fc2ブログ
お薦め記事

福岡県の原子力安全協定がゆるいから・・・

2012-04-22
 福岡県・福岡市・糸島市と、九州電力の間で結ばれた原子力安全協定、その内容のあまりの“ゆるさ”に、近隣自治体が迷惑しています。当ブログなど、協定が結ばれた時には、あまりのことにうろたえて、お笑いに走ってしまいましたが(!?)、事態は実際、深刻です。

原発協定福岡ゆるい2
(朝日新聞4月22日西部本社版朝刊)

 福岡の協定は、「佐賀県、同県玄海町との安全協定に比べ、①原子炉施設の変更をする際、九電は佐賀県などに『事前了解』を求める必要があるが、福岡県には『情報提供』だけでよい②原発の異常発生時、佐賀県などは『立ち入り調査』ができるが、福岡県は『現地確認』だけ--といった差がある。」
 他の自治体は、そんなことじゃ困ると「立地扱い」を要求。しかし、「九電の瓜生道明社長は調印後、『今回の協定が一つのひな型になると思う』と述べている」、ということになります。

 協定調印の際、「『異常時に(立地自治体である佐賀県、玄海町)と差をつける意味がわからない』と厳しいコメントを残した」福岡市の高島宗一郎市長、ちゃんと協定改定へ向けて交渉をしてください

 まあ一方には、「川内原発の40キロ圏に水俣市や天草市が入る熊本県も協定締結に向けて九電と協議を始めた。・・・略・・・連絡態勢の強化に特化した内容だ。福岡の協定にもある被害補償は含まれていない」という、さらにゆる~い、熊本県もあったりして、何やってんだか、の状況も深刻です。


tag :
コメント:












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
トラックバック URL:

http://fkuoka.blog.fc2.com/tb.php/309-354f9745

<< topページへこのページの先頭へ >>