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関電・大赤字、北電・再値上げ、なのに「9月電気料金、全社値下げ」!!

2014-07-31
 いや何と言うか、矛と盾、ってやつですか↓

 「関電の最終赤字290億円 社長、再値上げに含み 4~6月」(日経新聞HP 7月30日)
 「北海道電が再値上げ申請 家庭向け17%、11月実施」(日経新聞HP 7月31日)

 ⇔ 「9月電気料金、全社値下げ=燃料価格下落で3カ月連続」(時事通信HP 7月30日)

 もちろん、やらせ発覚で突然の番組終了に追い込まれたどこぞのテレビ番組じゃありませんが、どこかに無茶があるからこんなことになるわけです。
 そもそも、家庭用電気料金は電気事業法に則り、経済産業省が厳格に査定して決まっているわけですから、(まあ、政治家への献金をちょろまかして上乗せしてあるとか、使用済み核燃料というゴミが核燃料原料として資産査定されているとかはともかくとして、というか、そういう無駄金も含めて黒字が出るように)、“合理的な”水準に設定してあるはずで、巨額赤字が出るのはおかしいのです。電力会社が真面目にコストカットに励み、地道に発電業を営んでいれば、電気料金は今、値下げされるべき状況にあるわけです。

 にも関わらず大赤字で、再値上げが必要ということは、どこかで大金を無駄に使っているということです。
 もちろん、止まっている原発の維持費が高くついているわけですが→「原発止めると、なぜ上がる? 電気料金 その2」、単なる原発維持費だけではないようです。

 「たとえば柏崎刈羽原発では追加の安全対策にすでに3000億円以上のお金がつぎ込まれている。これだけのコストを回収するには長い期間がかかる。運転経過年数が短く、残りの“寿命”が長い原発でなければ、経営は破綻してしまう。」(日経BPnet 7月30日)

 ↑原発再稼働論者の大前研一が、「『産業突然死』時代の人生論」というコラムで書いていることですが、最低でも10年以上かけて回収しなければならないような投資を、今、電力会社は原発に注ぎ込んでいるわけです。
 で、なかなかなのが、次の図↓

運転経過年
日経BPnet 7月30日記事からスクリーンショット)

 大前研一は記します、「このうち、40年以上経過した原発は、明らかに安全対策コストを回収することができない。建設時には30年を想定していた原子炉をその後40年に延命し、50年まではもたせたいとしていた業界の期待もむなしく、現実には残り寿命が10年を切った原子炉の再稼働は諦めざるを得ないだろう。/30~39年の原発についても、安全対策コストを回収できるかどうか、微妙なところだ。」(日経BPnet 7月30日

 わざわざ川内第1・第2にピンク着色して、採算取れるか取れないかボーダーラインぎりぎり29年・28年というのを指摘しているのも興味深いのですが、さて関西電力、上図に示された美浜1・2号機は運転開始後40年を超え、完全にアウトです。
 関西電力の場合、上の図に出てこない大飯原発は、1番新しい4号機が1993年の運転開始(3号機はその前年)ですから20年程度経過で、採算ライン10年クリアということになります。でも、1・2号機はそれより10年ちょい古いので30年程度経過で採算ライン程度。高浜では1号機がちょうど40年め、2号機はその1年後なので39年ということで、絶望的。3・4号機は1985年の運転開始ですから29年めで、採算ライン程度ということになります。あ、そうそう、美浜には3号機もありました、1976年運転開始・・・やっぱ、アウトですね。
 おおっ、大前研一の計算が正しければ、「微妙なところ」を除いてしまうと、なんと元が取れるのは大飯3・4号機しかない!! それも前半の10年はコスト支払いに追われるわけですから、儲けが上がるのは10年後~20年後までの10年間だけ、ということになります。

 こりゃ~、電気料金値上げしなけりゃならないわけです・・・無駄金が大量に必要(、で、回収の目処も立たない)。
 でも、ま、2016年からは電力自由化ですからね。値上げを決めれば払ってもらえる、というわけには行かなくなります。大前研一のコラム名称が頭に浮かんできますね、「産業突然死」、てか、“関電突然死”なんちて。


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北海道電力は東北電力に吸収合併されちゃえば黒字だなー。
[2014/08/01 12:15] | TS #- | [edit]












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