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【放射性ヨウ素131の拡散】美浜原発だったら(8)京都・大津・奈良

2013-07-09
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、原発敷地内の活断層が議論されている美浜原発です。この原発、1号機、2号機は建設後40年を過ぎ、本当は廃炉にすべきなのに、廃炉のための積立金が最も不足している原発ということで、どうするんでしょう? でもって現在、例によって停止中なんですが、止まっているにも関わらず、今年2月には煙モクモクの事故を起こすという、ほんとうにしょうもない原発です。
 この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131福井美浜340

 ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 既に京都・奈良大津方面は作図していますが、これまでは到達距離を重視して汚染地域原図の北を合わせて来ました。今回は、面的な広がりのイメージを重視して、汚染地域原図の南側と合わせています。京都・奈良・大津方面が広域にわたって汚染される図となっています。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


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