=共同通信 9月18日)
福島第一原発の港湾開口部、別にガラスやビニールで塞がれているわけではありません。「完全に」水を通さないもので塞いだら、少なくとも毎日あとからあとから地下水300トンが注がれているわけですから、溢れてしまいます。港湾開口部には、穴だらけの“シルトフェンス”なるものが張られているだけです。
当然、東電が不検出とする港湾外部の海水と交じり合っているわけですから、放射性物質の補給がなければ、港湾内の海水はだんだんと薄まり、放射線量は低下するはずです。
ところが、港湾内の海水の放射線量、“安定的”です。
ということは、放射性物質が常に流れ込み、常に流れ出る量とパランスがとれている・・・と、いうことになります。外洋に出たら薄まってしまって検出できない、というだけの話しで、太平洋には相当量の放射性物質が放出されています。
で、その流出量、いかほどか・・・600億Bq/日、ということです!!

(朝日新聞9月20日西部本社版朝刊)
う~ん、朝日新聞のこの記事、説明してくれているのはいいんだけど「600億ベクレルの放出がないと計算が合わない・・・」、って、「一日あたり600億ベクレルの放出がないと計算が合わない・・・」にしてくれないと困るんだけど・・・。
これでもまだ言うか、安倍首相↓
「安倍首相、再び『汚染水ブロック』 海へ流出続くなか 福島第一視察」(朝日新聞HP 9月20日)
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【放射性ヨウ素131の拡散】浜岡原発だったら(10)世田谷区・杉並区
2013-09-19
福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
今回は、中部電力の浜岡原子力発電所です。言うまでもなく、東海・東南海・南海連動地震が起きれば、真っ向から揺れも津波も到来する位置にあります。そして、大事故となれば、日本の東西交通の大動脈、東海道を真っ二つに断ち切る放射能の壁を発生させかねず、しかも風向き次第では、東京か名古屋を壊滅させることも考えられるという、ほんと、すごい位置にあります。菅前首相がまず止めようとした原発がこれです。
この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
さて、前回よりさらにちょっとだけ東へ汚染域を回転してみます。東京都区部の西部、世田谷区や杉並区には、1万Bq/m^3hr以上汚染される青の領域が到達しています。なお、静岡市の10万Bq/m^3hr以上汚染(緑)領域入り、甲府市の1万Bq/m^3hr以上汚染(青)領域入りは前回と同じようなものです。
・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。
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静岡県浜岡原発
「水に流して」いいことと悪いこと。885万Bq流出と、民主党
2013-09-18
台風で一句出来ました「雨水で薄めてしまえば基準以下」と、東京電力、885万Bqもの放射性物質、放出です。「排出雨水の総量1130トン 放射性物質885万ベクレル」(福島民友 9月18日)
「排水総量1130トン、885万ベクレル 第一原発せき 1リットル当たり濃度基準以下」(福島民報 9月18日)
しかもこの“基準”、単なる社内基準とのこと。勝手に濃度決めて、はい「水に流して」、と来ました。
ところで、政権離れた途端、何でも水に流しちゃったんじゃないかと思われるほど淡白な民主党、遮水壁は本来もっと早く作られていなければならなかったんじゃないですか。

(朝日新聞9月18日西部本社版朝刊)
東電の口約束に騙されて、海江田(当時)経産相、遮水壁の建設を「中長期的課題」として先送り、結局ないことにされたと馬淵澄夫(当時)首相補佐官の証言です。
まったく何を今頃ごちゃごちゃ言っているのでしょう。政権失ったショックのせいかもしれませんが、民主党は国会に相応の議席を持つ政党なんですから、こういう約束は「水に流さ」れないよう、きちんと国会で追求し続けてくれなければ何の存在価値もないじゃないですか。これじゃ遮水壁問題、今まで放置されてきた責任、むしろ海江田代表が取るべき事態です。
まあ、幹事長にバリバリの原子力ムラ住人を据える党ですから、むしろ進んで「水に流した」のかも知れませんが。
そうそう、こっちも淡白、原口前総務相↓
原発事故に備えた“蒸発系の冷却システム”、いつの間にか(小泉政権時代)撤去されていたとのこと。安全装置撤去したところに地震や津波じゃ、原発壊れないほうがおかしいじゃないですか。この問題、なんで追求しない、民主党。
やっぱり、幹事長にバリバリの原子力ムラ住人を据える党としては、こういうことは「水に流したい」のか・・・。
なんだ、全部「水に流しちゃいけないこと」ばかりでした。
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「九電の好きにしていいからね」と、佐賀県
2013-09-18
九州電力が慎重姿勢で事前了解を持ちかけてきたのに、「あ、それ、勝手にやって」と、玄海原発安全対策工事を九電の恣意に任せる佐賀県、さすが元九電社員の子供が知事な県は違います。
(朝日新聞9月18日西部本社版朝刊)
住民の安全を考えるよりも、九電の便宜の方が優先する・・・というか、九電の期待以上に九電を野放しにする、すごい県です。ここの隣の県に住んでいるのが心底恐ろしい今日このごろです。ま、九電の本社はこっちにありますが・・・。
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【放射性ヨウ素131の拡散】浜岡原発だったら(9)静岡・甲府・多摩・所沢
2013-09-17
福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
今回は、中部電力の浜岡原子力発電所です。言うまでもなく、東海・東南海・南海連動地震が起きれば、真っ向から揺れも津波も到来する位置にあります。そして、大事故となれば、日本の東西交通の大動脈、東海道を真っ二つに断ち切る放射能の壁を発生させかねず、しかも風向き次第では、東京か名古屋を壊滅させることも考えられるという、ほんと、すごい位置にあります。菅前首相がまず止めようとした原発がこれです。
この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
今回は、前回よりさらにちょっとだけ東へ汚染域を回転してみました。静岡市の10万Bq/m^3hr以上汚染(緑)領域入り、甲府市の1万Bq/m^3hr以上汚染(青)領域入りは前回と同じようなものですが、その先、この青の領域は東京多摩地区を抜け、所沢へと到達しています。
・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。
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静岡県浜岡原発
これは意図的なのか、間違いなのか? またやった東京電力
2013-09-16
実は私、見落としていました。「東電 海のセシウム濃度を2年近く低く公表」(NHKホームページ 9月14日)
なんでも東京電力、「福島第一原子力発電所の近くの海で、2年近くにわたって放射性セシウムの濃度を誤った方法で測定し、実際より低く公表していた」とのことです。そしてさらに、この記事では「ことし6月以降は改善して公表している」とも記してあります。
今年6月といえば・・・
「放出目指す水からセシウム 東電、測定方法に誤り 地元理解困難に」(47ニュース=共同通信 6月4日)
「海に放出目指す地下水からセシウム 東電、測定ミス」(日本経済新聞 6月3日)
「汚染地下水からセシウムを検出 東電、測定方法に誤り」(産経=MSN 6月5日)
東電の地下水セシウム濃度測定方法の間違いが盛んに報道されていました。
ナント、実は地下水測定だけではなくて、海水測定もいい加減だったわけです。ま、同じように測定していたのでしょうから、当然といえば当然ですが。そしてそれをこっそりと改善していたわけです。
で、この海水の測定間違いの話しが今ごろ表へ出てくるわけです。“あれっ、なんで6月の話しが今ごろ・・・”、じゃない、全く新しい話です。6月のは地下水で、今回のは海水です。デジャヴ感でスルーしちゃいけなかったのです。見落とすじゃないか(これ、私だけかな?)。
まったくもう、東電、これまでわざと隠していたんじゃないでしょうか、オリンピックのプレゼンで安倍首相に「汚染水は港湾内で完全にブロック」と言わせるために。意図的・計画的に地下水測定ミスだけを強調し、海水測定ミスはけっして言及しない、と・・・。いやそれよりも、漁協対策、世論対策でしょうか?
全く信用ならない東京電力です。
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見えません!! 台風直撃、福島原発。
2013-09-16
そろそろ(14:00くらい)台風18号、福島浜通りあたりを直撃するころでしょうか。みんな気になる福島第一原発。ライブカメラは・・・
(TBSライブカメラ)
見えません!! あ、いや、↑キャプチャに失敗してるんじゃなくて、実際このまんまの画像です。嵐の風の音だけが聞こえる・・・
あっと、こっちこっち↓

(東京電力ライブカメラ)
さすが、原発至近に設置されたカメラには写っています、福島第一原発。これは静止画ですが、ライブカメラの実際は画面がグラグラ揺れています。かなりの風の模様です。
しかし本日公表された17万Bq/Lという高濃度汚染水や、散乱した高濃度汚染ガレキや、なんやかんや(応急の屋根かぶせただけの原発本体を含む)、どうなっちゃうのでしょうか?

(東京電力発表資料 9月16日)
台風で吹き飛ばされ、かき混ぜられ、分からなくなっちゃった、なんてことでしょうか・・・そして環境放射線量は上昇する・・・
【追記】
「第1原発タンクのせきから排水へ 台風の影響で水位上昇」(47ニュース=共同通信 9月16日14時33分)
やっぱりお漏らしです。
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【放射性ヨウ素131の拡散】浜岡原発だったら(8)静岡・甲府・秩父
2013-09-15
福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
今回は、中部電力の浜岡原子力発電所です。言うまでもなく、東海・東南海・南海連動地震が起きれば、真っ向から揺れも津波も到来する位置にあります。そして、大事故となれば、日本の東西交通の大動脈、東海道を真っ二つに断ち切る放射能の壁を発生させかねず、しかも風向き次第では、東京か名古屋を壊滅させることも考えられるという、ほんと、すごい位置にあります。菅前首相がまず止めようとした原発がこれです。
この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
今回は、前回よりさらに東へ汚染域を回転してみました。静岡市はかなりの部分が10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域となり、そして1万Bq/m^3hr以上汚染される青の領域、甲府を通りぬけ、秩父へと到達する図となりました。
・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。
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静岡県浜岡原発
全然コントロールできてない福島汚染水、というか事故原発!!
2013-09-14
東京電力幹部からも、安倍発言は否定されました。「東電幹部、安倍首相発言を否定 汚染水『制御できてない』」(47ニュース=共同通信 9月13日)
東電の山下和彦フェロー、あっさり“汚染水問題はコントロールできてない”と発言です。
実際どうなのか、昨日東電が発表した資料にあたってみましょう。次のようなグラフが出されています。


(↑2枚とも東電発表資料 9月13日から)
なんと言うか、東電は“安定している”と言いたいようですが、なんかジリジリと汚染濃度、上昇を続けているように見えます。グラフを見る限り、事態は緩慢に悪化しており、「コントロール」なんて言葉、とても使えるような状態には見えません。
なお、地下水のデータでは上記のような数値が示されていますが、海の汚染濃度はまた違った推移をたどってきたようにも見えます。

(東電発表資料 9月13日に書き込み加工)
当ブログ、一昨日の記事では、今回の高濃度汚染水漏洩以前に、なにかあったのではないかという指摘(汚染水漏洩問題はより重大な事態を隠す偽装工作、具体的には「福島第一原発の溶けた核燃料と地下水が接触した」事態を隠すためのものではないか、という指摘)を紹介しました。そういう目で見ると、7月初頭と8月20日前後、やっぱり、なんかピークみたいなものがあります。まあ、ことによると話は逆で、これまでの数値はホントに汚染水漏洩で、これから溶けた核燃料の本格的な流出が始まるのかもしれませんが・・・。
「トリチウム濃度さらに上昇 漏えいタンク付近の地下水」(47ニュース=共同通信 9月13日)
「別タンク群外側から高線量 福島第1原発・汚染水問題」(福島民友 9月13日)
ほんと制御不能じゃないですか。
(まあ、そもそも「汚染水タンクの耐用年数5年」というのは真っ赤なウソで、汚染水タンクの耐用年数なんて全然定められていなかったという信じられない手抜きも明らかになっていますので、事態が制御不能になるのは当然の話なのですが →「タンク耐用年数、根拠なし 第一原発」(福島民報 9月13日))
・アニメーションGIFの作成には、Giamを使わせて頂きました。ソフト作成者の古溝剛様、ありがとうございました。
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【放射性ヨウ素131の拡散】浜岡原発だったら(7)浜松市天竜区~諏訪・岡谷
2013-09-13
福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
今回は、中部電力の浜岡原子力発電所です。言うまでもなく、東海・東南海・南海連動地震が起きれば、真っ向から揺れも津波も到来する位置にあります。そして、大事故となれば、日本の東西交通の大動脈、東海道を真っ二つに断ち切る放射能の壁を発生させかねず、しかも風向き次第では、東京か名古屋を壊滅させることも考えられるという、ほんと、すごい位置にあります。菅前首相がまず止めようとした原発がこれです。
この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
今回は、北への展開です。浜松市天竜区はほとんどの地域が10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域となり、長野県は諏訪市・岡谷市といったところまで、1万Bq/m^3hr以上汚染される青の領域が到達する図となりました。
・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。
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静岡県浜岡原発
福島原発で何が起っているのか? タイムラグの謎
2013-09-12
福島原発汚染水問題、東電は遂に汚染水の地下水到達を認めたとのことです。「地下水到達認める 汚染水漏れ 東電高濃度トリチウム検出」(福島民報 9月12日)
「トリチウム濃度急上昇 第1原発漏えいタンク付近の井戸水」(福島民友 9月12日)
福島民友の記事では、必ずしも東電が汚染水の地下水到達を認めたわけではないようですが、いずれにせよ、ここ数日で地下水の汚染数値が急上昇したことには変わりがありません。
ところで、海水の汚染濃度、以前掲載した表ですが、

(東電発表資料より)
抜き出したもの↓

四角括弧[]で示されたピーク値が計測された日付けは、6/26とか7/15、8/19となっています。これ、本当に高濃度汚染水タンクからの漏洩の影響なのでしょうか? 冒頭のリンク先の新聞記事に記載されていますように、地下水の汚染値が急上昇してきたのはここ数日ということになります。話が合いません。今回の高濃度汚染水漏洩以前に、なにかあったのではないでしょうか?
「真実を探すブログ」さんは、汚染水漏洩問題は偽装工作であって、それ以前に「福島第一原発の溶けた核燃料と地下水が接触した」事態が発生していたのではないか、という考えを紹介されています。
なんとも無気味な今日このごろです。
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【放射性ヨウ素131の拡散】浜岡原発だったら(6)名古屋市
2013-09-11
福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
今回は、中部電力の浜岡原子力発電所です。言うまでもなく、東海・東南海・南海連動地震が起きれば、真っ向から揺れも津波も到来する位置にあります。そして、大事故となれば、日本の東西交通の大動脈、東海道を真っ二つに断ち切る放射能の壁を発生させかねず、しかも風向き次第では、東京か名古屋を壊滅させることも考えられるという、ほんと、すごい位置にあります。菅前首相がまず止めようとした原発がこれです。
この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
前回は、中京地域が広範に汚染される場合を考え、福島汚染地域図の南側を名古屋方向に合わせましたが、到達距離的には原図北側のほうが遠くまで汚染が到達しています。こちらを名古屋に合わせると、原図が切れていますので、よくわからなくなりますが、名古屋市まで10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域が到達するようです。
・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。
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静岡県浜岡原発
政府「完全にブロック」を修正
2013-09-11
さすがにあまりの強弁はムリと思ったのでしょうか・・・「汚染水『問題ないレベル』と政府釈明 『完全にブロック』を修正」(北海道新聞HP 9月11日)
なんせ東電の数値さえ、放射能が港湾外に漏れていることを証明しているのですから→「『影響は港湾内で完全にブロックされている』」(当ブログ記事)。
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針、振り切れた理由
2013-09-10
あらら、地下水観測孔No.1-3の地下水位を示す青のライン、そしてNo.1-5の黄色のライン、なくなっちゃいました、福島汚染水問題。
(東京電力 報道配布資料 9月9日)
かわりに説明が書いてあります。「地下水観測孔No.1-3については、孔内に薬液が回り込んでおり、測定不能。地下水観測孔No.1-5については、地盤改良作業に伴い一時的に水位計を取り外し。」だそうです。
福島県が海水のサンプリング調査を始めようというその日の午前に、「初めて海水から放射性物質が検出されました」と発表したり、メディアに取り上げられる第一報では、数値を小さめに出しておいて世間の反発を受け流し、後から本来の値に差し替える東電。この説明から我々は何を読み取ったら良いのでしょうか? まさか、都合の悪い観測孔をわざと測定できない状態にしたわけじゃないですよね?
(これまで問題にされていたのとは違う汚染源もありそう→「1号機周辺にも汚染源か 海側井戸で高濃度の放射性物質」(福島民友新聞 9月10日)ですし・・・。対策会議を開いたといったところで、政府はいったい何をするつもりなのでしょうか?)
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「影響は港湾内で完全にブロックされている」
2013-09-09
福島原発事故・汚染水問題、「影響は港湾内で完全にブロックされている」と述べた安倍首相。は~っ、ここまでウソ、平気で述べられるものなのですね。
本日の東電発表資料からです↓

ピンクで囲った部分の取水位置は次のような場所になります。

これらは堤防の外側、「海」と言っても良いし「太平洋」と言っても良い位置になるでしょう。少なくとも「港湾内」ではないでしょう。まあ、「港湾口」は、境界かもしれませんが。
抜き出してみます。

それにしても、どこを見てもSr-90、検出されています。セシウムどころじゃありません、ストロンチウム90、カルシウムと化学的特性が似ており、骨に蓄積される猛毒です。
さらに見ておくべきは日付け。各種放射性物質、最高値を示した日付けは6/26とか7/15、8/19といった記述になっています。これ、もともとの爆発時点でバラ撒かれた放射性物質じゃないでしょ。この日付け、明らかにここ数ヶ月で漏れ出たものとしか考えられないでしょう。
「影響は港湾内で完全にブロックされている」と語った安倍首相、人間ここまで嘘つきになれるものなんですね。
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【放射性ヨウ素131の拡散】浜岡原発だったら(5)浜松・名古屋・岐阜・津
2013-09-08
福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
今回は、中部電力の浜岡原子力発電所です。言うまでもなく、東海・東南海・南海連動地震が起きれば、真っ向から揺れも津波も到来する位置にあります。そして、大事故となれば、日本の東西交通の大動脈、東海道を真っ二つに断ち切る放射能の壁を発生させかねず、しかも風向き次第では、東京か名古屋を壊滅させることも考えられるという、ほんと、すごい位置にあります。菅前首相がまず止めようとした原発がこれです。
この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
今回の図は、汚染地帯が中京地域に広範に広がったケースです。10万Bq/m^3hr以上汚染される緑の領域は浜松市はもちろん通りぬけ、岡崎市の一部に到達しています。1万Bq/m^3hr以上汚染される青の領域は、名古屋・岐阜、また津市へと広がっています。
・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。
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静岡県浜岡原発
針、振り切れてるじゃないか!!
2013-09-07
そう言えば地下水位、針、振りきれています。
(東電発表資料から)
たしかこのへん・・・福島第一原発周辺の標高が4m程度のはずですので、要するに、地下水の流れが地上に到達し、湧き出し、チョロチョロか、ジャンジャカか、流れてる、ということでしょう。だからこの高さ以上は観測不能なのでしょう・・・。
で、この地下水、ここしばらく報道されてますように、
「汚染水、地下水到達か 第一原発 バイパス見直しも 危機的状況深刻さ増す」(福島民報 9月6日)
高濃度汚染水タンクから漏れた高濃度汚染水と接触している模様ですので、いずれ高濃度汚染水に含まれていた放射性物質を地下から運んでくることになるでしょう。そうなれば、放射性物質が地上にぶちまけられた状態になる、と、いうのが当然の展開でしょうか。もちろん、それが更に海に流れもするでしょうが。
で、これを防ぐには、地下水を流入元で汲み上げ、地下水位を下げる必要がありますが・・・、「地下水バイパス計画は原子炉の建屋地下に1日400トン流れ込む地下水を減らすため、建屋の山側にある12本の井戸から地下水をくみ上げ、海へ流すことを目指していた。今回、タンクの周辺で掘った井戸は、さらに山側に位置している。」(日本経済新聞HP 9月6日)とのことです。あちゃ、地下水、汲み上げて海に流す計画の取水予定場所よりさらに上流で汚染されてしまったということですね。原発建屋の山側=地下水上流に安普請汚染水タンクなんて設置するから、目も当てられない状況です。
こうなったら、地下水取水場所をさらに上流、汚染水タンクよりもっと山側・上流に変更するしかないんじゃないか・・・汚染水タンクも増え続けて上流へと攻め上っていくだろうけど、それより更に上流へと・・・。ま、現状、やることなすこと信用出来ない状態ですから、漁協の皆さん、とても地下水の海への放出を認める状況にないでしょうが。
ところで「前へ出る」とか言っていた国、ちっとも出てきませんね~。どこ行っちゃったんでしょう? フムフム、地球の裏側、ブエノスアイレスまで避難ですか。それ以上、後ろないぞ!!
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