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言葉も出ない!! 川内原発、巨大噴火予知不可能!! 規制委会議

2014-08-25
 本日、原子力規制委員会の「第1回原子力施設における火山活動のモニタリングに関する検討チーム」会合が開かれました。
 結構すごいことになりました。なにが凄いかといって、議論にならない。言葉が出ない。なんせ、呼ばれた火山専門家の全員が、“今考えられているようなモニタリングでカルデラ噴火を予知するなんてムリ”と言ってしまったわけで、視角は違えど結論は同じで、突っ込みどころも何もなく、「ああ、そうそう」で、話にならない。

 まずは、石原和弘・京大名誉教授、火山学の現状として、正確な予知ができないことを説明した後、

噴火発生間隔短縮中
本日検討資料・石原

 姶良カルデラの噴火間隔、だんだん短くなってきています、と解説。
 で、そのたびに溜まったマグマ、出きってなくて、増えてきているわけで、それは九電の資料にも書いてある。そこにちょっと書き込んだ(右下、青い部分)のが本日資料、次のページですが・・・↓

蓄積量の見積もり方次第で
本日検討資料・石原

 マグマの溜まり始めをいつからと考えるかによるのですが、1.3万年前から溜まっていると考えると20km^3、2.9万年前からまで溜まっていると考えると46km^3のマグマが溜まっているわけで、この状況だと、「急激な玄武岩質マグマ貫入・注入により、数ヶ月~数年後に巨大噴火発生に至る?」可能性もあるかも、とのことです。

 次は藤井敏嗣・東大名誉教授です。
 藤井氏は、九電が予知可能とした唯一の根拠論文にして、予知方法もここから導き出した、虎の子の論文について解説されました。

藤井氏
(youtubeにリンクさせてあります)

 「彼らが分析をした斜長石の結晶は、すべてこの5粒であります。5つぶを分析して、さきほどのような結論を出したわけです。」
 いや~、すごいですね。要するに、サントリーニ火山ミノア噴火を分析したT.Druit(2012)論文、噴火で出てきた斜長石結晶(5つぶ)の成分を詳しく分析して、こんな成分になっているからには、こんなふうに加熱されたはず、というところから推理して、こんな加熱経過を辿るからには、こんなふうにマグマが動いたんじゃないか、とモデルを作ってみただけ、というシロモノでした。
 いや、優秀な研究論文なんですけどね、それが姶良カルデラに適用できるかというと、藤井先生、「これは本人にも確認しましたけど、一般則を自分は述べたつもりはない」、あくまでサントリーニ火山ミノア噴火についての話だとのこと(うわ、本人に聞いちゃったのか~)。
 で、それどころか、この論文ちゃんと読むと、モニタリングについて、すごい話が書いてある。「数㎞深さにあるマグマに数~10 km^3のマグマが100年間で付加されるとすると、地表では数10mの隆起すなわち年間1m近くの上昇があるはずであるが、このような隆起は・・・略・・・大きすぎる」、知られていない。地表で隆起するのではなくて「マグマ溜まりの底」が「沈降する」といった可能性があり「この場合は地表での異常な隆起は生じない可能性がある」そうです(引用元は本日検討資料・藤井4ページ)。だとすると、地表でモニタリングしてても、何の意味もないかもしれないわけです。

 で、次はそのモニタリングの実際について防災科学技術研究所の棚田俊收・総括主任研究員、話は実にこまごまとしていて、実際に噴火すると観測機器が火山灰被って使えなくなるなんてことが多く、直しに行くのも危険で行けなくて大変で・・・。いやほんと苦労がよくわかりますが、結論は最初に言っていて、「観測点の脆弱性、分布の偏りから見て、とても巨大噴火をモニタリングしたり評価したりするのは難しいと考えています」です。

 これには捕捉が入って、飛田幹男・国土地理院・地理地殻活動総括研究官、GPS観測(GNSS)について技術的に解説。“現状では精度、設置数が不足している”でした。

 このあと、石渡明・東北大・教授、実際に予測できなかった例をいくつも解説、“火山予測、ムリでしょ”。そして中田節也・東大・地震研・教授、「モニタリングの考え方について」と題して、科学者に予測させといても電力や規制委、ちゃんとそれを使う体制あるのかと疑問を呈した上で、モニタリングするにしても“測定値の異常も問題だが、実は我々は何が正常なのかも理解していない”。で、再び石渡明・東北大・教授、“巨大噴火はもちろん、通常の噴火でも予知は難しい”です。

 こんな調子で会合は進み、それでは討論となりますが、座長の島崎・規制委、一生懸命発言を促さないと、なかなか発言が出ない。ま、みんな「ムリ」「できない」「難しい」では、それ以上、何を議論するのか??
 かくして藤井氏、微妙な間の後、再度の問題提起です。“マグマ溜まりが100km^3以上なければカルデラ噴火はしないと考えられているが、それを確かめる方法は、現在、ない・・・これから新しい手法を開発しなければいけない。”

 あ~らら、どうするのか原子力規制委員会。「モニタリングはできない」、というのが、専門家の見解です。これでも川内原発再稼働許可を強行するのか!!


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