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【放射性ヨウ素131の拡散】志賀原発だったら(5)富山・長野その3

2013-08-14
 福島原発事故の際の放射性ヨウ素131による汚染状況図ならびに、放射能雲の広がり、非常に広大な地域に及ぶ放射能汚染の可能性を示唆しています(滝川雅之氏・鶴田治雄氏・岡野眞治氏の作成されたシミュレーション・・・NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく~消えたヨウ素131を追う~」1月12日午後9時00分~10時13分 放送で紹介)。
 当ブログでは、汚染状況図と、ある一時点での放射能雲の広がり状況を重ね合わせた図など作成し、季節風との関係を考えてみたりしてみました。
 さてそこで、他の原発で重大事故が起きた場合どうなるのか、この時の“汚染状況+一時点での放射能雲の広がり”図を、他の原発に重ねてみることにします。
 今回は、北陸電力の志賀原子力発電所です。この原発、活断層でレッドカードを貰い、ご多分に漏れず反論しようとしたものの、それさえ困難なようで、報告書の提出は9月末予定と延期され、再稼働審査の請求さえできていません。もともと、1999年6月には臨界事故を起こしており、そのせいもあり、通常は70~80%程度となる設備利用率が1号機で約64%、2号機で約35%と、まともに動いていない(リンク先は日経新聞HP・・・無料登録で閲覧可)ことこの上ない原発です。しかも、炉の形式が福島第一原発と同じ沸騰水型(2号機は改良沸騰水型)ですからフィルターベント装置も必要と、ホント、さっさと諦めて廃炉にした方が経営上もプラスだろうと思いますが、北陸電力は600億円以上をかけて改修工事をするそうです。まあ、この原発、関西電力の値上げ原価に算入されていますから、そっちの方からだけでも維持しているだけで(発電をしていなくても)年間百数十億円の収入を北陸電力にもたらしてくれるわけですが・・・。
 この原発にヨウ素131汚染状況図を重ねてみます。事故が起きれば下図のようにもなりかねず、再稼働は勘弁願いたいものです。

ヨウ素131志賀-80

 ピンクの“放射能雲の広がり”は、あくまで2011年3月15日10時時点のもので、ゆらゆらたなびき広がる一瞬の姿ですから、「あ~、このあたりに放射能雲が掛かることもあるのだな」程度の意味ですが、気象・地形その他の条件によっては、このあたりまでホットスポットができる可能性があるということになるでしょう。また、汚染物質を含んだ気体は、一様に薄まるのではなく、濃いところと薄いところがマーブル状になって広がりますから、ちょうどピッタリのタイミングで、濃いところを吸い込めば、それなりの被曝をする可能性もあることになります。
 前回から更に角度を回してみました。長野県は広いので、けっこう角度回しているのですが、あまり違いがわからないかもしれません。依然として富山から長野、広範に汚染されそうです。


・背景とした地図はKenmapで作成した白地図です。フリーソフト作成者のT. Kamada様、ありがとうございます。


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