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原子力規制委員会、川内原発の火山モニタリング体制にGOサイン!!

2014-05-16
 本日、「第113回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合」が行われました。
 九電が用意してきた“姶良カルデラが破局噴火を起こす可能性を十分に小さいと考える”理由は、次のようなものでした。

姶良カルデラ基準線
当日配布資料15ページから)

 破局噴火の前には、マグマが山の下に溜まり、山体が膨張する。その膨張を2本の線で測定する(GPSによる測地)。これまでの研究によれば、破局噴火では特に急激にマグマがどんどん溜まるので、姶良カルデラの場合、これらの距離が年5cm以上のペースで増大するはず。
 だけど、↓

姶良カルデラ
当日配布資料16ページから)

 現在の増大速度は5cm/年には達していません。つまり、マグマが破局噴火につながるほどガンガン溜まる勢いはありません。ですから、破局噴火はしません。
 と、いうものでした。

 ほんとにこれで大丈夫なのか??
 ま、いずれにせよ、島崎委員長代理は「それでは専門家の方等々と相談してきちっとしたもの(モニタリング体制)を作っていただきたいと思います」、ってことで、これで九電の説明を了承です。

 ここで審査会合が終わってしまったのですが、不満だな~。次の検討があってよかったんじゃないか。
 つまり、観測してるうちに、この基準を超える事態が発生した場合には、「原子炉の停止、燃料体等の搬出の実施」(当日配布資料10ページ)を行うことになっていますが、これ、時間との勝負です。原子炉停止して燃料運びだすのにどのくらい掛かるのか。燃料棒が冷えてから、なんてこと考えると、1年くらいは簡単にかかるハズ。だから、破局噴火の前兆は、それよりも前に捉えないと意味が無いのです。
 まあ、九電が用意してきたプレゼン資料では「破局的噴火(ミノア噴火)の直前に、100年程度の時間スケールでマグマが急激に充填される」(当日配布資料14ページ)とかなっていますから、ここは突っ込まずにスルーしてしまったのでしょうが、ほんとにそれで良いのか?? なにしろ火山学者自身が「我々は巨大噴火を観測したことがない。どのくらいの前兆現象が起きるか誰も知らない」(火山噴火予知連絡会長・藤井敏嗣・東京大名誉教授)と言うくらいですから。
 いや、そういう意味で言えば、“山体の膨張が5cm/年以下なら破局噴火しない”というのも、とりあえずの仮説の域を出ていないはずです。噴火してから「想定外」じゃ困るんだけどな~。

 それに姶良カルデラ(桜島)については、「大正噴火と同程度の噴火活動を起こすポテンシャルも獲得しつつある状態であると推察している」という言葉も引用されています(当日配布資料12ページ)。

大正噴火
大隅河川国道事務所HPから、「大正大噴火」)

 この噴火、wikipediaによれば「火山灰は九州から東北地方に及ぶ各地で観測され、軽石等を含む降下物の体積は約0.6km3、溶岩を含めた噴出物総量は約2km3(約32億トン、東京ドーム約1,600個分)に達した」とのことです。
 この規模の噴火なら、いつでも起きるわけです。風向きが川内原発に向いていた時、人力だよりの火山灰対策でなんとかなるのか、やはりかなり危ないとしか思えません。


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