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続々・だから高く仕入れ過ぎだってば

2012-11-29
 昨日放送されたNHK「クローズアップ現代『“ジャパンプレミアム”を解消せよ~密着 LNG獲得交渉~』」、題名を見て、これはきっと日本のガス買い付け人の努力を描いて、“電力は頑張っている、それでもガスは高くなってしまう(だから原発再稼働が必要だ)”的な番組だろ、と思いつつ、見てみたのですが、さすがにそんなストレートなプロパガンダじゃなく、むしろ面白い点が多くありました。

(番組開始14分くらいから)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)上席エコノミスト 野上隆之氏の話し・・・
野上「日本の場合はLNGについて、国内に資源がなかったということもございまして、供給の安定が第一ということで、たとえば電力会社さんなんかは、LNGを輸入してきて、それがたとえ高い価格であっても、供給が大事ということで、その高い価格を消費者に転嫁をしていく、それでよしとするということがあった、そういうような体制であったことは否定出来ない・・・」
国谷「競争に曝されていない、ということも努力を怠った背景にありますかね」
野上「・・・そのような体制に加え、地域独占といったこともあって、価格交渉に対するインセンティブを働き辛くさせていた・・・」

 もろに電力の地域独占体制に対する批判が語られました。
 ついでに面白かったのが、

(番組開始16分55秒くらいから)大阪ガス資源トレーディング部 揚鋼一郎ゼネラルマネジャーの話し・・・
 「思い切ってリスクを負ってでも(LNGを)買いに来るバイヤーは必ずいてますので、常に保守的になっていると常に負けるということになりますので」

 これ、当ブログで書いたことそのままです。つまりこれまで日本のガス会社は、思い切ってリスクを負うことをせず、常に保守的になっていたので、(安いLNGの購入競争で)常に負けてきた、ということの裏返しの表現じゃありませんか。(あ、ちなみに、私が昔、話を聞いたのは大阪ガスではありません。)

 さてそれで、肝心の電力会社はというと、原発依存率の低い中部電力が登場(番組開始後5分35秒くらいから)。とりあえず最大調達先のカタール・ガスと価格改定交渉をしていますが、「LNG価格=原油価格×a」という原油連動価格決定契約がどうにもならない状況。原油価格の上昇に従って、お値段上昇中。しょうがないからアメリカでガス田開発に噛んで、LNG調達先を多様化させようとしているという話・・・独自の生産が始まるのは2017年からということで、「もう少し時間がかかります」。
 それにしてもカタール・ガスの場面でナレーションが語りますが「日本の電力会社は、(LNGを)安定して確保するため、ほとんどが20年以上の長期契約を結んできました」とのこと。まさに“リスクを負わず安定追求、高値は消費者に転嫁”です。言い値で20年契約の電力会社と比べれば、ガス会社なんてまだしも頑張っているわけです、負け続けてるけど。

 あ~あ、しかし、こんなヘタレじゃ、原発でも動かさないことにはどうにもならんな~、・・・となるのが、この番組の高等プロパガンダ戦術?


(ジャパン・プレミアムの実態--番組中で示された価格)
 LNG購入価格
  アメリカ  3.50ドル/百万BTU
  イギリス 10.46ドル/百万BTU
  日本   15.42ドル/百万BTU


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