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【PAZ・UPZ・PPA】防災参考図: 大飯原発(3)名古屋・岐阜・福井・金沢

2012-04-02
 九州大学応用力学研究所・竹村俊彦・准教授・作成の玄海原発シビア・アクシデントの場合のシミュレーション、本ブログで何度も記してきた、福島では地形のせいで曲がった汚染地帯がまっすぐに伸びたらどうなるか、を示してくれる図と言えます。
 このシミュレーションは、福島原発と同じ事故が同じ日時に玄海原発で起きた場合、セシウム137がどう拡散するかを気象データをもとに計算したものです。赤い領域が「福島で避難が必要とされたレベル」とのことです。

 現在、再稼働の手続きが進む大飯原発、ここにこのシミュレーションの図を重ねてみます。なお、玄海原発汚染シミュレーション地図は、縦横比を調整し、玄海原発から50kmの距離円を基準とし、重ねあわせを行なっています。
 今回もまず、この地域で多い西北~西北西の風を考えます。最初は名古屋に汚染地帯が伸びることを想定したケースです。

再稼働大飯名古屋

 風速、降雨といった条件次第ですが、名古屋市が避難必要地域となる事態も考えられるでしょう。
 もう少し西寄りになるとどうでしょうか。岐阜市を念頭に作図してみたのが次の図です。
再稼働大飯岐阜

 岐阜市も、充分、避難必要地域となる可能性があるようです。

 以上はもちろん、九州でのシミュレーションをそのまま重ねあわせただけですので、現実は異なった展開となるでしょう。しかし、大飯原発でどのあたりまでが危険に曝されるのか、上2つの図で見たような地域では、考えてみる必要があるでしょう。

 さて、さらに風が回りこんで南西の風になることがあるのか、気象庁のデータをパラパラと見た限りでは無さそうでした。しかし作図はしてみましたので、とりあえず掲載しておきます。

再稼働大飯福井金沢

 大飯原発立地県の県庁所在地、福井市は、少なくとも距離的には避難必要地域となる可能性があるのは当然として、隣の石川県金沢市にも、赤い領域が伸びました。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


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