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「原発問題を第一の課題に掲げるところが他の候補と違う」細川記者会見
2014-01-22
細川護煕元首相、やっと都知事選立候補記者会見です。記者の質問に答えて、「遅いと言われるかもしれないけれど、小泉元首相との会見から1週間、選挙事務所を用意したり、スタッフを集めたり、政策を考えたり、ぎりぎりのところです」、まあ、そうでしょう。
(ニコニコ動画 スクリーンショット)
政策内容的には、特にどうというものではありませんでしたが(準備時間がなかったんだ、というのがよく理解できる内容・・・)、しかし、ニコ動のコメントも突っ込んでたけど、“脱原発しかないんだろ”というのが非常に明確で、これはこれで旗幟鮮明、良かったのではないでしょうか。
実際、「他の候補も脱原発と言っているが細川さんは何が違うのか」という記者質問に答えて、「他の候補は、(原発問題を)他の政策と並列されているが、私は原発問題が第一、それが違う」。言い切りました。
まあ、具体的に何をするかについては「エネルギー戦略会議を早急に立ち上げ検討してもらう」ということで、要するに具体案は無いのね、というところでしたが。
それにしても記者質問で印象的だったのが読売の必死ぶり。佐川急便問題やNTT株問題について、細かい質問の数々、これには辟易したでしょうが、細川氏は準備してきたメモ見ながら、事実関係について丁寧に説明していました。原子力ムラの一員、読売新聞は、金銭問題攻撃に終始です。
記者質問では、他にも、都の様々な課題について突っ込まれていましたが、要するに「柏崎刈羽や浜岡など、200km、100kmという所に原発がある。もし大きな原発事故が起きたら、都民の命にかかわる話、原発問題が最優先にならざるを得ない」、びしっとキメました。
と、いうところで、ニコ動のコメントは、多数のネトウヨ的な批判のオンパレードなのですが、会見後行われたニコ動のアンケート結果では、

「とても良かった」33.5%、「まぁまぁ良かった」20.7%、「ふつうだった」15.9%、「あまり良くなかった」5.7%、「良くなかった」24.1%、という結果でした。充分、好印象で受けとめられたと言って良いのではないでしょうか。もちろん「読売の質問が良かった」とかいう回答も入っているかもしれませんし、そもそも細川氏の会見を見たい人が見ているのですから好意的な回答が多くなるのは当たり前とも言えますが。
とりあえずは良好な滑り出しと言って良いでしょう。
それにしても、細川氏(そしてその背後にいる小泉氏)の動き、自民党は気になってしょうがないようです。細川氏批判をブツブツブツブツ、言わずにはいられないみたいです。
「高村自民副総裁、『脱原発』争点化けん制=菅官房長官『都民に選択肢を』」(時事通信HP 1月22日)
一方、細川応援団の方もすごいことになってきました。
「生活、細川氏支援を決定」(時事通信HP 1月22日)
小沢一郎も組織を上げて細川氏応援です。でも、「支援の方法に関しては『ぼくが街頭(活動)をやったらマイナスだからやらない』」だそうです。はは、よく分かってらっしゃる。
もともと元首相連合の上に、3人めの元首相も応援ですし「菅元首相、細川氏支持訴え」(時事通信HP 1月22日)、4人めの元首相・鳩山由紀夫も応援だろうと言われてますし(さらに鳩山邦夫も、とも言われていますし)、さらに、5人めの元首相も出てくるかも「細川氏出馬に『じぇじぇじぇ』 野田前首相ブログで驚き」(朝日新聞HP 1月16日)。いや、あんた(野田)は出てこない方がいいってば。
このほか、名古屋市長の河村たかし も応援だそうです。
なんか妖怪総進撃?? あ、そう言えば、妖怪と呼ばれた松野頼三の息子、松野頼久も細川応援ですね。
なんとも悪趣味な展開となってきましたが、もう行くっきゃないでしょう。
これでまとまるのか?
細川氏は、今日の記者会見で、“靖国参拝、集団自衛権、憲法改正問題等について、細川氏と小泉氏とでは立場の違いがあるが、それで共闘できるのか”と質問されて答えていました。「そういうことについては小泉氏とは話していない。今回は原発で一致してやるだけ。他はどうせすれ違うだけだから」と答えていました。
そうです。とにかく今は、原発再稼動阻止から脱原発へ、一気に進まなければならない時です。シングル・イシューで総進撃です。GO GO !!
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