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これで大丈夫か九電、桜島噴火で川内原発メルトダウンじゃないか~

2014-03-21
 優先審査で一気に川内原発を再稼働したい九州電力、基本的には原子力規制委員会の要求には素直に応じることで話を進めようとしていますが、なんかとっても危なそう・・・「第95回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合」(平成26年3月19日)での検討の様子、後半部です↓。

規制委95回川内ハイライト
(埋め込みコードが出来ないように設定されていますので、外部リンクとなっています)

 “破局的噴火への発展の可能性がある場合の適切な対応”とは具体的に何なのかと突っ込まれて、九電の発電本部・本村某、次のように答えます。

 「原子炉の停止については想像しやすいと思いますが、燃料体の搬出につきましては・・・搬出先の選定とかいう問題もございまして、我々一事業者では当然できる話ではありませんので、関係省庁の方のご指導、ご協力を頂きながら進めていく・・・具体的な対応の一例としてはそういうことになります。」

 この回答には質問した規制委の櫻田・原子力規制部長、ちょっと困惑。「具体的に」と訊いたのに、回答に具体性が全然ない!!

 (櫻田)「あんまり突っ込みたくはなかったんですけど、運び出すために必要な容器の手配とか、そういうお答えが返ってくるのかなと思って聞いたのですが・・・」
 (本村)「ああ、そうですね、我々ができることとしては、輸送容器を調達する、輸送手段の選定、貯蔵先の貯蔵方法の検討、そこらへんが問題になってくると思います。」
  
 ヲイヲイ、思いつきでフォローしてるのが見え見えじゃないかぁ。大丈夫かよ、九州電力。要するに噴火の危険性なんて現実の危険性として認識しておらず、いざという場合の対応もお座なりにしか考えていない。
 まあ、これ以上追求しても何も出てこないと判断したのか、櫻田部長、“今回は説明資料の提出ですからこんなところとして”と、話を終わらせますが、最後で確認は入れます。

 「過去のカルデラ噴火によって敷地に影響があったとすれば、規制上の要求としてモニタリングをするということと、その後の徴候があった場合の対処の方針を示していただくということが要求事項ですので、引き続き確認させていただきたいと思います。」

 あ~あ、九州電力、下手なシミュレーション(川内原発に火砕流が到達)出しちゃったんで、やらなければならないことがまた増えました。火山活動のモニタリング網を作らなければなりません。
 で、ここに島崎規制委員長代理が畳みかけます。

 「公的機関の警報は、一般の方々向けですよね。原子力施設の場合とは時間・スケールが異なる、今、本村さんからお話しいただいたように、いろいろな準備が必要なので、それから、燃料体が冷えるまでの時間とかもあると思いますので、ご確認ください。」

 ここまで言ったら止まりません。

 「こういった破局的噴火の可能性は低いということですが、最近の研究を紹介していただきましたが、地中海のサントリーニ島だとか、カルフォルニアのロングバレーカルデラだとか、実際にマグマの入ってくる時間スケールが万年オーダーではなくて、千年から百年あるいはそれ以下であるという結果に基づいて、議論をいただいたんだと思っております。残念なことにまだこれ海外の例だけでありまして日本の例がないんですよね。例えば日本の例から実際には万年オーダーであるというような結論がもし得られるとすれば、判断を変えなければいけないので、その場合は立地不適ということになります。それはご存知だと思いますけど、一応コメントさせていただきたいと思います。」

 うわ「立地不適」です。南九州の火山は、流動性の特に乏しい流紋岩ですから、万年オーダーじゃないのか?? (まあ、ロングバレー・カルデラも流紋岩みたいだけど・・・)
 そしてもっと具体的な問題についても畳みかけます。噴火対策を、噴火の予兆をつかんでから、どういうタイミングで開始するか、問い質します。

(島崎)「どこで判断するかは非常に重要で、マグマの供給が始まった時点で判断していただくということでよろしいでしょうか。」
(九電・香月副長)「・・・破局的噴火直前の100年もしくは1000年くらいで溜まったという研究成果が海外でありますので、今は我々はそれを採用しようとしています。」
(島崎)「どこで確認できるかというと、マグマの供給が始まった時点で、供給の速度が非常に早いはずでね、その点で確認できるというのは事実だと思います。その点は共有したいんですけど。その後、いつ噴火するかは確認できますか?」
(香月)「噴火時期の予測はできません」
(島崎)「ではマグマの供給が始まった時点で原子炉を止めるということで、よろしいですね。」

 さて、一応、もっともらしく九州電力の資料を検討していますが、やはり今回重要なのは、火砕流が川内原発に到達する可能性があるという点ではないでしょうか。
 そしてもう一点、いろいろと条件を限定することによって、「川内原発は大丈夫」という既定の結論へと九州電力は話を持っていきますが、実際のところ、「重要な事は実は何もわかっていない」ということが、はっきりしたのが、今回の検討会だったのではないでしょうか。シミュレーションのパラメーターは何が適切なのか、とかなんとか、検討会の前半ではいろいろ議論していましたが、後半部ではっきりしたのは、マグマの供給速度の予測もできていない、ということでした。
 この点は重要です。福島以前なら、「わからないことはわからない」、として原発稼働にGOサインを出していましたが、安全審査の方針は変わったはずです。「危険である可能性があれば原発は動かさない。動かそうとする場合には、原発事業者が、指摘された危険がないことを証明する責を追う」というのが、原発安全審査の方針だったはずです(「推定無罪」じゃなくて、「推定危険」にしたはず)。
 九州電力にそれができているのか、極めて疑問です。特に、この方針から言えば、「マグマの供給速度は万年オーダーではない」という証明を九州電力はしなければなりません。単に外国の研究を“参考にした”だけじゃダメです。ここんところ、原子力規制委員会には、しっかり筋を通してもらわなければなりません。


【これ以外にも重要な論点が→火砕流がよけて行く川内原発!! 九電シミュレーションの怪しさ


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