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【PAZ・UPZ・PPA】防災参考図: 伊方原発(2)高知・宇和島・土佐清水

2012-04-08
 九州大学応用力学研究所・竹村俊彦・准教授・作成の玄海原発シビア・アクシデントの場合のシミュレーション、本ブログで何度も記してきた、福島では地形のせいで曲がった汚染地帯がまっすぐに伸びたらどうなるか、を示してくれる図と言えます。
 このシミュレーションは、福島原発と同じ事故が同じ日時に玄海原発で起きた場合、セシウム137がどう拡散するかを気象データをもとに計算したものです。赤い領域が「福島で避難が必要とされたレベル」とのことです。

 大飯原発の次に再稼動の手続きが進んでいる伊方原発、ここにこのシミュレーションの図を重ねてみます。もっとも、4月以降の原子力安全委員会は、原子力規制庁ができるまでの“つなぎ委員会”ということで、実質的な審査は進められないという状況があり、伊方原発ストレステストの一次評価もとりあえず止まっているようですが。とは言え、いつなんどき話が進みだすかわかりませんので、検討しておく必要はあるでしょう。なお、玄海原発汚染シミュレーション地図は、縦横比を調整し、玄海原発から50kmの距離円を基準とし、重ねあわせを行なっています。

 今回は、四国が課題です。まずは高知市の方向へ汚染地帯が広がった場合について作図してみました。この地域でこちらに風が吹くことは滅多に無いようではありますが、2010年1月4日21時には西南西の風が吹いています

再稼動伊方高知

 滅多にない風向きではありますが、高知も、伊方原発が大きな事故を起こした場合、避難必要地域となる事態があり得ます。
 一般的には、冬の風向きは北~北西のようですので、次の図のようなことが多そうです。
再稼動伊方四万十

 風速、降雨といった条件次第ですが、宇和島市、四万十市、宿毛市、土佐清水市といったあたりは、冬場に伊方原発が事故を起こした時、激しく汚染されそうです。

 以上はもちろん、九州でのシミュレーションをそのまま重ねあわせただけですので、現実は異なった展開となるでしょう。しかし、伊方原発でどのあたりまでが危険に曝されるのか、上2つの図で見たような地域では、考えてみる必要があるでしょう。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


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[2012/04/08 17:31]
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