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“電気の国債”、原子力発電

2011-09-10
「原子力発電」と聞くと、電気を作っているんだなぁ、と考える人が多い。でも実は電気を作るよりは消費している可能性のほうが高いということを、考えてみる必要があるでしょう。
 言うまでも無く、放射性廃棄物は極めて危険なシロモノです。原爆を作らなくとも、プルトニウムでは、0.26mg吸入しただけで死に至ります(長期毒性ですが)。テロリストなどに持ち去られ、ばら撒かれては大変ですから、厳重な管理が必要となります。それをどれだけ続けなければならないかと言うと、半減期で言って、プルトニウム239が2万4千年です。ほんとは崩壊系列ごとに考えて、管理の必要年限を考えて行かなければいけないのでしょうが、結局のところ、今生きている人間の寿命、その子供たちの生きる年限、そのまた子供たちの生きる年限、などで及びのつく年数でないことは確かです。管理場所の運営には電気が必要でしょうし、管理人がいれば、メシも食うでしょうし電気も使うでしょう。
 人の手の届かないところにポイッと、捨てられれば良いのでしょうが、それができないので六ヶ所村は満杯です。
 この悠久の作業に必要な電気を考えれば、今作り出されている電気なんて、微々たるものに過ぎません。原子力発電は、将来の電気消費を先食いしているだけの、いわば「電気の国債」と考えるべきでしょう。
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