お薦め記事

スポンサーサイト

--------
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック:(-) コメント:(-)
tag :

浮かぶ電力、沈む電力

2014-02-04
 昨日見たように、中部電力、燃費の悪い石油火力を止め、燃費の良いLNGに切替え作業を急いでいます。切替え後には、石油火力は全発電量中の1%と、恐らくは単なる技術継承のみのためでしょう、わずかには残しますが、徹底的にやります。
 これもちろん、脱原発するためにやっているわけではないはずです。確かに、原発停止中も安く発電し、赤字を出さないようにすることができるでしょうが、狙いは別のところでしょう。
 安倍政権はやる気なくリップ・サービスだけですが、電力自由化、何らかの形で進行するはずです。少なくとも経産省は、一定程度は自由化しようとしています。自由化が進展した時、何が企業の命運を握るか、と考えれば、あまりにも結論ははっきりしています。電気は品質に差が付きませんから、価格競争のみが残るはずです。要するに安く売ったもの勝ちで、そのためには、安い発電をしておかなければなりません。
 もともと浜岡原発のみの中部電力としては原発に入れ込んでいませんから、さっさと価格競争できる態勢を作っておこうというところでしょう。原発みたいな高い発電をやっていたら、価格競争になったら勝負になりません。
 規制業界・保護産業として(地域独占・総括原価方式で)、高く発電したほうが高く電気料金を設定でき、濡れ手で粟をつかむような儲けが出来る原子力は魅力ですが、今後の展望がはっきりしないならば、保険を掛けておこう、といったところだと思われます。

 というところで、電力各社の発電熱効率です。

発電熱効率
電気事業連合会HPのデータより作図)

 2010年度は原発が動いていた段階、2011年度に原発は止まり始め、2012年度にはほとんど止まっています。それに伴い、休止していた効率の悪い発電施設を動かしていったため、多くの電力会社は発電熱効率を下げています。
 ところが中部電力、ここで一気に発電熱効率を上昇させています。他社にしてみれば、「あまり発電熱効率を上げたら電気料金が下がっちゃうじゃないか、何してんだ」でしょうが、中部電力、そんなことに構ってません。もともと、経済における正義は発電効率化(料金低下)です。
 このやる気は大したもので、現在、赤字を出してでも一気にやるつもりです。新発電所建設などに投資せず、既存施設でやりくりしていれば、もともと原発依存率低く、他社よりも有利な状況のはずですが、先日の決算では中部電力、赤字です。「原発停止のせいで赤字です、いやまいりました~、株主の皆さん、申し訳ないですね」などと言いながら、わざとやってますね、これは。単純な決算結果↓では見えてきませんが、この会社、したたかです。

6社赤字
(朝日新聞西部本社版朝刊 2月1日)

 あれ、ちょっと余計なところまでスキャンしてますかね。
 まあ上のグラフで、発電熱効率で一番急激に落ち込んだ九州電力、赤字も最大ですか。この会社はダメですね。


tag :
コメント:












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
トラックバック URL:

http://fkuoka.blog.fc2.com/tb.php/1052-cce7f9e1

<< topページへこのページの先頭へ >>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。