「放射能汚染、考えられて来たより更にひどかった」
2013-10-14
除染について助言を行うため、国際原子力機関(IAEA)の専門家チームが来日しているせいもあってか、外国でも改めて福島原発が報道対象になっています。
(アルジャジーラ 10月13日)
「国連“恐れられていたより更にひどかった福島の放射能”」と見出しに記されています。本文を読んでいくと原発労働者の被曝量について「日本の当局は実際の放射線量より20%過小評価していた」とのことです。
見出しは新聞社が手を入れますので、これと同じではありませんが、この記事、ロイターの配信ですので、世界中あちこちの新聞社のホームページでお目にかかることができます。なお、日本でも同じことについての報道はあります。
そうそう、ちょっと前の話になりますが、福一周辺の放射線量は東電発表より「18倍もひどかった」という記事もありました↓

(BBC 9月1日)
これは、東電が使用していた測定器が100mSvまでしか読めないもので、ちゃんと測れる測定器で見たら1800mSvだったというもの。お粗末というべきか、こんなのありかよ!! 意図してのごまかしかよ!?
当ブログでは、とりあえず「公式発表」ということで、東電や国の数値を使用することが多いのですが、なんかやっぱり信用できない数値なんですね~。
かくして、これまでの国の発表などは間違いで、福島はチェルノブイリよりひどい(つまり最悪の)核事故であるということになります。

(ENENEWS 10月12日)
「日本の原子力当局トップは“福島は空前の災害、恐らくはこれまで起こった中で世界最悪の核事故”と語った」と、ENENEWSは伝えています。
内容自体はちょっと古くて、今年4月に行われたPSAMでの原子力委員会・近藤駿介委員長の公演、および、鈴木達治郎委員長代理の話のことのようですが、要するに国の原子力委員会の認識として、福島原発事故は過去最悪の事故だということになります。
ひどいな~、日本の政府、そして、メディア。このこと認識して隠してるのか、認識してないのか? 「単に口に出してないだけ」?? いずれにせよ、最低だな。
日本の脱原発運動の伝え方についても、外国メディアの方が大きく感じるのは私の偏見か?
↓昨日の「原発ゼロ統一行動」の報道。

(RT network 10月13日)
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