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何を語れば良いのか? 原子力と日本の政治/原発国有化

2012-10-07
 枝野経産大臣は、著書の中で原発国有化について言及したという。

 「枝野氏、原発国有化を著書で提案 脱原発を進める狙い」(朝日新聞HP9月30日)

 これは非常に重要なことだと思われます。現在の制度下では、原子力発電をやめるとか、核燃料サイクル(再処理だけでも)やめるとか、原子炉を廃炉にするといったことは、電力会社にとってほとんど問題外と言うべき状況にあります。核燃料サイクルを「や~めた」と宣言するだけでも、電力会社は倒産の危機に瀕します。
 原子力発電をやめることになれば、即座に原子力発電所は資産価値を失うわけで、そうなるとどうなるのか、経産省が計算しています→「計算しちゃった経産省」。多くの電力会社、債務超過で倒産です。
 それどころか、現在の電気料金の算定では、発電後の使用済み核燃料=核のゴミを、再処理前提に資産として計上し、電気代を吊り上げる、明らかにおかしい操作(総括原価方式)が行なわれていますから、現実には実用化のめどの全く立っていない核燃料再処理ですが、やらないことになれば大きな経営上の損失となります→「原子力発電は安いのか: 発電コストと電気料金(2)」。核燃料サイクルもしくは使用済み核燃料の再処理だけでも、やめることになれば、資産だったものが、処理費用を膨大に必要とするゴミに変わります。これだけでも経営の傾く電力会社がいくつかあるでしょう。
 これでは電力会社は原子力発電にしがみつく以外ありません。どんなにデモが押し寄せてこようが、社員が近所中から嫌味を言われようが、子供がいじめに遭おうが(いえいえ、そういうことをしてはいけませんが)、何があっても原子力発電保持です。
 電力会社がこういう立場に追い込まれている以上、原発ゼロというのは、政府がそれなりの覚悟を持って、様々な手当てをしない限り、前進しない話しです。具体的には確かに、原発を国有化してしまうのが最も有効な政策となるでしょう。

 と、いうことで、この問題、しっかり考えるべきなのですが・・・・「民主の杉本氏離党届、みんなの党へ 単独過半数割れまであと5人」(msn産経ニュース 10月5日)、国民新党との連立が維持されると考えても「あと8人」離党で民主党政権、終わりです。かなりおおごとになる原発国有化政策、計画を立て、必要法案を国会で成立させ、実行していく時間と政治力は、もはや民主党に全く残されていないでしょう。そもそも野田首相にはそんなことする気もないでしょうし。
 で、これじゃあ、珍しくも枝野経産相が脱原発よりの発言(文章発表)をしても、ブログに書くほどの意味あるのかな~、という気分です。

 反原発のポーズをとっていた維新の会も終わり(ポーズも取らないし、票も取れないようです)、次の選挙では原発推進の自民党が勝つと言われています。いや~、実にお先真っ暗です。

 ま、一つだけ明るい材料は、実際に原発全面再稼働などした日には、数年も経たずして核燃料プールが満杯となり、原発の運転継続ができなくなることでしょう。もちろんそうなれば、この時点でやはり電力会社は行き詰まり、電気料金の法外な値上げをするほかなくなります。それまでに、電力自由化等の改革をやっておかなければ、政権は電気料金値上げをめぐって批判の矢面に立たされ、改革をやっておけば(競争相手に負けるので電気料金の大幅値上げはできず)既存電力会社が大量倒産し、訪れる経済危機に政権がきりきり舞いさせられることになるでしょう。どっちにしても上手くいかないぞ、ざまーみろ、原発推進派、って、まあ、ツケはどうせ国民に回ってくるのですが。う~ん、これが唯一の希望という、実に、ブラックな未来であります。

 まあ、当面は、この“核のゴミ置き場パンク・クラッシュ”を避けるため、政権は中間貯蔵施設を次々と建設して行くことになるでしょう・・・しかし、札束攻勢で各地反対運動をねじ伏せ、施設建設を行なうにも、それなりの時間が必要です。核廃棄物の増加に間に合うタイミングで核廃棄物貯蔵施設を建設して行けるのか、見ものといえば見ものです。それにしても、日本全国を核のゴミ置き場と化して、どこまで行くのか、こうなったらもっとブラックな未来であります。

 著書に書いたからには、少しは頑張れ枝野!!


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