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原発安全対策2.2兆円!! 資産価値を上回り、つけは電気料金へ!!

2014-08-29
 西日本新聞、やるときゃやります。共同配信かとも思いましたが、独自のアンケート取材のようです。これは、福岡周辺だけで読んでおしまいにするには惜しすぎる報道です。

安全対策2.2兆
(西日本新聞朝刊 8月29日)

 なんと、原発再稼働するための追加安全投資は、2兆2000億円必要と、電力会社によって見積もられていました。原発の資産価値は2兆800億円ですから、それ以上の投資が必要ということです。
 これまで電力会社や原子力ムラは「原発は燃料費が安い」と繰り返してきましたが、これは裏返せば、「原発は燃料費以外のところにコストがかかる」ということです。その、一番コストの掛かる設備関係の資産価値2.08兆円に対し、安全投資は2.2兆円です。これは電気料金上げなければ、元が取れません。
 更に各電力ごとの回答も掲載されています。

原発コスト
(西日本新聞朝刊 8月29日)

 オレンジ色の欄「安全投資額」を見ていくと、川内原発の再稼働を急いだ九電、美浜・大飯・高浜で「約3000億円」と回答した関電を、(川内・玄海と一箇所少ないにもかかわらず)上回りそうな「3000億円超」の回答、安全対策費の大盤振る舞いをしていることがわかります。さすが防災対策の要となる基準地震動(川内原発)を「エイヤっと」決めただけのことはあります。

 さてさて、しかしこれから原発、いったいいくら掛かるのか??
 上の記事(の下の方・・・ややこしいな)の小見出しには「廃炉費不足分 料金に上乗せも」とあります。小見出しにはありますが、この額、今回の2.2兆円(*1)には含まれていません。すぐに廃炉にせず再稼働したって、いずれは必要になるのが廃炉費用で、その額、経産省の試算では、廃炉積立金の不足分は1兆2312億円(*2)ということになっています。もっと掛かるという声が大きいものの、とりあえず最低でも1.2兆円、掛かるのは確実です。
 で、廃炉と一緒に忘れちゃいけないのが、使用済み核燃料の処理・処分費。これについての見積は、8.1~18.4兆円(*3)ということになります。
 (*1)~(*3)合計で、11.5~21.8兆円、最低でもこれだけ、これから原発に関する支出が必要ということになります。さらに、原発停止せずに再稼働するとすると、かつて東京新聞が試算した年額4000億円ほどが、毎年さらに必要となります。

原発維持のための国民負担by東京新聞
(上図の説明は → ここ

 今回の11.5~21.8兆円というのは、上の図の11兆3889億円の部分を計算しなおしたことになります。
 なお、ここで最も見積もり幅が大きくばらつく、使用済み核燃料の処理・処分費は、「2020年に原発ゼロ、全量地中廃棄」のケースで最小の8.1兆円、これに対し、「2030年に原発発電割合35%、全量再処理」のケースで最大の18.4兆円(西日本新聞2012年5月8日夕刊)です。
 年額の4000億円も含め、原発は早く廃止すればするだけ、電気料金+税金で考えた国民負担が少なくなることになります。

 電力会社や原子力ムラは、「原発は燃料費が安い」としか言っておらず、原発で金が掛かる「その他の費用」は、このように甚大です。なんせ「原子力発電では燃料費のコストに占める割合は小さい」のですから、燃料費だけを取り上げて「原発はコストが低い」などということを主張する戯言を許してはいけません。
 原子力発電が火力発電と比較して、コスト高であることは、もはや隠しようもない事実です。
 中には、「原発新設した場合のコストはともかく、既に建設済みの原発では、動かせるだけ動かせば、採算がとれる」といった主張もありますが、それは、事故コストを無視し、防災対策を原子力発電所内部だけに留めて周辺自治体の避難準備コスト等を負担せず、増加する使用済み核燃料処分費用を計算外に置いて始めて成り立つ話です。それでも、残り稼働期間が10~20年程度以下の原発では、今回西日本新聞が取り上げた追加安全コストさえ回収できないのです。

 原発は即時ゼロです。


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