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やる気あるのか?? 電力規制緩和・電力改革 その2

2013-02-18
 電力会社が利用者を無視し、原発で作った高い電気を売りつけることを可能にしている現行電力制度、その最大の問題は、総括原価方式と地域独占という2つの仕組みにあります。供給側の都合で勝手に電気料金を決められる(発電に金がかかればそれに応じて電気料金をいくらでも上げられる)総括原価方式、と、それを買うのが嫌でも利用者に他から電気を買えなくする地域独占制度です。
 規制緩和とは、できた当初は何らかの意義があったとしても、現在では特定の既得権益者を守り、利益保証することにしか役立っていない理不尽な規制を撤廃することです。安倍政権は「規制改革」という言葉を好み「規制緩和」という言葉は嫌っています。“規制を改革”するとは“新たな規制に作り直す”という意味ですから、新たな利益独占者を作りたいという意図を持っているようにも見えます。

 さてそこで、実際のところ、安倍政権の「規制改革会議」は、電力規制緩和をやる気があるのでしょうか??
 第2回 規制改革会議の資料がホームページに掲載されましたので、ちょっと見てみましょう。
 この会議で配布された「これまでに提起されている課題の代表例」の中の「Ⅱ.エネルギー・環境」の部分を書きだしてみます(強調は当ブログ)。

[書き出し開始]----------------------------------

Ⅱ.エネルギー・環境
 (囲み説明省略)

1.自然公園・温泉地域等における風力・地熱発電の開発可能地域のゾーニング
 (説明略)
2.電気主任技術者の選任要件緩和
 (説明略)
3.変電所のバンク逆潮流制限の緩和措置
 (説明略)
4.石炭火力発電所建設時の環境アセスメント手続におけるCO2排出に関する予見性の向上
 (説明略)

5.電気事業制度改革(小売全面自由化、送配電部門の中立化等)
 一般電気事業者は、家庭等の小口小売部門について地域独占が法定されており、その電気料金は、総括原価を基に算定される料金と燃料費調整額を合算して算定されている(いわゆる総括原価方式)。
 電力需給の安定に万全を期すことを前提としつつ、広域系統運用の拡大、小売全面自由化、送配電部門の一層の中立化等の抜本的見直しにより、電力市場の適正な競争環境へのソフトランディングを図るべきではないか。

6.農地に太陽光パネルを設置する場合の手続の簡素化
 (説明略)
7.慣行水利権に従属する小水力発電の普及促進
 (説明略)
8.バイナリー発電設備に係るボイラー・タービン主任技術者の選任及び工事計画届出等の不要化範囲の見直し
 (説明略)
9.グリーン料金メニュー等への対応に係る地球温暖化対策推進法上のCO2排出係数の算出方法の見直し
 (説明略)
10.次世代自動車等の普及を加速するためのインフラ整備(急速充電器、ガソリンスタンド、水素スタンド、天然ガススタンド等の設置に係る保安規制等の見直し)
 (説明略)
11.地域の自立型電源設置スペースとしての公共空間利用
 (説明略)

[書き出し終了]----------------------------------

 まあ一応、「地域独占」と「総括原価方式」について、記載はあります。でも、「ソフトランディング」というのは、なんか官僚用語で「当分やる気ない(当然、先へ行ってもやる気ない)」ということのように見えます。
 しかしそれにしても、電力制度の根幹である地域独占と総括原価方式が、「2.電気主任技術者の選任要件緩和」とか「6.農地に太陽光パネルを設置する場合の手続の簡素化」といった、ちょっとした規則変更レベルの問題と同列に並べられるこの“課題例”、なんなんでしょう?? これ結局、「11項目中、8項目を実現」とかの“成果を出す”ための作文ということでしょうか。で、もちろん、地域独占と総括原価方式については、「わずかの項目だが今後の課題として残った」で、終わりになるのではないでしょうか。
 なんかこういうミエミエのやる気のない作文、どうにかならないもんかな~。

 この会議、新聞で報道されるとこんな感じです ↓

規制改革2月16日
(朝日新聞2月16日西部本社版朝刊)


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