これは却ってヤバいのか・・・原子力安全協定完備の九州
2012-10-22
当プログ17日の記事では、「防災対策・・・略・・・がきちっとできていない状態での再稼働はあり得ない(と思う)」という、原子力規制委員会の田中俊一委員長の発言を真摯に受け止めれば、周辺に防災対策の出来ていない地方自治体がある限り、原発再稼働できないことになるわけで、原子力規制委員会が防災対策地域と考える30km圏内自治体にとっては、防災対策策定をサボタージュするということが、反再稼働運動の手段となり得るのではないかという可能性について考えてみました。で、その翌日、中日新聞が伝えたことは、関西電力がわけの分からない理由付けによって、美浜原発30km圏内にかなりの面積が含まれる滋賀県長浜市との原子力安全協定締結を拒否しているという事態でした。各地方自治体が防災対策を策定するには、その前提として情報提供その他含めた電力会社との協力体制が必要なはずで、原子力安全協定も結べない段階での再稼働はできないんじゃないか・・・もっけの幸いなのか? と、考えてみたのが、一昨日の当ブログの記事でした。
しかし、そうすると今日の朝日新聞の記事、
「〈原子のクニ〉県境越え協定の動き」(朝日新聞デジタル 10月22日)
って、実は却ってヤバい? 九州では福岡・長崎・熊本と、原発立地県の佐賀・鹿児島の周り、みんな安全協定結んだじゃないですか、内容はともかく。これ、原子力規制委員会から、「再稼働の環境整備が進んでいる」とされたら、ひとたまりもないじゃないですか・・・。
う~ん、原子力安全協定、結んでなければ結んでないで問題だし、結んでいれば結んでいるで問題かもしれない。まったくどうしたら良いのか・・・・
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