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福島市は大丈夫?? 日本原子力研究開発機構、怪しいヨウ素汚染図

2013-06-28
 日本原子力研究開発機構は昨日、6月27日、福島原発事故で発生したヨウ素汚染の推計地図を発表しました → プレスリリース
 半減期が8日と短いヨウ素131の拡散・汚染状況、事故直後のデータが不十分であるため、なんらかの推計によって事態を再構築してみないと、様子がつかめません。当プログではNHKが報道する、滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏のグループの活動に注目して来ました → その1その2の1その2の2その2の3その2の4
 しかし“民間”にばかりやらせといてはマズイ、と思ったのか“公的”な機関による分析結果の発表です。
 この発表、なんといっても目を引くのが、4つの図です。

画像7s - コピー
「研究の背景/研究内容と成果」、スクリーンショット切り出し)

 簡単に言えば、左上の図ように飛行機を飛ばして記録した放射線データがあるので、その記録からヨウ素131汚染を抽出する計算法を開発して地図を作成すれば、右上の図になる。でもって、これをかつて文科省が土壌の放射能汚染データから作成した図、左下と比べてみれば非常によく似ている。だから新規開発のデータ解析方法は使えまっせ~、という内容。なお右下の図は文科省作成のセシウム134汚染図で、ヨウ素131の汚染は、セシウム134と違って南側にも広がっていますね~、という参考図ということになります。
 話の主題は、“空からの測定だけでお手軽に汚染地図が作成できます、新規開発手法、ぜひあなたも”というものですので(いや「ぜひあなたも」とは言ってないか~、「当社にご用命を」か)、ま、特に何と言うことはないのですが、気になるのが地図・・・右上の図を部分拡大してみましょう。

補正後

 この図を見ると「汚染の濃いところ(黄緑以上)は川俣あたりで終わり、福島市は無事だ~」と思いませんか。
 しかしです、4つの図の左下の図だと福島市あたり、地上測定データとして、黄緑の点がいっぱいあります。

補正前

 ここんところです↓ 輪で囲った部分。

補正前2

 えい、着色しちゃえ!! ↓

 補正前3

 福島市、この辺って、市街地じゃなかったか?? こんな所に住んでいて大丈夫か?? このあたりまで、黄緑の汚染域は広がっていると考えるべきだと思うのですが、でも、4つの図の右上(部分拡大図の一番上)の図では「ああよかったね」となりそうな・・・

 いや、今回の発表は、「あくまで“解析方法ができました”っていう発表で、(飛行機で取ったデータが元なんですから)飛行機が飛んでない福島市近辺は図の着色領域から外れたというだけのことです」、と言われると、まあ、そうなんでしょうけど、結局、右上の図が広まっていくことになる(←朝日新聞、みごとに引っ掛かってます)んですよね。臭いものには蓋的な、なんかそこはかとない悪意を感じる今日このごろです。なんてったって、日本原子力研究開発機構ですもんね。


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