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滋賀県の原子力災害対策と、無策の福岡・佐賀・長崎

2012-02-23
 滋賀県のHPへ行きます。そこから次のように辿ります。

  ホーム > 防災ポータル > 地域防災計画(原子力災害対策編)の見直しに係る検討委員会 > 第4回地域防災計画(原子力災害対策編)の見直しに係る検討委員会の概要について

 ここに資料が5つほど掲載されています。

資料1--図をクリックすると、滋賀県の原資料にリンクします)
滋賀資料1s

 中央上部の図は、滋賀県の独自シミュレーションによる被災予想図になります。この図の詳細については、資料3に、図と共に記載されています。

資料3部分--図をクリックすると、滋賀県の原資料にリンクします)
滋賀資料3説明.png

 原発事故の際、何が起こるか、真剣に検討し、しっかりと対策を講じようとしている様子が伺えます。


 これに対して福岡県です。
 以下は、福岡県防災会議専門委員会議・第4回会議(原子力部門)・平成24年2月16日開催の資料1「『福岡県地域防災計画 原子力災害対策編』作成にあたっての基本的な考え方(案)」の「第2節」の2つめの項です(下線は当ブログで入れました)。
福岡対策シミュレーション

 福岡県は事前シミュレーションはしない、としていますが、安定ヨウ素剤の服用は、あくまでも放射性プルーム(放射能雲)の通過前でなければ効果がありません。モニタリングの数値を見て、「そろそろ高くなってきたから・・・」では手遅れです。安定ヨウ素剤の事前配布のためだけでも予測シミュレーションは不可欠です。いったい福岡県は何を考えているのでしょう。
 だいたい、今頃まだ「考え方」を議論しているというのが、どうかと思うのですが、「この『基本的な考え方』を基本に、実際の事故発生時には、事故の規模や気象条件、モニタリングの結果等を踏まえ、柔軟に対応するものとする。」とは、要するに“原発事故は起きてみなけりゃ何もわからないよ~、あとは出たとこ勝負だね~”と言っているのに等しいではありませんか。滋賀県の検討内容を見てみれば、事前にやらなければならないことはいっぱいあるし、しなければ県民の命と健康を守ることができないのは一目瞭然ではありませんか。福岡県、怠惰に過ぎるでしょう。


 さて佐賀県です。
 古川康・県知事のキャラ/主義主張から言って、当然ここの原子力災害対策がやる気のないものであることは予想がつきますが、さすが原発立地県だけあって、原子力災害対策編だけで112ページに上る、分厚い『地域防災計画』書があります。
 で、平成24年2月13日に改定された最新版、原子力災害対策編2ページめ、下の方、今回修正部分の赤で書かれた所に次のよう書いてあります。
 「ただし、福島第一原子力発電所における原子力災害を踏まえた国の防災指針の改訂が行われるまでの暫定的な対策として、玄海原子力発電所から半径20kmの円内の地域について避難計画の策定等の必要な対策を講じることとし・・・」
 “一次評価じゃ足りない”と言った翌日、いそいそと大飯原発の一次評価会を始めて野次られていた、何やってんだかわからない班目委員長の原子力安全委員会でさえ、UPZ(緊急時防護措置準備区域)30kmとしているのですが・・・。やっぱ、やる気ないわ。
 と、いうか、この記述だと、国の防災指針の改訂が行われないうちは、原子力災害対策もまともにできないわけですから、玄海原発は再稼働できない、というのが、論理的には正しい帰結となるのですが・・・。
 まあ、佐賀県の場合、原発立地県として既にSPEEDIでシミュレーションすることができる状態にあり、実際にシミュレーションを行ない、深刻な結果を得ていたにもかかわらず、それを防災に役立てるところか、県民の目に触れないようにそっと隠していることが一番の問題ですが。


 最後に長崎県
 平成24年2月13日(月)に行なわれた第4回長崎県地域防災計画見直し検討委員会の資料がHPに上がっています。すごいのが「(3)-①長崎県原子力災害対策暫定計画(案)」。最初の「第1 趣旨」で「(玄海原発事故に備え)本県独自の原子力災害対策暫定計画を策定する」と来るのは良いとして、いきなり「第2 避難計画」。そしてその次の「第3 行動計画」も要するに避難方法。で、それで終わり、第4は無し。つまり、最初から最後まで、どう逃げるか、しか書いてない。いやいや、小項目では“災害時の情報伝達”とかも書いてありますが、それも、逃げるための情報をどう伝えるか、という話し。「行政機能の移転」も、行政機関がどう逃げるかだし、「被ばく医療体制」も要するに、現場に近い所ではさっさと患者の除染だけして、患者を遠くへ逃げさせろ。いやはや、ここまで徹底して逃げることしか考えていない原子力災害対策というのは、むしろすっきりして気持ちがいいくらい。
 でも問題は、そうやって逃げても、長崎県内を右往左往するくらいではどうにもならないかもしれないということでしょう。これは前に書いたとおりです。やはり、いきなり避難計画を考えるのではなく、何が起こるのかを分析した後、行動計画を立てるべきでしょう。

 まったくもってこんな状態で玄海原発の再稼働なんて、あり得ないわ。



(補足記事を書きました → 「怠慢の福岡、悪意の佐賀、逃避の長崎/原子力災害対策」


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