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原発止めると、なぜ上がる? 電気料金

2012-12-14
 昨日、12月13日の朝日新聞(西部本社版)、とても興味深い記事編成でした。原発止めるとなぜ電気料金が上がるのか、その理由が浮かび上がってきます。まず結論を書いておきましょう。原発止めると電気料金が上がるのは、“燃料代のせいじゃない、(使ってない)原発の維持費が高いんだということです。

 まずはこの記事です。

敦賀への支払い
(朝日新聞12月13日西部本社版朝刊)

 「家庭向け電気料金を平均11.88%値上げしたいと申請していた関西電力が、廃炉の公算が大きい日本原子力発電敦賀原発(福井県)から電力を買う費用として、年間300億円程度を電気料金の計算の基礎となる『原価』に含めていることが12日、経済産業省の電気料金審査専門委員会で明らかになった。・・・略・・・関電は敦賀原発から買う電力量を『ゼロ』と見積もる。発電しない前提で巨額のお金を日本原電に支払うことになるが、関電によると、発電電力量にかかわらず原発の修繕費や点検費などの維持費を『基本料金』として日本原電に払う契約だからという。」(上掲記事)とのことです。
 既に何回も当ブログでは書いた通り、最初から原発を持たない沖縄電力の電気料金が、他の原発を持つ電力会社と比べてせいぜい1割り増し程度なんですから、原発止まった電力会社の電気料金、“2倍に値上がり”(枝野経産相・談)なんて馬鹿げているのです。それにそもそも、本土電力会社各社は、沖縄電力よりもはるかに規模が大きく、スケール・メリットが見込めるのですから、沖縄電力よりも安く売電できて当然なのです(離島もないし)。
 それでも電気代2倍といった話が出てくるのは、要するに止まった原発の維持費用が余計にかかっているから、ということになります。
 もちろん、社外から電気を買う契約になっている日本原電への無駄金は、こうして見える形になって出てきますが、原発維持の無駄金はそれだけではありません。日本原電にそれだけの金を払う必要があるならば、関西電力自身、自らが所有する大飯原発・美浜原発・高浜原発、それぞれ、同様の金がかかっているということになります。これが原発停止後の電気料金を押し上げる原因です。
 かくして電力会社の電気料金値上げ申請、原発依存率の高い会社から順に出てきてます。さて、今後も原発動かせないとどうなるか、原発依存率の高さ一番手と二番手の関電・九電の値上げ予想、それが次の記事です。

35パーセント値上げ
(朝日新聞12月13日西部本社版朝刊)

 九電は「原発ゼロなら『35%値上げ』」です。ちなみに関電は30%だそうです。10%を超えるぶん(沖縄電力の電気料金を超えるぶん)は燃料費なんてではありません。使わない原発維持するための無駄金です。

 まあ、燃料代も無駄に高い代金支払って、故意に高くつくようにしているとしか言いようのない事態も存在していますが。 → その1 その2 その3


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