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【PAZ・UPZ・PPA】遅れる対策-福岡市

2011-12-06
 玄海原発1号機は、去る12月1日、定期点検入りしました。しかし、劣化の進んだこの炉、点検のための停止作業において、脆性破壊事故が発生してもおかしくないと、井野博満東大名誉教授は指摘していました
 例えば、停止作業において操作員が、ちょっとした勘違いにより一つの弁操作をミス、炉内の温度急上昇のため、緊急冷却装置が起動、冷却水の注入、といったことが起こった場合、玄海原発1号機は、急激な温度変化に耐えられず脆性破壊・亀裂発生となる可能性が高いわけです。そうなると、冷却水が原子炉から格納容器に流れ出してしまい、空焚き、メルトダウン、放射性物質が格納容器内に大量漏出、併せて、注入された水がジルコニウムと反応して水素も発生、圧力が高まり格納容器から漏れ出た水素は水素爆発、放射性物質の大気への大量放出といったことが起こりえるわけで、その場合、松浦市民、糸島市民、福岡市民、佐世保市民はどうすれば良かったのでしょうか?

玄海UPZ四層2
〔図の説明はこちら
 唐津市民、佐賀市民には、あの県知事を選び、自らこのリスクを選択したということの意味を考えていただきたいものですが、まあ、そうなってしまった場合、放射能雲の下で何を考えても無駄ということなのですが、12月1日に、そういう事態が発生する可能性が予想されていたわけです(と、いうのは甘くて、井野先生の発言は、記事内での記述だと、たとえ操作員がミスを犯さなくても、ちょっとした温度・圧力変動でも危険という、もっと恐ろしい指摘です--要するに稼働34年で85年ぶん劣化した炉は、九電が「あと60年分の余裕がある」と言っても、その60年を30年で使い切るかもしれないし、10年かもしれないし、もしかしたらそれが明日であっても不思議はない、という状態)。

玄海データ3
      〔34年間で85年ぶん劣化した玄海原発1号機 図についての説明はこちら

 いつ何が起きても不思議ではないという玄海原発1号機、このような状況下にあって、防災対策は遅れに遅れています。市域の西半分が50km圏PPA(放射性ヨウ素防護地域・屋内退避計画地域)に含まれる福岡市ですが、未だに安定ヨウ素剤配布の話も聞けません。

 定期点検のための停止作業において原子炉破損が懸念されたのが、12月1日。その前日、11月30日に、新潟県は柏崎刈羽原発で事故が発生した際の防護対策に関する基本的な考え方の素案を発表しています。同日11月30日、福岡市、「福岡市長もひと滑り 天神にスケートリンク/フィギュアスケートの安藤美姫選手や高島宗一郎・福岡市長らがテープカットをして祝った。地元選手のエキシビションの後、高島市長や安藤選手もスケート靴でリンクを一周した」。高島宗一郎 福岡市長、そんなことしている場合か!? お遊びは、やるべきことをやってからにしてくれ。


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