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また甘利がバカなこと言ってるぞ(補遺)・・・産業用が、家庭向け電気料金なみに、ってこと??

2014-06-30
 27日の閣議後記者会見で、“原発再稼働しないと電気料金が5割上昇する”と語った甘利経済再生担当相の発言、2回ほど(その1その2)いじくってきましたが、おまけです。電力から金貰いまくって、電力の都合の良い発言をする彼が言ったのは「産業用の電気料金」が5割上がる、でした。
 発電コストとの関係で言えば、家庭用も産業用も、経産省の指導で公平にコストを負担しているはずですから、前回・前々回の計算は全く問題ないはずなんですが、世の中複雑怪奇、そうはなっていないようです。

 「新聞やテレビなどで、当社が『利益の9割をご家庭など規制部門のお客さまから稼いでいる』などの報道がありました。ここでは、この部門ごとの収支(部門別収支)の違いについてご説明します。」(東京電力 広報資料

 ま、要するに経産省の指導の通りやってるだけで、経産省が公平になるように指導しているはずだから、これで良いのですといった内容ですが、それがいかにインチキかと言うと、既に良~く解説してくださっている方がおられます↓。

 「東電の家庭向けから91%利益の反論。よく見ると、規制部門(家庭)は50%以上高い電気を購入、自由化部門(企業)の方が原発再稼働の恩恵が大きい。簡単な計算。 」(「たむごんの白熊ニュース」さんブログ 2012年5月24日)

 おや、「50%」です。な~んだ、甘利が言っていたのは、このごろ電力会社の経営苦しくて“電気料金、企業向けにやっていた50%のダンピングができなくなる”ということだったようです、チャンチャン。

 一応、数字を最新のものにアップデートしておきましょう。電気事業収益を販売電力量で割って電力単価を計算します。

 2012年度 9社計 規制部門 自由化部門
電気事業収益(百万円) a 7,394,398 7,970,354
販売電力量(MWh) b 323,755,838 520,520,145
電気料金(円/KWh) a/b 22.84 15.31
(部門別・電気事業収益は資源エネルギー庁HPより集計、販売電力量は電気事業連合会HPより)

 電気事業連合会のHPで見るには「特定規模需要」となっているのが自由化部門のことで産業用、「電灯電力計」となっているのが規制部門のことで家庭用のようです・・・ややこしいなあ。

 15.31 × 1.5 ≒ 22.97 (円/KWh)

 おお、自由化部門の電気料金を50%増しすると、ほとんど家庭用電気料金22.84円と等しくなります。
 ちなみに現在、それぞれの部門の収支は、電力9社計で、規制部門(家庭用)4,143億円の赤字、自由化部門(産業用)8,380億円の赤字です。今やどっちも赤字です。でも、産業用のほうが倍も赤字で、こっちのダンピングをやめないことにはどうにもならない、というわけです。
 ただ、そうなれば、家庭用も値上げでしょうから、産業用優遇が変わるわけではないでしょう。

 といったところで、産業用電気料金は本当に50%上がるのか?? 結局は、そうはなりません。

 「本音が出た産経新聞「既存電力会社の利益が大事だから原発再稼働!!」ホント本音出まくりwww
 「バイバイ、原発依存の電力会社 (^O^)/~~~ って、何で一緒になって手振ってるんだ、経産!!

 そんなことしたら、顧客流出です。自由化された市場では、安価に電力供給できない電力会社に存在価値はありません。安価な電気料金価格設定を続けるしかないでしょう。
 それだとダンピングの原資として家庭用電気料金は飛躍的に引き上げられるのではないか、という懸念も生じますが、それも難しいでしょう。悪いことばかりしている経産省ですが、それでも(まあ形だけは)、電力会社に、部門別(規制部門/自由化部門)に決算を出させて、片方の赤字を他方で補うことを認めないことにしています。それに2016年からは家庭用も自由化です。

 このままじゃ電力会社潰れるんじゃないか、と、心配される方もいるかもしれませんが、電力会社が自殺行為をしなければ、そんなことにはなりません。
 本来、“規模の経済(スケール・メリット)”、ならびに、減価償却済み発電施設のおかげで、新電力よりはるかに安く電力供給できるはずの既存電力会社が、新電力より高い値段でしか電気を売れないなんて、おかしいのです。きちんと合理化に取り組めば良い、というだけの話です。

 で、何が自殺行為かというと、動かせない原発をいつまでも維持していることが、どれだけ無駄か、ということです。そして、たとえ動かせたとしても安全コストや待ったなしの核廃棄物処分のために今でもコスト低くない上に更にコストが上昇し続ける原子力に固執して、年々発電効率が上がる再生可能エネルギーと真剣に取り組まないことです。


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