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浜岡原発停止は私が進言した/海江田万里・元経産相

2012-03-02
 西日本新聞の企画記事でしょうか「問う語る/九電九州考」というシリーズの(2)として、海江田万里・元経産相へのインタビュー記事が掲載されています。

海江田万里1
(西日本新聞3月1日朝刊)

 全体としては、“政治家個人としての判断は別のものでもあり得たのだが、当時の経産相としての立場から、電力供給を維持するのが自分の役割と認識しており、そのように行動していた”とのことです。自らの立場の弁護となっているは当然のことですので特に驚くような内容ではないのですが、菅直人・当時首相の“浜岡原発停止のお願い”について、興味深いことが語られています。
 「(浜岡原発の全面停止要請を)ひそかに計画したのは海江田氏」 と、記事には書かれています。以下、海江田・元経産相と記者のやりとり。

 「記者会見しようとした当日、首相に報告すると『(止めるのは定期点検中の)3号(1基)か』と問い返された。/『「3号じゃなくて全部です」と答えたら、総理は「ええ! 全部やって(電力は)平気なのか」と』/--菅さんには全部止める発想はなかったと?/『だと思うよ。やりとりをみるとね』」

 これに対する記者の解説として、経産省は“浜岡だけを止めてあとを動かす”というシナリオを描き、海江田元経産相はそのための役割を実行させられたのだろうと、記しています。
 しかしそうだとすると、経産省(あるいは担当官)としては、大失策ということになります。周知の通り、“今まで通りの安全審査基準で浜岡が再稼働できないならば、他も大丈夫という理由がない”となり、結果として、すべての原発が再稼働できなくなったわけですから。
 その後、玄海原発再稼働問題で菅元首相はみごとに海江田元経産相のはしごを外し、ストレステストの結果待ちという原発停止状態へと持ち込むわけですが、全原発停止(まだいくつか動いてますが)の、ことの発端は経産省それ自身ということになります。

 「『彼(菅氏)は私のことを「経産省の回し者」みたいに思ってた』」

 とも、海江田氏は記者に語っています。いや、菅元首相だけでなく、みんなそう思っていたと思いますが、その彼の提言からことが始まったとするならば、神は(いるならば)実に皮肉屋です。


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