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朝日新聞よ、お前もか!! 「原発停止で貿易赤字」の神話

2013-12-09
 財務省の国際収支状況の速報が発表されました。ま、赤字です。それはそれとして、どう報道されたのか?

 「経常赤字は9カ月ぶり。原発が止まって燃料の輸入などがかさんだ結果、企業の海外でのもうけを還元する『所得収支』の黒字では補えなかった。」(朝日新聞HP記事「経常収支、9カ月ぶりに赤字 10月の国際収支」12月9日11時36分)

 来ました、「“原発停止で貿易赤字”神話」。
 これに対し、会長・経営委員会人事で安倍支配の強まるNHKですが、その報道ぶりは全く違います。

 「ことし10月の日本の経常収支は、円安で原油などの輸入額が増えて貿易収支の赤字額が大きく拡大したことから、1279億円の赤字と、ことし1月以来、9か月ぶりの赤字となりました。」(NHKホームページ「10月経常収支9か月ぶりに赤字」 12月9日9時55分)

 NHKは「原発」のゲの字も言及しません。昼12時のニュースでも確認しましたが、このトピックに関して、「原発停止」も「発電用燃料」といったことも、いっさい言いませんでした。原油の輸入額は単に「円安のため」増大したとされただけでした。また、アナウンサー記事では、これと並んで貿易赤字の原因として「中国からのスマホ輸入」が挙げられていました。

 で、実際はどうなのか?
 河野太郎氏のブログ記事「経産省の嘘」によると、「原発停止の影響による焚き増しのための燃料費の増加は1.4兆円から1.6兆円」、その後の円安のせいで実績額2.1兆円となったとあります。
 これと比べるためには、年額で考えなくてはなりませんから、スマホその他、電子工業品目の輸出入の状況を年額で計算してみます。
 今のところ、(社)電子情報技術産業協会のホームページで発表されている統計数値で輸出入揃っている最新のものは2013年9月ですので、2012年10月~2013年9月まで、電子工業輸出入実績を計算してみます。発表されているデータの形式から2012年分は月別の数値、2013年分はまとめての数値が得られ、次のようになります。

電子工業輸出入実績-現在
(単位:百万円) 輸出 輸入 差引
2012年10月 726,882 744,832 -17,950
2012年11月 712,440 789,235 -76,795
2012年12月 709,894 670,685 39,209
2013年1-9月 6,733,406 7,063,622 -330,216
12年10月-13年9月 8,882,622 9,268,374 -385,752

 3千9百億円程度の輸入超過、赤字です。
 これに対し、福島原発事故以前の同時期の数字は次のようになります。

電子工業輸出入実績-福島原発事故以前
(単位:百万円) 輸出 輸入 差引
2009年10月 917,003 599,533 317,470
2009年11月 849,081 625,525 223,556
2009年12月 852,184 604,998 247,186
2010年1-9月 7,805,879 5,993,281 1,812,598
09年10月-10年9月 10,424,147 7,823,337 2,600,810

 2兆6千億円の輸出超過、黒字でした(過去形だにゃ~)。
 かくして、福島原発事故以前と現在で、電子工業品の輸出入、差し引き3兆円ほど(2,986,562百万円)、貿易収支を悪化させています

 ということで、福島原発事故以前と比較した現在の貿易赤字の主犯は、電子工業品の3兆円です。これに対し、実績値で2.1兆円、アベノミクス円安がなければ1.4~1.6兆円の影響で済んだ原発代替燃料費は、これより格下ということになります。
 しかるに(あ、文語だ~)、朝日新聞の記事では「原発が止まって燃料の輸入などがかさんだ結果」貿易赤字です。これが唯一最大の赤字原因という記事です。とんだ見当外れです。原子力ムラに洗脳されたか、あるいはもっと具体的に金貰っているのか?
 まったく、朝日新聞ともあろうものが言論統制くらっているNHKよりしょうもない記事を書いて、どうするんだ!!



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