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原発依存度で明暗というか・・・電力会社2014年3月期決算

2014-05-03
 2014年3月期の各電力会社決算が出ています。

電力赤字2013_3
(朝日新聞西部本社版朝刊 5月1日)

 見出しでは「6社赤字」ということですが、“ちょい赤字”と、“大赤字”では、経営状態を考えるには全く違った意味となってきますから、少し見やすくしてみましょう。

売上高(a) 経常損益(b) (b)/(a)
北海道 6303 -953 -15.1%
東北 20388 390 1.9%
東京 66314 1014 1.5%
中部 28421 -926 -3.3%
北陸 5096 98 1.9%
関西 33274 -1113 -3.3%
中国 12560 -36 -0.3%
四国 6363 -17 -0.3%
九州 17911 -1314 -7.3%
沖縄 1792 69 3.9%
  (数字は億円)

 うわ、北海道電力、大赤字もいいところです。売上高の15%を超える経常赤字です。まあ、冬場が電力消費の山となる地域ですから、発電用燃料を大量に買わなければならなかったのでしょう。
 でもでもぉ、おとなりの東北電力は黒字です。北電、もともとの原発依存度の高さもあったでしょうが、この大赤字、やはり経営の下手さでしょう。なんせ主要9電力中、発電効率最低ですから、燃料バカ食いしたのでしょう。東北電力は発電施設のコンバインドサイクル発電への改造など、必要な手を打っています。

 次にひどいのが7.3%赤字の九州電力。これは原発依存度の高さ(それに応じた、老朽化発電施設での発電による燃料ムダ使い)がストレートに出た感じです。これを川内原発の再稼働や、次には玄海原発再稼働によって、取り返そうとしていますから困ったものです。ちゃんと東北電力のように取り組んでもらいたいものです。ま、政治家と結びついたりフトコロに金を入れることばかり考えていますから、救いようがない会社です。

 中部電力と関西電力は共に3.3%の赤字ですが、これは経営努力で吸収してもらえばなんとかなる程度の小赤字でしょう。もっともその内実は、(わざと)赤字を出しながら大胆に経営改善の手を打っている中部電力と、小細工に走っている関西電力で、かなりの違いがあり、数年後には大きく運命を分けてきそうです。もともと原発依存度の高い関西電力は、このまま行ったらホントに原発再稼働に成功しない限り(やめてくれ~~)、浮かぶ瀬はありません。これから廃炉の負担も重くのしかかってくるでしょうし。(そういや中部電力、値上げも決まっているのだった。)

 あとはまあ、赤字と言っても0.3%程度ですから、こんなもの経営努力でなんとでもなる額でしょう。ちょっと努力してもらいましょう。

 と、いうところで、原発停止していても(それで、原発維持費というお荷物を背負っていても)、この程度の決算です。実際に深刻なのは2社、それも原発依存度最大だった関西電力ではなく、北電と九電ですから、無理に(危険は大きい採算も取れない)原発再稼働をする必要はありません。原発再稼働ではなく、着実な電力システム改革等こそが、やるべきことです。


PS. なお、東電についてはこちらのコメントで十分かと→「損害賠償費用も、除染・廃炉費用も国民に負担してもらえば、そりゃ黒字も出ますよね。」(大島堅一氏)。

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