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八木・電事連会長の世迷い言

2013-10-26
 電気事業連合会会長・八木誠(関西電力社長)の定例記者会見(昨日、10月25日)での言葉が、共同通信のサイトに掲載されています。

八木会見131026
47NEWS=共同通信 10月25日

 「安定的なエネルギー供給には原発が必要と強調した」と、要約されています。記者会見発表の原稿は電気事業連合会のホームページで見ることができます↓

 「今冬の電力需給見通しについて/国のエネルギー政策議論に対する私どもの考えについて/原子力緊急事態支援組織の整備状況について」(電気事業連合会HP 10月25日)

 この文章、ありがちな、わざと論理関係を曖昧にする書き方で書かれていますので何も明確にならないのですが、この文章の第2項目「国のエネルギー政策議論に対する私どもの考えについて」で触れられている、電力政策の考え方のポイントは、前振り的に〔地球温暖化〕、そして〔S+3E・・・安全確保、安定供給、環境保全、経済性〕となっています。中でも安全確保は、「第一次オイルショックから丁度40年」であり、電力政策は「安全確保を大前提に」考える必要があるとされているところから、他の要素にまして重要とアピールされていることになります。そしてこの文脈の流れを受ける形で原子力の重要性が強調されています。
 何を長々と書いているかというと、要するに共同通信の要約は妥当で、電事連八木誠会長は、“安全確保のために原発を”、と語ったことになります。

 ここで注目しておきましょう、「原子力は経済的だ」という主張はなされなかった、ということを。既に「発送電分離したら原発は持てない」と発言し、原発の経済性を否定した当人ですから、これは当然のことといえば当然のことですが、やはり確認しておきましょう。

 このところ安倍首相は毎年4兆円の国富が流出していると強調し、原発の再稼働を訴えています。そして「だから、原発は必要だ」と言っています。しかし、ここには大きな議論の飛躍があります。
 効率的な発電システムに投資せず、原発にばかり投資してきたせいで、現在の日本の発電システムで原発止めておけば、経済的に不利になります。他の要因もいろいろありますが(特に燃料価格を円安で高騰させるアベノミクスとかですが)、そりゃあ、これまで金かけた原発寝かせとけば、余計な金がかかるのは当然です。
 ただし、このことは、将来に渡ってもそうだということを意味しません。経済性のない原子力発電を行なうことは国富の浪費・消耗です。電事連会長でさえ認める経済性のない原子力発電は、速やかに終息する政策を推進しなければなりません。これが論理的帰結です。

 実際、原発の不経済性は、今、顕になってきています。帳簿外に飛ばされていた廃炉費用、使用済み核燃料処理費用、様々なリスク負担費用、そして一旦事故が起きてしまった場合の事故処理費、等々、いろいろな金食い虫が顕在化してきています。最早こんなに高くつく発電方式を続行することは許されません。

 さてそこで八木会長、“安全確保のために原発を”です。よく言いますよ、福島の後に。電気供給だけ安全でも、国土が住めなくなっちゃ、安全もへったくれもありません。それに今や、輸入燃料に依存した火力ばかりが原子力発電の競争相手じゃありません。再生可能エネルギーなら、ウラン鉱石みたいな輸入品も必要ありません。「不安定?」ご冗談を。地熱ほど安定な発電手段はありませんし、バイオマスだってあります。その気になればどうとでもできます。
 高い電気料金となり、電力会社だけが儲かって都合の良い原子力発電、この発電の維持・推進を要求するとは、厚顔無恥に「俺に(お前たちの)金よこせ~」と叫ぶのと同じです。こんなことを言うために、よくもまあ恥ずかしげもなく、定例記者会見なんてできるものです。



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