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【Cs137の降下】玄海原発だったら(6)南南東風

2014-03-15
 福島原発の際、季節風の関係で、放射性物質の多くは太平洋方向に飛ばされていると考えられます。しかしリアルタイムで船を出して降下物質の観測をするなんてことはできようはずもなく(被曝の危険もあるし)、データとして上がってこないので、(事故後測定された)陸地に降った放射性物質の状況から福島原発事故の影響を考えがちです。
 しかし、他の原発で事故が起きた場合、風向き次第では、福島では“海に去った”状況が陸地で再現されることだってあり得ます。
 そこで、福島事故の洋上シミュレーションを、他の原発に重ねる、重ねあわせ図を作成してみます。セシウム137に関するシミュレーションの重ね合わせです。原図などはこちらです。なお、原図と現在の状況を見比べてみると、オレンジの領域はほぼ帰還困難区域となり、黄色の領域は半分程度、居住制限区域となると考えられます。
 今回は、佐賀県玄海原発についての6回めです。福島事故のシミュレーション図を並行移動した上で、時計回りに170度ほど回転してみました。今回は夏の季節風ということになります。壱岐は平方kmあたり10万~25万メガベクレルというオレンジの領域にすっぽり入ってしまいますので、帰還困難区域となり、人は住めなくなるでしょう。対馬は全域、平方kmあたり5万~10万メガベクレルという黄色の領域となりました。おそらくかなりは、人の住めない状況(居住制限区域)となるでしょう。

Cs玄海170



・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


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