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「新規制基準」は全く機能しないことを示した『エネルギー白書』

2014-06-17
 今年度の『エネルギー白書』が閣議決定されました。

 「原発再稼働の方針を明記 13年度版エネルギー白書」(47NEWS=共同通信 6月17日)
 「原発停止で火力比率9割=貿易赤字、料金上昇要因-エネルギー白書」(時事通信HP 6月17日)

 とりあえず概要版を見てみれば「化石燃料への依存の増大とそれによる国富の流出」(10ページ)と来ました。なんだ、シロウトかよ、この白書、書いたのは!! 「国富の流出」なんて概念、現在の経済学にはありません
 この点について、当ブログではいくつも書いています↓

 「これじゃ衰退する日本経済・・・経済人も経済記者も「国富流出」!!(2)
 「『国富流出論』、誤りの核心-再稼動原発の発電コストを問え!!
 「まだやってる“ウソの国富流出論”自体がウソ・・・今度は経産省と茂木経産相だ!!

 以上のような記事を読まずに、当ブログの経常収支赤字の記事を読まれた読者さんからは「経常収支が赤字だったら問題だ、という発想が一番の間違いですよ。経常収支は別に日本の稼ぐ力とかいったものではありません。大学1年生で習うことですよ、これ。」というコメントを頂きました。「国富の流出」なんていう概念、意味が無いということは、まさに、大学1年生で習う程度の常識です。
 エネルギー白書を書いた人間は、大学1年生程度の経済学の常識もない、ということになります。

 国の政策についての報告書(白書)がこの程度の人間によって書かれ、それが閣議了承され、国の方針とされる、ということは恐ろしいことです。
 そして出てきました「ベースロード電源」。

ベースロード電源
平成25年度エネルギー⽩書概要 9ページ)

 右側の囲いの中、「2013年度に震災前並(08~10年度平均)にベースロード電源として原子力を利用した場合」と来ました。そして、茂木経産相が誤りを認め、取り下げた国富流出3.6兆円の試算、また、ここで出てきました。
 大臣が誤りを認めた数字を、何の反省もなく改めて出してくるということ自体が問題ですが、ここには、それ以上の問題があります。
 普通に考えれば、この計算には現実性が全然ありません。なぜなら、福島原発事故以前の原発稼働状況に戻ったら、という数字だからです。今のところ政府は原発新設を語っていませんから、福島事故以前の原子力発電量が達成されるというのは、全面再稼働というケースしかありえません。しかし、“新規制基準”が“旧規制基準”よりも厳しいものであるならば、ある程度の原発は審査不適格となるはずで、全面再稼働ということはありえないはずです。全面再稼働などという、空想的な数字を前提に、「国富の流出」などと言ってみても、何の意味もありません。
 で、うがって考えれば、これは即ち、既存原発、全面再稼働する・・・“新規制基準”を実効性のないものに無力化する、ということになります。

 既によく知られている通り、原子力規制委員に原子力ムラ中枢人物がルール破りの末、指名されています
 今回のエネルギー白書というのは、単に原発再稼働を推進する主張をしているだけではなくて、原子力規制委員会の骨抜き・無力化をも宣言しています。 ・・・怒#


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