廃炉について2つの動き
2013-06-03
当ブログで廃炉費用について検討してみたのはちょうど2週間前のことでした → 「廃炉って、なんぼのもんや?」。確かに、安くはありませんが、廃炉処理には30年くらいはかかると考えられますので分割払いにし、電力会社の経営規模も考えてみれば、2%も電気料金を押し上げないで済むところがほとんどでした(廃炉費用について、政府・電力の発表を鵜呑みにすれば、の話しですが)。ただし会計処理は、単年度で計算しなければならないので、これが最大の問題かも~、と記しましたが、さすが経産省、この問題について検討するそうです。
「廃炉にしやすく会計規則変更へ 経産省が検討」(47ニュースHP 6月1日)

(朝日新聞6月2日西部本社版朝刊)
やってもらいましょう。
それに、廃炉費用、実際はもっと安く計算できるという話も、
「全原発の廃炉費用1兆7千億円 ゼロの会、国の試算大幅下回る」(47ニュースHP 5月30日)
いや~、私なんぞは、実際は高くつく廃炉費用を、電力・経産は安く偽装して積立金負担を軽減しているだろうと勘ぐっていましたが、原発続行しようとした場合の改修費用と相殺してみれば、そりゃもっと安く見積もることもできると、こう来ました、「原発ゼロの会」です。頑張ってください。
まあ、廃炉そのものはこんな費用なら気は少し楽になりますが、使用済み核燃料処分の問題まで片付くわけではありませんので、やはり早く原発やめたほうが良いでしょう。原発動かしていれば、処分しなければならない核のごみがさらに溜まるわけですから。
はいぃぃぃ?? 「九電みたいな小さな電力会社でも、原発動かせば毎日10億円は儲かる。だから動かしましょう」ですかぁ~。いや、この「儲け」と言うのは、結局、電気料金をバカ高く絞りとるから出てくるだけの話ですし、それになにより、電力会社はその金、ガメちゃうだけで、積立金に回さないのですから、電気利用者には後でまた高額請求書が来るだけです。ホント、やめて欲しいんですけどね。
tag :