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【PAZ・UPZ・PPAとウクライナ基準】泊原発(1)札幌・名寄・富良野

2012-08-08
 また始まりました「原発動かさないと電気が足りないぞ」恫喝キャンペーン。北海道電力泊原発、再稼働しないと、北海道で冬に電力不足だそうです。ということですので、ここでもし福島級事故が起きたら、ウクライナ基準ではどこが避難しなければならないことになるのか、検討してみることにします。
 チェルノブイリ事故による放射能汚染に対応してウクライナでは2種類の「移住ゾーン」が設定されました。移住が義務となる「移住義務ゾーン」と、権利として移住できる「移住権利ゾーン」です。
 福島原発事故による我が国の汚染状況では、どのあたりが該当するのか、当ブログでは4回に渡って検討してみました(その1その2その3番外編)。日本政府は何も言いませんが、ウクライナ基準であれば、日本でもかなり広範な地域が「移住ゾーン」に該当していることが解りました。
 そのウクライナでも新生児に、“チェルノブイリ・ハート”と呼ばれる心臓の奇形を始めとして、脊柱側弯症・多指症・兎唇などの奇形が多く発生し、また、堕胎が増加していると言われています日本より厳格なウクライナ基準でも、何かが起こっているようです。
 泊原発で福島級の事故が起きたら、この「移住ゾーン」はどうなるのでしょうか。福島事故汚染地域の図をこの地に重ねてみました。なお、図には日本の原子力防災対策地域の区割り、UPZ緊急時防護措置区域とPPA放射性ヨウ素防護地域も書き込んでみました(PAZ予防的防護措置区域も書き込んでいるのですが、小さくてよく見えない)。我々は一体何を指針に避難行動を考えたら良いのでしょうか。いろいろと考える必要があると思わせてくれる図ではないかとブログ主は思っていますが、いかがでしょうか。

ウクライナ泊札幌

 泊原発から汚染地帯がかなり北へ向かった場合どうなるか、汚染地帯図の角度を調整してみました。「移住義務ゾーン」、福島で存在した奥羽山脈沿いの風がなければ、こんな形に曲がらないと思われますが、この図では洞爺湖町を汚染した後、折り返して札幌市中心部へ向かっています。
 一方、「移住権利ゾーン」、北では名寄市に到達し、また道央では富良野市を横断し、上士幌町の向こうまで伸びています。


・ウクライナ基準による福島事故移住ゾーンの広がりは、文科省の放射線量等分布マップ拡大サイトで公開されているデータから作成しました。
・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


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