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【PAZ・UPZ・PPA】再考 放射性ヨウ素の拡散とPPA(2)

2011-12-10
 前回からの続きです。原子力安全委員会・防災専門部会・被曝医療分科会が厳格化する方向で見直した、安定ヨウ素剤の服用基準、これを真剣に考えるならば、PPA(放射性ヨウ素防護地域)の範囲も見直されてしかるべき、という話の続きです。
 放射性ヨウ素の事故直後の拡散状況については、実測ではなくSPEEDIによるシミュレーションですが、原子力安全委員会からのプレスリリースがあります。

原子力安全委員会_放射性ヨウ素プレスリリース

 この図から距離と汚染濃度(内部被曝臓器等価線量)を読み取っていきます。
放射性ヨウ素距離測定中

 アメーバの偽足のように伸びる等高線のうねり、北東方向、南南東方向、南南西方向の三方向で、事故原子炉からの距離を測りました(単位はピクセル)。

  ミリシーベルト     北東方向    南南東方向     南南西方向
10000 14 15 12
5000 25 32 23
1000 92 101 70
500 175 140 108
100 378 307 279


 距離に応じて被曝線量が下がっていく様は、グラフにするとこんな感じです。比較のためすべて100mSv地点を378ピクセルになるよう係数をかけ、補正しています。(系列1・・・北東方向、系列2・・・南南東方向、系列3・・・南南西方向)
放射性ヨウ素拡散グラフ

 北東方向と、南南東方向は、ほとんど同じになりましたが、南南東方向は多少違う拡散の仕方をしたようです。

 以上の数値を、前回の式に放り込み、“n”の値を求めてみます。

放射性ヨウ素数式

 変数はnとKの2つなので、代入してみる数値は2つの地点で十分です。まずは10000mSv地点と、100mSvの地点で、nを求めます。

北東方向  n≒1.40
南南東方向 n≒1.53
南南西方向 n≒1.46

 ところで、1000mSv地点と、100mSvの地点でnを求めますと・・・

北東方向  n≒1.63
南南東方向 n≒2.07
南南西方向 n≒1.67

 といったところです。風が一定しないこと、また、環境への吸着(これに人の呼吸による吸入も含まれるのが恐怖ですが)、また、放射性ヨウ素の短い半減期による自己崩壊などもありますので、それほどきれいな結果にならないのはあたりまえですが・・・昨日の検討と併せて考えてみましょう。昨日と同じ計算をして・・・

n=1.4の場合50mSv地点は82.03km
n=1.5の場合50mSv地点は79.37km
n=2.0の場合50mSv地点は70.71km

 となります。
 放射性ヨウ素による内部被曝の基準を100mSvから50mSvに変更するならば、PPAは80km圏といったあたりでしょうか。


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