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福島第一事故で、海にはどの程度、放射性物質が降ったのか?

2013-11-03
 福島第一原発事故で放出された放射性物質の拡散状況について、様々なマップが発表されてきました。その多くは地上で観測されたデータによるものでした。
 しかし、日本の地形・風の状況を考える時、地上に降った放射性物質はあまり多くないかもしれません。海に、かなりの部分が降下したのではないでしょうか。
 次の2つの図は以前、このブログに掲載した図です。

日本周辺の風

 冬に事故が発生したため、北西風が支配的だったはずです。そして実際、放射性ヨウ素の拡散状況としては、次図のように、あらかた海へと流れた時間帯もありました。

P031717s.jpg

 ということで、このブログでいくつも作成した重ねあわせ図、陸での観測結果をもとにした図を使用した結果、海への降下ぶん抜きになってしまっていて、マズイのではないか、と思えてきました。
 海への降下ぶんも記されたマップということで、目に入ってきたのは『世界』10月号の藤田祐幸氏の記事の扉に掲げられた次の図でした。というか、この図を見ていて、「(陸地データの図ばかりじゃ)ちょっとマズイかも」、と思った次第。

世界藤田祐幸

 ホント、茨城県沖から伊豆七島東洋上へ向けて伸びる汚染地帯、かなりシビアです。
 でも図がかなり大雑把な感じ・・・それはしょうがなくて、海への降下ぶんは、船でリアルタイムで測定して回ることは当然難しいですし、後からの測定もできませんから、シミュレーションとなるほかなく、細かい図は難しいみたいです。
 それで、ネットあちこち見てみれば、やっぱこれでしょうか、米国科学アカデミー紀要に掲載されたTeppei J. Yasunari, Andreas Stohl, Ryugo S. Hayano, John F. Burkhart, Sabine Eckhardt, and Tetsuzo Yasunariの論文、2011年11月と、古いですが、ネットに上がっています

Cs137PNAS.jpg

 これはセシウム137だけの図ですが、やっぱり大量に太平洋に降下しています。茨城県沖なんて、すごいもんです。こういう図を見ると、「(陸地に大量降下しなくて)あれでもラッキーだった」と頭の中に言葉が出てきてしまうのは、やっぱりマズイですかね・・・。

 それにしても、こういう図を見ると、福島の地上の状況だけを参考にして作られた、PAZ-5km、UPZ-30km、PPA-50kmなんていう防災対策、全く信用出来ないことがよく分かります。


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