浜岡原発と浜松市・名古屋市・静岡市の関係： もし福島原発級の事故が起きたら・・・

2011-09-07

　福島原発事故と重ねてみた、浜岡原子力発電所と、浜松の位置関係です。汚染地域が折れ曲がって海の方向へと延びていますが、それは福島の地形のせいですから、こうなる風向きだった場合、実際はそのまま名古屋方面に延びる可能性が大きいと思います。



　もっとも、汚染の影を折り曲げてみる解釈をしなくても、図の回転角度を変えれば、ある程度の汚染は名古屋に及ぶことが考えられる図となります。この図では、静岡市もかなり厳しく汚染されています。




　菅前首相が「停止をお願いした」のはこの原発だけだったのですが、結局、次々と他の原発も止まることになってしまいました。それにしても確かに、この原発で福島級の事故が発生すると、日本の大動脈は寸断され、トヨタをはじめとする日本の製造業は大打撃を受け、日本は再起不能でしょう。

（以下、図についてのおことわり）
・福島原発事故の「放射能の広がり」は、http://kipuka.blog70.fc2.com/からダウンロードさせていただきました（三訂版・電子国土版：　リンク先はhttp://gunma.zamurai.jp/pub/2011/26julyJD.jpgでした）。「放射能の広がり」に関する凡例もその図からのコピペです。早川由紀夫先生、ならびに協力者の皆様、貴重な図の作成、ありがとうございます。
・静岡・愛知の地図はKenmapによって作成させていただきました（http://www5b.biglobe.ne.jp/t-kamada/CBuilder/kenmap.htm）。T. Kamada様、ありがとうございます。
・具体的作業は、Kenmapで静岡・愛知の地図を作成するとともに、浜岡原発の位置（Wikipediaによると、北緯34度37分23秒 東経138度08分39秒--Wikipediaの記事作成者の方々、ありがとうございます）を中心とする距離円（20, 50, 100km）も作成。これに、早川先生の放射能汚染マップをフォトレタッチソフトで、距離円が重なるようにサイズ調整し、角度を変え、重ねました。これだけの操作ですので、数ドットの誤差はご容赦のほどを。
・以上のように、簡単な作業を行っただけですので、ブログで使いたい等、非営利目的の場合、私の方で著作権がどうのと主張する予定はございません。つまり、上の図はご自由にお使いください。ただし目分量で距離円を重ねるといういい加減な作図であるということは頭においてご利用ください。また、福島放射能汚染地図を作成なされた早川先生のクレジットを入れる等のご配慮もお願い申し上げます。なお、営利目的の場合は、簡単な作業ですので、私の図よりも、ご自身で図の作成を行われたほうが、よりきれいで正確な図が簡単に作成できると思います。